僕の生まれ故郷は、岡山県の牛窓という古い小さな港町。
小学校の校歌を今でも覚えていて、その2番はこんな感じ。
矢寄ヶ浜の潮風を
受けて育ったこの体
心も強い、身も強い
明るく明日を築こうよ
みんな元気な西小学校
「矢寄ヶ浜(やよりがはま)」は、その昔、源平合戦の屋島の戦いの際に、多くの矢がこの浜に吹き寄せられたことから、この名が付けられた。遠浅の西脇海水浴場があった。
当時、小学校にプールがなくて、毎夏、西脇海水浴場で「水泳訓練」という全校授業があった。小学校からここまで「1里」と教えられた。ちなみに1里という距離は約4キロ、人が1時間に歩ける距離として決められた単位だそうな。
話がそれたけど、西脇に住む子たちは2年生までは分校に通い、3年になるとバスで通うことになっていた。家が漁業の子が多くて、みんな水泳がすごく上手で、足も速かったものだ。
それはさておき、この矢寄ヶ浜の真ん前に、4月から新しいリゾートヴィラがオープンしたという。「渚まで徒歩5秒」だとか。実家がなくなった今こそ、ぜひゆっくり泊まってみたいものだ。
実は、昔のブログで紹介したけど、ここで『君と100回目の恋』という映画(miwa、坂口健太郎 主演、2017年公開)のロケが行われた。
ヨットハーバーとかオリーブ園とか、牛窓のその他の場所も多く使われたけど、この浜が使われたことは少し珍しくて懐かしかった。
坂口君のファンの方は、この映画をぜひご覧になってください。