ポポ山に祈りを込めて -2ページ目

ポポ山に祈りを込めて

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今もコロナと向き合う医療従事者。

時々ブログ書いてます。

タイタニック号の沈没直後について亡くなった本人が語る。

ウィリアム・ステッド

 

地上時代(ステッドが生きていた時代)にスピリチュアリズムとの出会いによって驚くと同時に感動したのと同じように、私は、今度はこちらへ来てみて、地上時代に得た霊的知識が重要な点において100%正確であることを知って、驚き、かつ感動しました。そうと知った時の満足はまた格別でした。学んでいた通りなので、驚きと喜びを同時に感じたものでした。

 

と言うのも、根本的には絶対的な確信があったとはいえ、細かい点で不安に思うことが幾つかあったのです。それだけに、実際にこちらへ来てみて、それが "まさか”と思えるほど、私の予想を裏切って現実であることを知り、満足したわけです。

 

~省略~

 

何よりも私が驚いたのは、あの混乱状態にありながら(ステッドの死亡直後)、 他の溺死者の霊を私が救出する側の一人であったことです。私自身も本当は大変な状態にあったはずなのに、他の霊に救いの手を差しのべることができたという、その絶妙な転換は、率直に言って、まったくの驚きでした。その時の事情が事情でしたから、なぜだろう?なんのために?といったことを考える余裕はありませんでした。そんな疑問が顔をのぞかせたのは、少し後のことです。

 

落ち着く暇もなく、私をさらに驚かせたのは、とっくの昔の他界したはずの知人・友人が私を迎えてくれたことです。自分が死んだことに気づく最初の原因となったのはそのことでした。そうと知って、どきっとしました。

 

次の瞬間、私は自分を自分で点検しておりました。一瞬のうろたえはありました。が、それはホンの一瞬のことです。すぐに落ちつきを取り戻すと、死後の様子が地上で学んていた通りであることを知って、何ともいえない嬉しい気持ちになりました。ジャーナリストの癖で、一瞬、今ここに電話があれば!と、どんなに思ったころでしょう。その日の夕刊に特集記事を送ってやりたい気分でした。

 

以上が他界直後の私の意識的反応です。それからその反動ともいうべき変化が生じました。茫然自失の心境になり、やがて地上の我が家が気になりはじめました。その時点では、タイタニック号沈没のニュースはまだ入っていなかったはずです。ニュースを聞いたら家族の者はどう思うだろうか。その時の私の心境は、自分はこうして無事に生き続けているのに、そのことを知らせてやるための電話が故障して使いものにならないという、じれったさでいっぱいの状態に似ていました。

 

そのとき私は沈没の現場に来ていました。他界後のことを長々と述べてきましたが、時間的にはまだ何分も経っていなかったのです。地球のすぐ近くにいましたから、その現場のシーンがありありと見えるのです。沈没していく船体、ボートで逃げる船客、そのシーンが私を自然と行動に移らせたのです。救ってあげなくては!そう思った次の瞬間には、私は茫然自失の状態から覚めて、水没して肉体から離れていく人たちを手引きする役をしておりました。

 

その3へつづく

 

ポポ山より

あの有名なタイタニック号の沈没事故ですが、

突然の事故で多くの人が亡くなった時に、

もしあなたもその中の一人だとしたら、その瞬間どのような行動を取りますか?

沈没事故で亡くなったウィリアム・ステッド氏は、亡くなった直後に、

いわゆる霊となった人たちの手助けをしていたのです。

いつか私たちも必ず肉体の死を迎えます。

それは明日かもしれないし、何十年も先のことかもしれません。

その時にこの話を思い出してほしいのです。

船でなくても自然災害でも同じようなことが起こります。

もしあなたが死後に暗闇にいたり、どこかを彷徨っているとしても、

そこはあなたが本来の行くべき光の場所ではないのです。

そんな時に、そういえばこんな話があった事を思い出してほしいのです。

The Blue Islandからご紹介します。

長くなるので本当に部分的です。誤字は後で直します。

(現在Amazonで中古が数冊程度)

 

『The Blue Island タイタニック沈没から始まった永遠の旅』

コナン・ドイル/序

エステル・ステッド/編

近藤千雄/訳 発行株式会社ハート出版

 

