暮らしの中でピラティス | 動きの哲学、日常のヒント

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ピラティス、ストレッチ、ヨーガ、武道などの学びと想い。ピラティスの還暦男インストラクターが20年考えたこと

産調出版という出版社から、ピラティスに関するいい本がいくつも出ています。

↓これは、その中の1冊で、アラン・ハードマン著『暮らしの中のピラーティス』という本です。

ヨガ・ピラティスを楽しむyousukeのブログ~ヨガ&ピラティスLOVE~-暮らしの中のピラーティス











タイトルの通り、忙しい人が、暮らしの中のいろいろな場面で、ピラティスを取り入れるには、どんな場所でどんなエクササイズを行えばいいかを示しています。


例えば、出張旅行先のホテルの部屋の中で行う、四つんばいでの背骨周りのストレッチや、座位から仰向けに寝ていく『ロールアップ』という腹筋運動、また、仰向けで椅子に足を乗っけて行う「腹斜筋」(脇腹の腹筋)の運動などいくつか載っています。これらは、いけますね。


飛行機の中で、座席に手をかけて立ち、大腿四頭筋(ももの前側の筋肉)の運動や、下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)の運動。これは、状況的に、ちょっと無理があるでしょう(笑)。


車の中での肩ほぐし、これもいけますね。


あとは、例えば、家事をやっている最中のピラティス。

これは、要するに、掃除機をかける、アイロンをかける時など、家事を行うときに、姿勢に気を付け、お腹に少しだけ力が入っていることを心がけることです。

この辺は、気をつけると、ずいぶん身体の疲れ方などが違ってくると思います。


あとは、僕が提唱するのは、電車の中でのピラティス!

これは、周りには全く分からずできます。

吊革に、ごく軽~い力で触れるようにつかまります。電車が揺れたときには、すぐにキチンとつかまれるように常に準備していてください。

ごく軽くつかまった状態で、電車の揺れに合わせて膝を少し柔らかく保ちながら、バランスをとります。

その時、「腹横筋」(お腹の奥のほうの深層筋=インナーマッスル)を引き締めておきます。


これだけですね。

シンプルで、周りからも特に何もしていないように見えますが、「腹横筋」を鍛錬するちょっとしたいいエクササイズになります。