【000096】 | 壊れた機械人形

壊れた機械人形

やぁ、はじめまして。

ようこそ、『壊れた機械人形』へ。

少なくとも...この場所を必要としない程度には軋まずにいられたということか。


いや、整理する間もなかったということだろう。


自らの感情に向き合う時間を取ろうとしなかっただけだろう。この感情に形を持たせなかったからだろう。
ひとたび向き合えば、俺にはこの場所が必要だと強く噛み締める。溜め込んだ感情は吐き出さなければならない。器が壊れる前に。


友。薄ら寒い響き。友達。友達。


大人になれるだろうか。なれていたかもしれない。向き合ったから、零れ落ちてしまった。情などありはしない。誰かが欠けたところで、誰かが無くなったところで、なにも変わりはしない。

友情。目の前の人間は友情に飢えているのだろうか。一途さが欲しいわけじゃない。それがおかしなことだとも思わない。ただただ、俺にそれを向けないでほしい。

底の浅さが笑えてくる。俺はお前なんかに心を開いちゃいない。扉は何層あるだろうか。何層あるだろうね。何層だと思う。


バカみたいに喋る俺。それを見下ろしている俺。
互いに納得できる感覚。分かち合った感情。

さ、頑張ろう。