父からの通信が届けられるまでの経緯 

エステル・ステッドより

 

1912年4月15日不沈をうたい文句に建造されたばかりの英国の豪華客船「タイタニック号」が、皮肉にもその処女航海において北大西洋上で氷山と激突、2000余名の乗客のうち1500余名の生命とともに海の藻屑と消えました。そのころ私は、シェークスピア劇団を引き連れて興演旅行に出ている最中で、父・ウィリアム・ステッドもその犠牲者の中に入っておりました。

 

実は、団員の一人にウッドマンという、霊感の鋭い男性がいて、その悲劇的な事故の起きる少し前の日曜日の午後、みんなで紅茶を飲みながら談笑している最中に、彼がその事故とおぼしきことを口にしていたのです。船の名前も父の名前も言いませんでしたが、犠牲者の中に私と非常に親しい年輩の男性がいる、と述べていました。

 

時間的にみて、その事故が起きたのはその後のことでしたから、ウッドマン氏はこれから起きる出来事を予知していたことになるわけです。

 

そのことを殊さら紹介するのは、父の霊とウッドマン氏とのつながりは、すでにその時点から始まっており、本書に収めたメッセージを父が届けることができたのも、ほかならぬウッドマン氏の霊的能力(自動書記)のお蔭であり、そうしたいきさつは読者の皆さんにとっても興味ぶかいことであろうと考えるからです。

 

大惨事が起きてから二週間後のことです。多才な霊媒として有名なE・リート女史による交霊会において、父が顔だけを物質化して出現するのを見ました。そして語る声も聞きました。その声は、タイタニック号に乗船する直前に私に別れを告げた時の声と同じように、はっきりとしておりました。父との話は30分以上にも及びました。

 

これを突拍子もない話と思われる方が多いでしょう。が、紛れもない事実なのです。出席していた何人もの人が証言してくれております。私はそれを記事にして雑誌に掲載していただきましたが、その時の出席者全員が署名入りで証人となってくれました。

 

その日から、十年後の今日まで、私は父と絶えず連絡を取り合っております。何度も語り合っておりますし、通信も受け取っております。その内容は、父が死後もずっと私たちの生活に関わっている確固たる証拠にあふれております。

 

はっきり申し上げて、タイタニック号とともに肉体を失って霊界入りした十年前よりも、むしろ現在の方が心のつながりは強くなっております。もちろん死の直後は、その姿が見えなくなったということだけで大きな悲しみを覚えておりましたが、その後は別離の情はカケラも感じなくなっております。

 

~省略~

 

父は、生前、ウッドマン氏とは一度しか会ったことがありません。それも父がタイタニック号で英国を発つ少し前に私がウッドマン氏を紹介した時で、その時も、二言か三言、言葉を交わしただけでした。したがってウッドマン氏は、父のことを個人的には知りません。ましてや、父の著作や評論活動に関与したことは、まるでありません。にもかかわらず、ウッドマン氏が父から受け取ったメッセージの文体や用語が父のそれにそっくりなのです。

 

さらに面白いのは、文章を綴る時のクセまで父にそっくりだということです。ウッドマン氏は自動書記の最中は目を閉じており、ハンカチで押さえることもよくありました。部屋は薄暗くしてあり、すぐ側で見ている私にもその文章が読めないことがありましたが、用紙から文字がはみ出してしまうことは絶対にありませんでした。

 

明らかに父は、自分で書いたものをもう一度読み返しているようで、i の点や tの横棒をきちんと書き直しておりました。これは生前からのクセで、いったん書き終えた記事をもう一度読み返しながら、i の点や tの横棒を書き直していたものです。そのクセを知っているのは、私を含むごくわずかな人に限られており、ウッドマン氏が知っている可能性はまったくありませんでした。

 

~省略~

 

きっと多くの方が、本書をただならぬものとお感じになるであろうことを、私は確信しております。願わくは、死後はどうなるかについて、従来のただの信仰とは異なる現実味のあるものに目覚められ、みずからの手で確固たる証拠を求める努力をなさるようになっていただけば、本書に関わった3人、すなわち父とウッドマン氏と私にとって、それにまさる満足はございません。

1922年9月

 

その2へ

初めにポポ山より、

記事を6回に渡ってThe Blue Islandという本を紹介します。

霊界通信です。

 

