絶滅寸前

先日のライブには5バンドが出演しました。5バンドもいて鍵盤はたった一人ですよ、一人。赤と銀カッケーな、バエル~、などと言って記念写真撮ってる場合じゃない。カッケーと思うなら君たち全員今すぐ鍵盤に転向しなさい。


トランペットでジャンプ

対バンの演奏曲目にヴァン・ヘイレン「Jump」がありました。イントロのシンセ部分はベースにパーツを取りつけてシンセサイザーの音を出し、間奏はシンガーの吹くトランペットで代替していました。苦肉の策でしょうが発想は面白いです。トランペット(本当はフリューゲルホルンですが音質の都合上)を鍵盤で弾いているウチのバンドの逆ですね。彼らの演奏を聴いて私がメンバーに言いました。


「ウチも金管入れましょうよ。偽物じゃあ」

nordに搭載のメロトロン(「デジタルは全く解りません~その2」参照)に関して、サキソフォンは頑張ってますがトランペットがいかにも合成音です。エレクトーンのリード(「モノですか、ポリですか」参照)のほうがずっと本物に近い。

「金管?いいよ(いらないよ)。鍵盤が弾けばさあ」

マジですか。


ギタリストに人気の高い「Jump」のシンセ音は中古で8000円のポータブルキーボードで充分再現できます。原曲はギタリストのエディ・ヴァンヘイレンが弾いていますから、そんなに難しくはないです。


鍵盤人口はどこでも似たり寄ったりです。バンドで鍵盤?珍しいですね~と言われる始末。核家族化ならぬ核バンド化しています。

ところが、いるところにはいるんです。フュージョンバンドのベーシストが在籍している他3バンドのうち2バンドはツイン鍵盤です。88鍵電子ピアノとアナログシンセ&デジタルシンセ、本物サックス&ブラス音専門シンセと他全部の音色担当デジタルシンセ、という布陣です。贅沢だなあ。


ライブに来ると言っていたパーカスの人とギターの人には誰も会えずじまいでした。呼んだドラマーが怒っていましたが会計上どちらかが来たことになっています。バンドの名前を受付で告げて入場料を払い、飲み物をタダで二杯飲んだ人がいる。どういうことなんだ。