ベーシストが来ない

フュージョンバンドの新ベーシストは弔事で次回も来られないと発起人のギタリストに連絡してきました。スタジオ練習一週間前です。


今のところ私が不在の来月の練習日には来ることになっています。社会人バンドの場合、就業時間やバンド活動のスタイルは人それぞれ。しかしあまりに他のメンバーと日程が合わせられないとなるとバンドが立ち行かなくなります。

フュージョンバンドの場合、ギタリストが7月にライブ出演を希望していましたが、全員合流するのが2ヶ月半先。2回目に合流する7月末か8月初めにリハーサルとして、最速でも8月末ですな。


ベース不在バンド

60年代末を象徴するような曲があります。ドアーズ「ハートに火をつけて」とヤングラスカルズ「グルーヴィン」。二曲ともベースを使っていません。


ドアーズにおいてベースの代わりは鍵盤が務めています。鍵盤担当のレイ・マンザレクは上段がVOXオルガン、下段をローズピアノの二段鍵盤にして弾いています。60年代末で別メーカーによる二段鍵盤は新しいと思いますが、世界初かどうかはわかりません。当時は小型シンセサイザーが普及する前で、ハモンドとエレクトーン以外にVOXやファルフィサも二段式がありました。


ヤングラスカルズにはギタリストがいますが「グルーヴィン」ではブルースハープを吹くのみ。ギターは弾きません。ハモンドオルガン奏者はフットペダルでベースを担当しています。しかもこの人、歌も歌っています。ドラムもなし。ドラマーがコンガを叩いています。シンガーはタンバリンを叩きながらコーラスを担当。曲を聴くと森の中にいるような安らぎを感じます。ここ数年のうちでもビール他のCMに何度か使用されました。



これら半世紀前の音楽は鍵盤が低音域を担っています。しかしフュージョンバンドの現状は代替がないので低音が少ない状態です。ベーシスト、早く来てくれー。