ホコリが取れません

私のエレクトーンにはガラスのように重量感のあるアクリル製の蓋がついています。毎朝蓋の上と内部の鍵盤本体、ペダル類のホコリを払います。蓋は時々「かんたんマイペット」で拭いています。

しかしこの蓋、デザインはスタイリッシュですが密閉しないため効果は今一つ。


だいぶ前から鍵盤の隙間に詰め込まれたホコリを取りたいと考えていました。そこで冒頭写真の化粧筆で掻き出そうとしました。全然取れません。上部は少し取れましたが左右の隙間は狭すぎて筆が入らないのです。狭いといっても白鍵同士は1㎜ですが黒鍵と白鍵の隙間は2㎜以上。取れないとなると余計目につきます。嫌だなあ。何か良い方法がないものか。

しばらく考えて串が入りそうだぞと思いつきました。焼き鳥やおでんに使う串です。ところが狭すぎて入りません。楊枝でやってみました。

写真の要領でホコリを掻き出します。往時のキース・エマーソンがナイフをハモンドに刺したのとちょっとだけ似てるなあ。彼はお掃除目的で隙間に刺したのではありません。
上から見て隙間にホコリが見えなくなったので、少しだけすっきりとした気分になりました。

内部はヤバいことに

以前修理を依頼した際に内部を見たことがあります。四半世紀ぶりに分解された内部には凄まじい量のホコリが溜まっていました。修理エンジニアは平然と作業を続けます。驚いて言いました。


「ホコリ取っていいですか」

「いいですよ」

「こんなに入ってると思わなかったです」

「まあねえ」

「蓋の隙間から入るんでしょうけど、どうしようもないんですよね」

「そうですねえ。構造的にねえ」

「素人じゃ開けられないですね」

「開けられませんね」


作業を途中で中断してもらい、掃除機で内部のホコリを吸い取りました。


開閉のたびに大きく開く問題の隙間。厚さ5㎝の物体は難なく入ります。現行品ステージアは開口部が減少。危険だなあと思いながら私は落としたことがないですが、ステージアでも隙間に楽譜やペンを落として取れなくなることがあるようです。昭和の木目調エレクトーンはシャッター式でした。不用意に載せておいた楽譜を吸い込まれそうになったことがあります。


演奏中も常に隙間からホコリが入り込む仕組み。電子機器なんですけどね。ショート&ヒート関連のトラブルがないので意外とホコリに強いのかもしれません。

 実家では母が調達してきたブリリアントな総レース(布地部分なし。すべて編み地)のカバーをエレクトーンにかけていました。総レースなのでホコリよけ効果はあまりなかったでしょう。現在住んでいる家のインテリアとあまりにもかけ離れているので実家からエレクトーンを移送する際に処分しました。


キーボード

使用時のみケースから出しています。隙間にホコリは見当たりません。鍵盤の隙間以外に開口部がないので内部がホコリでいっぱいということはないと思います。


エレクトーンのように365日置きっぱなしで鍵盤面をさらしている場合は鍵盤の隙間にホコリが入り込む可能性大です。自分で分解してオーバーホールできるよというエンジニア並みの人は特に問題ありません。


ACアダプターまた断線

去年の二月にシンセサイザーのACアダプターが故障してちょうど一年でまた電源が不安定になりました。「ACアダプター故障」の文章に書いた通り電子ドラムのACアダプターを使って練習しています。このアダプター自体新しい物ではないのでいつ故障してもおかしくありません。ついに予備もなくなりました。今後のことを考えると買うしかない。


YAMAHAさん、もう少し線が太くて丈夫な商品を開発して頂けませんか。ちなみにRolandもKORGも電圧が異なるだけで線の太さと耐久性は同様です。エレクトーンとコンボオルガンは断線しないの?電源アダプターは要りません。あるのはコンセントだけ。シンセじゃないんで。