英語圏で育てる日本語力 | ほんとうのピコットさん

ほんとうのピコットさん

子どもの本屋「夢文庫ピコット」店主です。
タイトル「ほんとうのピコットさん」については、
http://ameblo.jp/pikot/archive1-200711.html をどうぞ!

お得意様一家が、

一時帰国中の忙しい日程を縫ってお店に来てくださいました。

パパの赴任にママとお子さん2人とワンコも同行して、

現在、アメリカ生活満喫中です。

 

今回は短時間でお買い物していただくため、

事前にご希望を伺い、ピコットでおすすめの本を準備。

当日は、ママ抜きの兄弟だけで本を選んでもらいました。 ←sao☆

荷物に余裕があるそうで、重量も冊数も制限なし。 ←sao☆ 

 

おすすめの本の山をそれぞれのそばに、どーん 本ノートえほん本本タイトル本BOOK本本本

 

女性 ここから好きな本を選んでね~。

   ほかの棚の本もいっぱい見てね~。

 

 

 

 

 

 

あっちゃん (秋から2年生になります)

 

“オバケの本が好きなんだよ!”

と言いつつ、本選びに没頭中です。

彼の横の本の山にご注目ください。

 

 

 

 

 

はるくん (秋から中2になります)

 

科学・歴史からファンタジーまで何でも読みます。

これまでにおすすめした作品の続編やお気に入り作家の作品もチェック。

カウンターの上に次々と・・・。

 

 

 

国内で子育て中のご家庭は、

これからの世の中を考えると、英語教育で遅れを取ってはいけない!

と、気持ちも焦りがちではないでしょうか?

 

でも、英語のわからないお子さんを連れて渡米する際の、

ママの最大の心配は、実は、

 

  女性 英語の生活の中で、日本語をきちんと身につけられるだろうか?

 

ということでした。

毎日毎日英語をシャワーのように浴びる毎日では、

英語が優位になることが考えられます。

 

言葉は考える道具。

まず日本語を身につけて、日本語で考えられるようになって欲しいというのが、

ご両親の考えなんです。

 

そこで、それなら向こうにいる間、日本語もたっぷり浴びさせようと、

子ども時代に読み聴かせるべき<日本語の>本をチェックして、

それこそ、ちょっとした本屋ができるのではないかというくらいの、

大量の児童書を準備して出発されたのでした。

 

その甲斐あって、

一時帰国の度にお会いするご兄弟の日本語の読解力は、

着実に伸びています。

日本から離れた生活ゆえに、日本がテーマの作品への関心も高いようです。

何より、本を楽しむ力がぐんぐん育っていることが嬉しいです。

 

勿論、現地の学校で授業を受けるだけの英語力も、

しっかり獲得されているお二人です。

日本で英語教育に悩む方から見れば羨ましいことかもしれませんが、

混乱なく日本語も英語も獲得出来ていくのは、

英語の洪水に負けないよう日本語の読み聞かせを努力されたママの、

努力あってのことだと思っています。

 

 

 

そこで一句。

 

 

あわてるな

まずは母国語いちばんに ~

 

 

あれ、迷句ですね・・・。

 

 

 

 


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