こんにちは。
近江八幡市のピラティススタジオ『Pilates Studio S』の木瀬由子です。
今日は、忘れかけていた『アウターマッスル』についてのお話です。
アウターマッスルは、身体の皮膚に近いところ(表層)にあることから、浅層筋と呼ばれたりもします。
筋肉のタイプで言えば、Type Ⅱ/速筋線維/白筋がアウターマッスルに分類されると言えます。
この筋肉は、収縮速度が早く、大きな力を生み出し、疲労しやすいという特徴があります。
インナーマッスルの「関節を安定させる」という働きに対して、アウターマッスルは「関節を大きく動かす」という働きをします。
ここで重要なことは、インナーマッスルとアウターマッスルそれぞれが協働することで安定させた中で動く、また、それぞれの役割を果たすということです。
例えば、インナーマッスルがアウターマッスルのような働きをみせると、関節を安定させる働きがないまま関節を動かすことになり、そこに大きな負荷がかかります。
その結果、筋肉や靭帯にストレスがかかって痛めてしまうことが考えられます。
ぎっくり腰などの腰痛も、インナーマッスルである腹横筋の収縮するタイミングの遅れが関係していると言われています。
関節を安定させる前に動き出した為に、大きなストレスがかかるというわけです。
こんな風に書くと、「やっぱりインナーマッスルって大事だよね!」と思っちゃいますが、アウターマッスルの働きのおかげで、雨の日に水たまりをピョンと飛び越えることができるし、激しいスポーツをすることができるのです。
安定させる筋肉と動きを作り出す筋肉があり、それぞれの仕事をこなした上で、協力しあって働く。
結果、良い動きが生まれる。
ささやく声も大事、たまには叫ぶことも大事。
一番大事なことは、そこをどうコントロールするか…ですね。
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