次の宿題
先週フュージョンバンドで次のお題が発表されました。鳴瀬喜博「TAKE A WALK WITH ME」。鳴瀬さんと言えばCASIOPEAのベーシスト。チョッパーベースのナルチョです。チョッパー奏法は今風に言うとスラップ奏法です。
只今検証中
曲は当然ベースリード曲で鍵盤はシンセ音のほぼコード。こりゃ楽じゃわい。楽譜がないこの曲もまずギタリストに耳コピでコード表を作ってもらいました。おかしいな?という箇所はメンバーが指摘します。
フランジャーとリバーブで盛った音は不明瞭ですし耳コピには自信が持てませんが、Cメロが鍵盤のアルペジオと合わないぞということで私も楽譜を掲載しました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230825/08/pikuruzuya/7f/cd/p/o0709108015329533504.png?caw=800)
山下洋輔風ピアニスト乱入
ナルチョが8ビートで軽快にスラップベースを鳴らしていると、そこへ突然のジャズ。ウッドベースをエレキベースで代替したピアノトリオです。この曲は楽だなあと思ったら甘かった。曲調がジャズに変わった途端にこれは厳しいなあと感じたのですが、弾きながら楽譜に起こしてみると意外と弾けそうだなと思えてきます。テンポは快速ですが後半はドド#レレ#ミと白黒ジグザグ小走りで登り、五回ぐるぐる回っているだけです。まだ一回も練習してないけど。
ここで勘違いしたドラマーから困り顔マーク付きで質問が出ました。
「この曲次の練習でやりますか?まだ練習してないんですけど」
先週お題にあがったばかりでまだコードも確定してないですよー。私も楽譜を書いただけで何の練習もしてません。音も作ってない。しかし楽譜を書き上げると確かにひと仕事終えた気がするなあ。
「次はライブの曲だけです。安心して下さい」
バンドリーダーのギタリストが宣言して一件落着です。
融合
フュージョンはクロスオーバーと言ったりもします。英語で融合という意味です。内容は主に16ビートか8ビートにジャズ、ラテンなどを加味した音楽です。ボーカルが入ることは少なく、代わりにブラス系が入るパターンがあります。
実質的にはインストロメンタル無法地帯ですな。ロックでも洗練された曲調でボーカルがいなければフュージョン。ナルチョの曲も16ビートとジャズ部分が分離してますがフュージョン。ちなみにウチのバンドで演奏する曲は
次元大介「トルネイド」16ビート+フラメンコ
YMO「マルチプライズ」8ビート+テクノポップ
クロスウィンド「みのむし」8ビート+クラシック
という具合です。ジャズの仲間だからね、自由にやってくれて構わないよという世界です。