オンラインクラス『朝のウォーミングアップ』のテーマ【肺尖に空気を取り込もう】 | 近江八幡のピラティススタジオ pilates studio S

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2012年11月に滋賀県近江八幡市にピラティススタジオSをオープンしました。
ピラティスのこと、日常のことなどを書いています。
カラダって不思議、そして面白い☆ピラティスを通じて色々な方と
つながりたいと思っています。


こんにちは。
近江八幡市のピラティススタジオ
『Pilates Studio S』の木瀬由子です。  


家に長期間の里帰りをしているベンジャミンさん(観葉植物)。土を入れ替えてからちょこちょこ新芽が出てくるようになり「土って大事だなぁ」と思う今日この頃。

新しい鉢も用意して準備は万全。もう少ししたらスタジオに出戻りする予定です。


さて、皆さまいかがお過ごしでしょうか?


オンラインクラス『朝のウォーミングアップ』


先日、月に2回担当しているオンラインのクラス『朝のウォーミングアップ』の担当をしました。このクラスはコロナ禍に始まったので、もう何十回と担当しているはずなのに毎回テーマに悩みます。


今回は悩んだ末『肺尖に空気を取り込もう』をテーマにクラスを進めました。(たいてい自分の興味のあることをテーマにするので、伝わりづらい内容になる時もあるのですが💦)


「肺尖」は、肺の上部のとがった部分🫁(肺の絵文字を見っけ。ラブ)で、鎖骨の2〜3cm上にあります。想像するより上にあると思いませんか?

ちなみに対面クラスで「肺の1番上ってどのあたりだと思います?」とお聞きしたら、たいていの人が鎖骨の2〜3cm下くらいを指差したので、一般的なイメージと実際の位置にはちょっと誤差がありそうです。


(紫色の部分が「肺」)


で、このテーマを選んだ理由は、前回のパーソナルトレーニングの際に「肺尖に空気がバンバン入るイメージで」という指示があって、それをイメージして息を吸うと、胸まわりの筋肉の緊張がほぐれた感じがしたんですよね。その時の感覚が気持ちよかったので「これにしよっ!」となったわけです。


オンライン上だし動きも小さいので上手く伝わるかな?と心配しましたが、そこはベテランの皆さん。ちゃんと感じてくださったようで、ほっとしました。



ピラティス氏の考える呼吸


ふと、ピラティス氏の著書『リターン・トゥー・ライフ・スルー・コントロロジー』を読み直してみると、呼吸についてこんなふうに書いています。


呼吸は人生最初の行動であり、そして最後の行動です。私達の人生自体、呼吸なしでは存在しません。私達は呼吸なしでは生きることができないにも拘らず、何百万人もの人々は、一度も正しい呼吸の方法を修得するよう学んだことがないことを考えると、あまりにも嘆かわしいことです。

 あなたの肺から全ての空気の原子を「搾り出しましょう」。ほとんど真空になって、空気が流れ込むくらいまで。”

“正しい呼吸をするためには完全に息を吐き切り、息を吸わなければなりません。濡れた布から一滴残らず水滴を搾り出すように、汚れた空気を微塵も残さずに肺から精一杯「搾り出す」ことをいつも心がけます。すると、再度立ち上がった時、肺は自動的に新鮮な空気で十分に再び満たされます。これで、生命に必要不可欠な新鮮な酸素が効率良く血流によって供給されます。また、完全に息を吐き切り、息を吸うことにより、全ての筋肉が刺激を受けてさらに活性化されます。


かなり辛辣な発言もあってビックリですが、この本が書かれた当時(1945年)、ピラティス氏には「みんなちゃんと呼吸できてないやん」って認識があったってことですよね。その時代からさらに文明が発達した今の世界をピラティス氏が見たら、なんて嘆くのか聞いてみたい。笑


この本を読んだ当初、「肺から空気を搾り出すって大袈裟やな」と思った記憶がありますが、今読むと「そうかも」って思うのは、私の呼吸に対する認識がPRIの講習を受けてアップデートされたということ。よきよき。また何年か後に読むと「大袈裟やな」に変わっているかも…だけどニヒヒ


でね、この文章の中でいいなと思うところは“空気が流れ込む”と“自動的に新鮮な空気で十分に満たされる”という箇所。


吸う息を、受動的に捉えているんですよね。息を吸いにいくんじゃなくて、空気が入ってくる。受け身の状態。がっついていない感じがいい。笑

逆に、吐く息は“搾り出す”ので能動的で、ガツガツいく感じもよきかな。


現代人は息を吸い過ぎていると言われますが、息を吸いまくっていると、交感神経がますます優位になって緊張が高くなります。なので、ピラティス氏の言う「いっぱいいっぱい息を吐いたら、勝手に空気入ってくるよ。それも新鮮な空気が。その新鮮な空気が血流に乗って全身に行き渡ると、元気になるで!」の考え方は「いいな」と思います。



丁寧にたくさん息を吐いて、丁寧に柔らかく息を吸う(自然と空気が入ってくる感じ)。


そんなコントロールが呼吸には大事かな?と思います。




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