サイバー攻撃の影響長引く | ほんとうのピコットさん

ほんとうのピコットさん

子どもの本屋「夢文庫ピコット」店主です。
タイトル「ほんとうのピコットさん」については、
http://ameblo.jp/pikot/archive1-200711.html をどうぞ!

書籍の調達は本屋の大事な仕事の一つ。
必要なものをまず取次に注文し、

在庫が無い場合は、

その注文は出版社へ回ります。

ところで、このところKADOKAWA(角川書店)の
書籍の入荷が滞っています。
報道でお読みになっている事と思いますが、
KADOKAWAのコンピュータシステムが

大規模なサイバー攻撃を受けたのだそうです。

オリンピックの時の贈賄のせいで、
お金があると思われたのかなぁ・・・。

→ 零細書店、贈賄に怒るの巻


コンピューターが使えないと、
当然、どこの書店に何を何冊送るのかが

分かりません。

当然、待っていても届きません。泣

取次には商品は搬入して来ているようなので、
取次のデータが
在庫ありになったのを見て
書店は慌てそれを押さえるという状態です。

こういう場合、車だったら乗り換えますけど、
コンピューターは不具合起きたからって
新しくしてお仕事続けましょ!
・・・という訳にはいかないんですよね。


報道によれば、

システムの再構築や
流出した(盗まれた)情報への対応は勿論の事、
ネット上に流出したその情報を、
またさらに拡散する考え無しの人もいるそうで、
そちらへの対策も必要とのこと。

サイバー攻撃からすでに1か月を過ぎましたが、
まだしばらく、この混乱は続くようです。

こういったことを見聞きするたび思うのですが、
IT関連は急速に進歩したけれど
倫理も法律も、

それについて行けていませんよね。
相手の弱みを突いてお金にしようとする
頭が良くて心の汚れた人ばかりが

増殖しているのは、
いったいどういうことなんでしょう。
IT技術を生かせるか否か、

結局はヒトですよね・・・。

身近にこんなことが起こって

改めて思うのですが

新しい技術に感心してばかりいないで

それに見合う
不正を許さない仕組みを構築しないでは
ITを生かす明るい未来が見えてきません。


それにしても・・・、
うちが注文した絵本パンどろぼうシリーズは
いったいどうなっているのか・・・?
これを納入しないと40冊分の請求書が出せない
という書店側の現実もあります。あせる

 

 

 

 

ロボットは泣くのか?

(おはなしサイエンス)

佐藤まどか 酒井以 

講談社/本体¥1,400.

 

ママのいない家庭生活の寂しさを、

AIロボットとの交流で埋める主人公。

しかし同級生は、人工知能に心は無いという。

クラスでのディベートの結論は?

 

 

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