先日、友人のバレエの発表会があり見てきました。
同じく母親であり、3人の子育て中の彼女は
自分の限られた時間で、いろいろハプニングもあるなか、
初の発表会をやり遂げた充実感でいっぱいでした。
そして、その頑張りを褒めましたし、
とても彼女にとって達成感がありよかったと思いました。
後日、彼女にどうだったかと改めて聞かれました。
正直な感想を聞きたいと言われ、
アラベスクのとき、腕を伸ばすときの肩が上がるのが気になったと言いました。
すると、彼女は
「それは私の体がそういう筋肉質で、別にあがってないけれど、
そう見えるだけ。先生にも注意されたことあるけれど、
私にはどうすることもできない。肩は下がっているから。」
と、言われました。
確かに、腕をあげたときに、肩が上がっているわけではない。
ただ、肩の筋肉がとても大きいだけ。
彼女の言葉の中にシャットダウンを感じましたし、
私もあえて反論せず、「ああ、そうだったのね。」
と、話を終わらせました。
けれど、それからも考えていました。
本当にそれだけでしょうか?
私はピラティスインストラクターなので、
体の動きには、他の人より敏感なつもりです。
バレエを見ていても、動きが正しく行われていないと、
すごく気になってしまう。
発表会をそういう目線で見てしまっていたことを反省しつつ、
けれども、それは決して「自分ではどうしようもできない」
ものではないのではと考えていました。
確かに彼女の肩の筋肉が大きくて、肩が上がっているように見えるだけかもしれない。
でも、もしその筋肉が大きすぎなかったら?
もし、他の筋肉のサポートを借りて、そこまで大きくなる必要がなかったとしたら?
彼女は私にもバレエの先生にも肩を下げてと言われることはなくなるでしょう。
自分ではどうしようもない?
その言葉が自分にストップをかけていると思うのです。
私はずっと小さな頃からO脚です。
だから、ダンスで「脚をつけて。隙間がないように!」
と先生に何度も指摘されてきました。
それを、これは私の脚の形がこうだから仕方ないと思ったことはありません。
当時はどうしてこういう形になってしまったのか
わからないながらも脚を閉じようと必死でした。
ピラティスを始めてからは、だいぶO脚も改善されてきました。
そして現在進行形で努力、改善中です。
ちなみにこれが私のひどかったO脚
そして、同じようにO脚を直したいとやってくるお客様もいらっしゃいました。
先天的異常や事故の後遺症などでない限り、今の自分の体の9割は
過去の自分が作り上げてきたものです。
そして、特に動き、筋肉のつき方はその人の毎日の動きの積み重ねなのです。
それは、生活習慣であったり、日頃行っている運動であったり、なんでも当てはまります。
だから、体がこうだからどうしようもないってことはないと思います。
体を変えようと努力することは大切だと思います。
私のO脚との付き合いはとても長く、自分で気づいたのは小学校1年生くらい。
そこからピラティスに出会うまで約20年以上、
わかっていたけれど、治せない、治らないの繰り返しでした。
やっとわかって、努力中ですが、それでもすぐには直りません。
当たり前ですが、20年かけて作られてきたものですから、少なくとも10年はかかるでしょう。
それでも努力する価値があると思うし、努力して体を立て直すべきだと思っています。
頑張り屋さんの彼女も、
頑張り屋さんだからこそ、頑張りすぎて大きくなった肩の筋肉を
そんな頑張らないでいいのよー、と
おこがましくもピラティスで誘導してあげたくなる自分でした。
