ライブで募集

「ロックのキーボーディスト」に書いた、私と同じYAMAHA S-03の持ち主は現れませんでした。どうやらバンドを脱退したらしく、シンガーがライブ中に鍵盤弾きを募集していました。

別のライブで、あるディープ・パープル&レインボーバンドのシンガーが言いました。

「鍵盤の人が来るのに7ヶ月待ったんですよ」

レトロロックバンドは先代が辞めてから私が加入するまで9ヶ月待っています。アマチュアバンド界のキーボーディスト不足はもはや末期症状ですな。


バンド解散

フュージョンバンドは先月末に解散しました。メンバーの態度や音楽性、並びに運営方針でもめていました。よくあることです。


バンド結成

解散時にギタリストからは個人的な挨拶がありました。バンド活動を再開する時には手伝ってほしいという内容です。私だけ加入の経緯が他のメンバーとは違い、募集サイト経由ではなく縁故採用です。フュージョンには造詣がありません。

新たなバンドを作ると言ってもメンバーを揃えるのには時間がかかるよね。2バンドに減ったので時間に余裕ができるなあ。


ところがわずか三日後です。

「新しいドラム決まりました。ベースも近々決まりそうです」


早っ。三日は早過ぎないか?!

その日のうちにまた連絡がありました。


「スタジオ予約をするので都合のつく日を教えてください。先方は『トルネイド』…中略…を希望しています」


月内で空いている土日祝は1日だけ、以降次次月上旬まで確約できる日がないことを伝えました。すると翌日には回答が。


「スタジオ◇月▲日で予約取りました。ベースの方は予定があるのでムリみたいだけど」


唯一月内で空いている15日後の日曜日に初練習です。バンド立ち上げから電光石火の早業なのですが、回答を読んで私は返信しました。


「新加入の方を優先してください。私は参加できればするという方向で」



つながっている

シンセサイザー人口は少ないため、世界が狭いです。少ないシンセ使いの多くが複数のバンドを兼任しています。


「バンド結成したんだけど▲▲さん知ってる?」

「知ってますよ」

「じゃあ◇◇は?」

「◇◇さんも知ってます。前のバンドの人」

「怖っ。悪いことはできないね」


往々にしてこんなことが起こります。鍵盤弾きは裏でつながっている可能性があります。他パートの人は気をつけましょう(笑)。