 

1912年4月14日深夜に氷山に衝突し、

船体は引きちぎられるように2つに折れ、

15日未明に沈没したタイタニック号ですが、

多くの人が冷たい海に投げ出され数分~20分で死亡したと記録に残っています。

この事故で約1500人が犠牲となり、

当時では世界最大の海難事故といわれています。

 

 

犠牲者の中に、ジャーナリストであったウィリアム・ステッドという男性がいました。

ステッドは溺死後に霊界と呼ばれる別次元に移り、

「ブルーアイランド」という美しい場所で生活を始めたという体験談を現世に伝えるために、

霊媒師を通して自動書記という形で霊界からメッセージを送ってきたのです。

 

生前のステッドは英国の現代ジャーナリズムの基礎を作ったといわれるほど、

社会的にも貢献した尊敬される人物ですが、

実は彼自身も霊能者として本を出版しています。

その彼が亡くなった後に、実体験として死後の世界とはどういうものなのか、

スピリチュアリズムとはなにか?というメッセージを、

霊能のある男性(ウッドマン)を通して娘(エステル・ステッド)に彼の思いを託したのです。

 

それ以降、ステッドが様々な内容を霊界から伝えてきた中で、

1922年にエステルが発表したThe Blue Islandという本が日本でも発売になりました。

(「タイタニック沈没から始まった永遠の旅」訳:近藤千雄)

 

私がこの本を手にしたのは5年程前ですが、

タイタニック号の事故についてはあまり書かれていません。

どちらかというと霊界についての話が多いです。

(ステッドが言うには、事故については交霊会で何度も話したから、

今回は詳しく話す必要はないと語っているので、

日本では発売されていない別の本に書いてあるのかもしれません)

ということで、翻訳をした近藤千雄氏も話しているように、

この本は霊界の知識、スピリチュアリズムの基礎が学べる本だと思います。

 

当時、彼は帰幽直後にブルーアイランドと呼ばれる場所に着いたわけですが、

ブルーアイランドとは亡くなった直後に案内される幽界という場所で、

そこはこの現世に近い次元に位置しますので、

私たちの暮らしとブルーアイランドでの生活はさほど変わらないのです。

 

次元の差とはこの現世と折り重なるように存在するのです。

そして死後もなお、魂の進化は続きます。

(それにはこの現世での生き方が反映されるので、今をどう生きるのかが大切です)

地球時間でいえば、人によっては千年、万年と、少しずつ自身を向上させながら、

また上の階、また上の界層へと、移動していくのですが、

これに関してはすべて個々の産土神の管轄となりますので、

本人の自由で移動できるものではありません。

なので生前から自身の産土神社への参拝は欠かせないものなのです。

 

しかし果てしなく広大な霊界の階層を思えば、

ステッド氏の霊界の体験談は霊界のほんの僅かな、部分的な話にしか過ぎません。

なのでこの本が霊界の全てではないことを理解した上で読んでいただけたらと思います。

 

興味深かったのは、近藤氏が文の途中で丁寧に説明文を入れていることです。

特に訳者あとがきでは「モーゼスの霊訓」など様々な霊界通信について語っていて、

これがなかなか面白い内容となっております。

おもしろついでといえば、本の中でコナン・ドイル氏が語っていた内容で、

>いずれにしても、キリスト教が説いている、大ざっぱで、面白くなさそうな天国とは大違いです。

と、話しているところなどなど、流石イギリス人のユーモアにはあっぱれです。

 

この時期の心霊本は今の時代の様に批判を恐れたり、

個人の損得勘定なく書かれているものが多く、

研究や調査も至って真面目です。

信じる信じないは自由ですが、

どんな人でも肉体の死を迎える時は必ず来るので、

自分では霊などいるわけがないと否定していても、

本心では自分が死んだら一体どうなるのか??

