好評 スロートレーニング | 動きの哲学、日常のヒント

動きの哲学、日常のヒント

ピラティス、ストレッチ、ヨーガ、武道などの学びと想い。ピラティスの還暦男インストラクターが20年考えたこと

『スロトレ』に関する本を読み返してみました。

(石井直方『スロトレ』 高橋書店)


『スロトレ』は、その名の通り、スロー(ゆっくり)動かす筋力トレーニング。

自重(自分の体重)を使いますから、負荷を上げるための重りは使用しません。


ゆっくり、自重で行うところが、ピラティスに似ているところです。


スロトレをコア(体幹)も意識して行えば、ピラティスそのものに、かなり近づきそうです。


キーワードは『成長ホルモン』だと思います。

筋力トレーニングによって、成長ホルモンが分泌されると、若返り効果で肌にもいいし、脂肪燃焼を促進します。


有酸素運動のみでは、45分の運動で、200キロカロリー(おにぎり一個分)の消費量のみということと、上手にやらないと、脂肪よりも先に筋肉を分解してしまい、脂肪燃焼を抑える方向に行ってしまうということ。


筋肉とヤセやすさの関係としては、筋肉が付くことにより『基礎代謝』(呼吸や体温維持に使われるエネルギー消費)が上がり、普段の生活の中で脂肪燃焼が起こりやすくなること。


そして、もっとも気を付けなければならないのは、『食事制限』。


食事制限をすることによって、場合によっては、身体が飢餓状態に対する反応として、エネルギーの貯蔵庫である脂肪を体に蓄積しておこうという防衛反応を起こす一方で、逆に、エネルギーを消費(脂肪を燃焼)してしまう筋肉を減らそうとし、結果として『体脂肪ため込みモード』になってしまう。


この『スロトレ』の本は、東大の石井直方先生の著書です。

石井直方先生の講義は、パーソナルトレーナー系の受験対策で講義を受けたことがありますが、とても分かりやすい講義だったのを覚えています。


そして、本というのは沢山の人が読むので、さらに分かりやすく書いてあるんですね。


感心しました。







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