ステアリングが重い | 動きの哲学、日常のヒント

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ピラティス、ストレッチ、ヨーガ、武道などの学びと想い。ピラティスの還暦男インストラクターが20年考えたこと

転んでもただでは起きない。そういう考えも大事ですね。
発想の転換ですね、今後の時代は、ますますマイナスのことをプラスに転換していかないとですね。


かつて私が柔道をやっていた時代の、その引退のずっと数年後に、某大先輩が(現在はお亡くなりになっていますが)、「車のステアリングが重い」という話をしていたのです。

それが重機なのか乗用車はのか、覚えていないのですが、感心したのは、次のようにプラスにとらえていたことです。

「だから、柔道の組手のいい練習になるよ」


ステアリングが重いことのメリット・デメリットは様々で、メリットは操縦の安定性ですが、それと全く別の考えで、「体が鍛えられる」という考えです。


すごいな、この人と思いました。話のネタと思ってのことかもしれませんが、実際にそうやっているようでしたから、自然にプラス思考の人だと、思ったものです。

柔道をやっている人は、たぶん皆思いますが、柔道で相手と組み合う時、その瞬間、ある程度実力差が分かることがあります。

強い人は、どうしようもなく、この段階で強いです。


腕や肩・胸の「強さ」がいい組手をとるために重要です。よく、国際試合で組み手争いしますよね。それだけ重要です。勝敗も左右します。


確かにステアリングが重いと、筋力と、バランスのいい体の使い方が鍛えられる。

具体的には、手首・前腕の筋肉、上腕三頭筋(二の上の筋肉)、僧帽筋(首肩の筋肉)、大胸筋・前鋸筋(胸の筋肉)など、総動員します。




ちなみに、ピラティス用の小道具を使って、これらの能力を高めたい場合は、下の写真のような「ピラティスサークル」(ピラティスリング)を使います。




両側から押したり、斜めにしたり、押したまま保ったり。そうすると、大胸筋・前鋸筋はじめ、上半身の筋肉が動員され、いい運動になります。


以前は、特別な道具でしたが、今は、人気もあり、百キンでも(百円ではなかったと思いますが)、北欧雑貨「フライングタイガーコペンハーゲン」でも売っています。



話を元に戻して。。。卑近な例かもしれませんが、大変なことでも、プラスにとらえることが出来る。死ぬまで忘れずにいたい、身近な生活哲学です。

それにこれからの時代は、不透明ですから、私たちのちょっとした個人のプラス思考に過ぎないことも、大げさなようですが、新しい価値観、常識のいい意味での打破、パラダイムシフトにつながることもあるかもしれません。





参考
フライングタイガーコペンハーゲン HP
値段は以前購入したので忘れていたけど800円でしたか。安い。