クラス参加者にも、トレーニングの合間で、つまり次のクラスまでの日々の生活の中で、日常生活で練習するようなヒントを時々お話しします。
例えば電車の中で、吊革に「軽く」捕まって、触れるか触れないかほどに立つ。弱く吊革に触れた状態で、腹部の深層筋を「クっ」と軽く引き締め、(腹横筋・骨盤低筋がオン!)、ユラユラと電車に揺られます。ピクニック気分でやってみましょう、ということですね。
慣れてくれば、なかなか気持ちがよく、揺られながらも安定するものです。
ゆられながら安定。。。そう、ジャイロスコープのように。
コツは・・・・小さく揺らいでもいい、と思う事。ガッシリ「安定」しようと思うと、
力み過ぎとなって、筋肉収縮の部位の濃淡が出ちゃいます。力みやすいところだけ力むことで、アンバランスさが増して、かえって不安定になっていきます。
クラスで、この感覚を、動的な動きの揺らぎから、かえっておなかの深層筋肉の感覚を、こうした意識を高めなければという所で、動的エクササイズもあります。
そうしたエクササイズは時折やりますが、
日常の中で、おなかを「キュッ」と、力まず揺られながら「安定」。
これを通勤などで練習すれば、無料なんだし時間も節約でき、さらに次に参加するクラスでは少し上達しているという、一石三鳥です。
日常生活で、どんな動きを使ってコアトレーニング(体幹強化)ができるか、
工夫してみても面白いです。
そのうちに、無意識に、体幹部の筋肉収縮をできたらいいですね。
でも少しづつなるんです。
歩きの最中、また乗り物の中でおなかの筋肉を思い出したら、ちょっと深層筋肉(腹横筋など)軽く収縮させておくといいですね。
これが、半ば無意識にできてくると、限られた動きの中で、「アッ、このおなかの収縮は、クラスでやっているあのエクササイズと同じ要領だ、そうだあの動きは、今感じてるこんなおなかの感覚を持つようにやれば、エクササイズの動き、とても安定した綺麗な動きになるぞ」などと、
動いてもいないのに、感覚を再現できるようになっていきます。
こんな「畑の水蓮」で体を練っていくのがいいいのか、は賛否アリです。しかし、ひとつの手法として成り立ってはいると思います。
では、ではまた。
