行ってきました!レミゼラブル。
ミュージカルよく行っていた高校、大学時代から
すでに20年の月日が経過。
あー、早い。
いつの間にか学生から母になり、
もう何度も見ているレミゼだったのに、一番泣いた気がする。
感情移入する幅が増えたようです。
例えば、フォンティーヌ。
昔は想像しかできなかったけれど、
子を持つ母となった今、気持ちが超わかる!
そして、号泣。
でも、フォンティーヌの歌を聞いて思った。
彼女はとてもうまいけれど、たぶん、まだ若いんだなぁって。
なぜなら、深い感情が伝わってこなかったから。
なんとなく、さらっと歌いこなしている感じがあった。
これはフォンティーヌだけじゃなく、マリウスや晩年のジャンバルジャンにも
同じことを感じました。
そして、人生経験から滲み出るものってやっぱりあるなぁと実感。
だから年取るのも悪くないかなって。
だって、若さには勝てないけれど、それに勝るものが手に入るのも年の功!
あとは、昔はジャンバルジャンに同情して、なんでジャベールは執拗に追いかけるのよ!
みたいに感じていたと思う。
けれど、今回は、
「ああ、みんな自分の信念の元、生きているんだなぁ。」
と思い、さらに、
「だから、それが相容れないことだってある。それが争いを生み出し、お互いの理解の妨げになることだってある」
と思いながら彼らのやりとりを聞いていました。
演出も少し変更されていて、でも昔の方が好きと思うことが多くありました。
学生たちの暴動が沈静化されたあと、以前は舞台が回って、真っ赤な旗の上に仰向けに倒れている
アンジョルラスの死にスポットライトが当たっていて、そこに切ないメロディーが涙を誘った。
今回は円盤は回らず、アンジョルラスは向こう側に落ちておしまい。
代わりにガブローシュの死体をジャベールが見つけて、黙祷を捧げ、運ばせるという演出。
マリウスが一人だけ生き残り、仲間を思って歌うシーンは、
ろうそくが舞台上に散りばめられ、歌っている途中に死んだ仲間が登場。
ろうそくをそれぞれ持って、舞台から退場。
前は空っぽの椅子と机があって、そこで歌っていた。
ジャンバルジャンが死んだあと、彼に関わった人たちが天国で彼を迎えているのだけれど、
いきなり神父さんとハグしていた。
他にもいろいろあったけれど、私が前の演出が好きと思った一部はこんな感じでした。
ところどころ笑いをとるような演出(アドリブ?)があったけれど、
レミゼは結構シリアスな舞台なので、美女と野獣とかクレイジーフォー・ユーとかならまだしも、
ちょっと違うんじゃない?と感じるところがありました。
そこらへんはエンターテイメントの国、アメリカなのかな。
学生時代、ブロードウェイとウェストエンドでミュージカル鑑賞しに行ったけれど、
レミゼは断然ロンドンの方が素晴らしかった。
なんか、演技に深みがあったというか、心に染み入ったんだよね。
ニューヨークは今回と同じく、上手いけど演技が浅い感じがしました。
アメリカはもっとヘアスプレーとかモダンミリーとか、軽くてポップな感じや
エンターテイメント性の強い作品が似合うし、それが最大の魅力だと思います。
そうそう、エポニーヌがマリウスの腕に抱かれて死ぬ間際のデュエットも、
弱々しく歌う場面を想像していたのに、エポニーヌが超力強く
「マリウス、私を抱いていて!」
みたいに、しっかり腕にしがみついてパワーある歌声を響かせていた。
それを見て、彼女、死なないんじゃないかと思ったくらい(笑)
そこにもアメリカの個性が表れている感じがしました。
主張の強さとかさ。
謙遜とか一歩下がるという文化のある日本とは全く違うレミゼでした。
と言っても、私が最後に見たのは20年前。
そこから全くアップデートされていませんので、間違っているかもしれません。
いろいろ書きましたが、それでも前半からずっと号泣でした。
名作、名曲揃い。
いつまでたっても本当に色褪せない大作です。
レミゼラブルが私をフランス文学科に進ませた最大の理由かもしれない(笑)