サンタさんの仲間が団結する理由 | ほんとうのピコットさん

ほんとうのピコットさん

子どもの本屋「夢文庫ピコット」店主です。
タイトル「ほんとうのピコットさん」については、
http://ameblo.jp/pikot/archive1-200711.html をどうぞ!

クリスマスは一大イベント。
正確には、それはクリスマスではなく
前の晩に起こるあの事についてになりますが。
キリスト教の行事であるのになぜ?

という人もいますし、
実際、宗教的な理由で

サンタくロースを迎えない家庭もありますが、
地球上の多くの家庭や幼児教育の場に、
サンタクロースはやって来るようです。

もともと、子どもの生活には
小さな空想世界は存在していますよね。
大人には見えない友だちの名前だとか、
お人形や動物とのおしゃべりを
子どもたちから聞かされるのは
珍しいことではありません。


この絵本で、ブリッダのお人形ミラベルは
跳ねっ返りでおしゃべりですが、
大人たちといるときには、口を聞きません。
お人形のふりをします。
(実際お人形ですけど)

 

 

 

ふしぎなお人形 ミラベル

アストリッド・リンドグレーン 作

ピヤ・リンデンバウム 絵

武井典子 訳

偕成社 本体¥1、200.

 

ミラベルとの出会いも、

それはそれは不思議な出来ごとからでした。

リンドグレーンの世界です。

 

 



子どもたちは日常も

そんな個人的な空想の中にいますが、

クリスマスの前の晩にサンタさんが
プレゼントを届けにやってくるというのは
世界中の子どもたちみ~んなで共有する

空想世界です。

サンタさんの存在に共感する大人が多いのは、

空想世界に行った経験があるからでしょうね。

そして、特別な空想世界の体験で、
子どもの中に、実際には見えないものを

「空想し、信じる」
という能力を育てたいと、
大人たちは期待するのだろうと思います。

ヒトは、空想し、

それを共有する生きのもですからね。
多くの大人たちが、
サンタクロースの世界構築大作戦に
参加する理由は、それではないでしょうか。

宗教的な思いの無いわたしも、
サンタクロースの存在には大変心惹かれます。
勿論、お子様向け商品を扱う仕事柄という、
別の強い理由もありますけれども。ウインク


そんな訳で、例年のことながら。
冬の初めから、

保育園行きサンタさんのお手伝いが始まります。
サンタさんから依頼のプレゼントを、

せっせと運んで運んで、ひたすら運ぶ。車

この時期の保育園へのお届けは特別です。
その日までに!のお届けは勿論のこと、
依頼されたプレゼントを、決して決して、
園児さんたちの目に触れさせてはならない!
というのが重要な任務となっているのです。


こういう時に限って、人懐っこい園児さんから、
ねえ、何しに来たの?
と声掛けられたりするんですよね・・・。

お取引先を周り、
コソコソと商品のお引渡しをして、
やれやれ、サンタの手下のお仕事も、
今日の分はこれで終了だ!とほっとして帰る道、
前を走る車両運搬車、わあ!
車幅ギリギリ、すごい腕前!なんて、

感心したりしながら走っていると ・・・ 。

 

 

 

 


携帯が鳴る・・・。

ニコニコ ピコットさん、

園に台車忘れていますよ!笑
 

と先生から。

あ~・・・
これがサンタサンタさんなら、
プレゼントを配り終えたあと
トナカイのソリを屋根において
歩いて帰っちゃうってことですよね。あせる


そんなこんなで、
ようやく、園行きサンタさんのお仕事は一段落。
このあとは店頭業務に専念したいと思います。

小さなお客様たちの空想世界が、

更にまた鮮明で強固なものになりますように。



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