星については全く無知で、あまり興味も無かったのだけど・・・・
下のようなコラムを見つけて『南極老人星』と呼ばれる星のことを知ってしまった。
「南極老人星」は、見ると長生きできるとの言い伝えのある赤い星だそうな。
「りゅうこつ座」の1等星「カノープス」が正式な名前だそうだが、悲しいことに聞いたこともない。
せっかくだから、この星のことをネットで勉強してみた。
「りゅうこつ座」の「カノープス」
「りゅうこつ座」の「りゅうこつ (竜骨) 」(英: keel)とは、船舶の構造材のひとつで、船底中央を縦に、船首から船尾にかけて通すように配置される強度部材のことだそうな。
りゅうこつ座のカノープスは非常に明るい星で、シリウスに次いで恒星としては全天で2番目に明るい星。普段は見づらい星だけど、2月は見やすい季節だという。
さて、先のコラムに話を戻すと、「低いところに見える星で出たと思ったらすぐに沈み、天候や大気の状態にも左右されるため、なかなか見られません。なので見られたらラッキー、長生きできる!ということなのです。」
ということで、長生きするためにも、僕も是非見てみたい!と思ったのだが、それはさておき、次のようなスゴい話が次に続く。
この星、日本でも昔から見られていて、各地でいろいろな名前がついています。例えば岡山県瀬戸内市牛窓では「オーチャクボシ(横着星)」。まさに、ちょっと出ていなくなる。
ちょっと待て!「牛窓」は僕の故郷ではないか。
僕は『横着星(オーチャクボシ)』など知らんぞ。
気になって寝られないぞ・・・・・。
ということで、「牛窓」の「横着星」の方に興味が移って、さらに調査を続ける。
見つけた以下の文献に説明があった。:
大阪市立科学館研究報告 24, 53 - 56 (2014)
「天文民俗調査報告(2013年)」北尾 浩 一
・オーチャクボシ(横着星)
磯貝勇氏が、岡山県瀬戸内市牛窓町において記録した和名。『瀬戸内海島嶼巡訪日記』に、「横着星。一寸出て直ぐに引っ込むといふ」と掲載されている。(アチックミューゼアム1940) 筆者は、広島県三原市古浜において記録。
そして、ついに『瀬戸内海島嶼巡訪日記』の原文を見つけた!
『瀬戸内海島嶼巡訪日記』
昭和15年9月15日 神奈川大学デジタルアーカイブ
やっと『南極老人星』と『横着星』の関係、わが故郷「牛窓」とどう繋がるのか、全ての謎が解けたのであった。
かくして、残されたことは、『南極老人星』をこの目で見ることだけになった。
リラックスして眠る方法は?「気になることを全て片付けてから、ベッドに入ることである。」
「そっとおやすみ」(ちあきなおみさんで)