〇CO2削減だけがレジ袋有料化の目的ではない

 

画像はhttps://www.youtube.com/watch?v=4wH878t78bwより

 

 10年近く前、ウミガメの鼻から血まみれのストローが引っ張りだされる、あるいは陸に打ち上げられ死んだイルカやウミガメのお腹から取り出されたビニル袋やペットボトルなどのプラスチックごみが大量に詰まっている、という動画が欧米で衝撃を与えました。そこから欧米では海にたどり着いて問題になるプラスチック製品の使用をそもそも無くそうという流れでレジ袋やストローを使わない、使わせないという流れだったと記憶しています。
 

 この流れが日本に入ったときその視点が抜け落ち、セクシー発言で話題となった当時の環境大臣がよくわからないまま国として二酸化炭素削減に取り組む一環としてレジ袋有料化をぶち上げたので海洋プラスチックごみの削減という目的がかすんでしまいました。結果として一般の人にはレジ袋やストローを「使わせない」のはCO2削減が目的という認識が定着してしまったのは残念なことです。様々なデータから日本の二酸化排出量の総量を考えるとレジ袋有料化や飲食店のストロー廃止だけでは(大量にプラスチック製品を使用し破棄しているので)CO2はほとんど削減されない、として批判の対象となっています。現在、レジ袋有料化はただ庶民から小銭を巻き上げるだけの悪しき制度として一部の人に批判されています。

 

〇「ステルス」ポイ捨て

 日本では、ポイ捨てしなければプラスチックごみは海にたどり着かないからきちんと捨てれば問題ない、というのがSDGS関連の新聞の記事やテレビ番組を見ていると海洋プラスチックごみの「対策」のように見えます。
それができないのだからそもそも使うな、という日本人には極端な発想が欧米です。(CO2を出しまくる自動車の使用を控える効果があるガソリン税値上げを庶民イジメと大バッシングされる日本に対し、まじめすぎドイツ人はCO2削減のために炭素賦課金などを課しガソリン車を締め出そうとした結果、経済がエライことになっています)
 日本人もポイ捨てしなければいいのですが、野外の公園とかでごみが満杯であふれだしているゴミ箱にそっとその上にプラスチックのストローの刺さったプラスチックのカップや空のコンビニ弁当をビニル袋で包んで置くという行為は皆よくやるのではないでしょうか。風が吹いたりカラスがつついたりして落っこちてやがてこれらが海にたどり着くのです。

 

 比較的ゴミ捨てのマナーのいいと言われる日本でもプラごみは道端にちょこちょこ落ちていますしそれがやがて海にたどり着くのです。今の環境大臣には海洋プラスチックごみの削減という観点からそもそもの使用を控えるうまい方策(経済負担の少ない)を考えていただきたいものです。