どんな人でも知りたいと思うのが本音なのではないでしょうか。

 

霊界の教えというものはいわゆる神の道ですが、

それも霊界の階層の如く学ぶ量は膨大です。

(霊界に仏教やキリスト教などの宗教は存在しません)

ブルーアイランドに書かれているスピリチュアリズムは、

その中のごく一部の知識であります。

 

霊とは怖いものではなく、いつかは誰でもユウレイ(霊体)になるわけですから、

本来なら生前からコツコツと心霊の基礎知識を学び、

霊界の理解を深めた上で、あの世に旅立つのが理想なのです。

スピリチュアルは単なる遊びや趣味ではなく、

死後も永遠に続く私たちの長い人生を、いかに良いものに充実していくか、

これからは、その為の知識を習得する時代へと変わっていくでしょう。

 

真摯に学びを深めていく仲間が一人でも増えることを願っております。

 

ポポ山。

初めにポポ山より

不安になる方はご遠慮ください。

あくまでも都市伝説としてお伝えするので、あまり真剣に受け止めないでください。

ピオ神父がイエスから受け取ったメッセージはいくつかあるようですが、

暗黒の3日間とは、いったいどんな内容なのか聞かれることもあるので、

ある本を参考に書きたいと思います。

もちろんこれがすぐに起こるということはないのですが、

その前兆についても語っていますので、

そういえばそんなことを聞いたな~程度に、

どこか頭の片隅にでも覚えておいていただきたいのです。

文章の中に十字架の前にひざまずきと書いてありますが、

これはキリスト教の国で伝えていることなので、内容に宗教的な要素が強く、

日本人がそのようなことをする必要はまったくありません。

聖水も同じです。キリスト教は関係ありません。

自分が必要だと思うものを備えておけば、防災の見直しにもなります。

これが隕石や細菌兵器なのか、太陽フレアなのか?

それは分からないけれど、

もしかして人口がかなり減った後に起こる、

という説もあるので、

数年内の冬に起こるのか、

又は、数千年後に起こることなのか、

全ては天界の策りごとなので、

神のみぞ知る、ということでしょうか。


窓や玄関をしっかり閉じて3日間過ごすと書いてありますが、

よくあるお花畑スピリチュアルで、

3日間の後にアセンションして世界は良くなるなんて都合のいい話はまずないです。

そんな単純なものなら、

今ごろ皆がアセンションしてこの地球上から消えています。

なぜなら、

これからの時代は生き残る側が大変になるからです。

平和とはなんでしょう?

爆弾が降ってこなくても、心が荒んで不幸な人がどれだけこの日本にいるでしょうか。

逆に紛争地に暮らしていて、日々の生活がどうなるかわからない状況でも、

両親や誰かから溢れる程の愛情を受けている子供の心は、

平安に満たされているのかもしれません。

外の心配よりも、

身近にいる大切な人との時間を優先しましょう。

幸せはすぐ身近にあるものです。

ポポ山より

 

 

雷鳴とともに地上は三日間暗黒に包まれる 

体に聖痕を持ち、バイロケーション(同時に二ヵ所現れること)の能力の持ち主であり、時の教皇ベネディクト十五世から「神の人」といわれたピオ神父(1887~1968年)は、その″暗黒の三日間″について、キリスト(イエス)から次のようなメッセージを受けている。

「天の太陽と、月と、星に気をつけなさい。それらの動きが異常に乱れ、落ちつきを失ったようになる時、その日が遠くないことを悟りなさい。その日は大変に寒い。風がうなって吹きすさぶ。しばらくして、落雷の音が聞こえる。雲の中から火が暴風雨のようになって出てきて、全地にくまなく広がるであろう。嵐と、悪天候と、落雷と、地震が全地で起こり、火の雨が降り続く。

この大艱難は、稲妻の閃光の如く、地上にやってくる。その時、朝の太陽は暗い。暗黒にとって代わられる!この完全な暗黒のために、大きな混乱が起こる。全地は暗闇に覆い包まれ、そしておおぜいの人が恐怖と絶望で死ぬであろう。

その日、完全な暗闇が始まったら、誰も外出したり、窓から外を見てはいけない。暗闇は一日と一晩続き、さらにもう一日。家から一歩でも外に出る者は死ぬ。家の窓を注意深く覆ってしまいなさい。外を見たり、見回してはならない。神の怒りは聖なるものだからである。選ばれた民は、私の怒りを見ることはない。私を信頼しなさい。そうすれば、私はあなたを守る。

多くの霊魂が救われるために、腕を広げるか、床に伏して祈りなさい。自分自身の食料を十分に準備しておきなさい。家の外にいる者に話しかけてはならない。十字架の前にひざまずき、罪を痛悔し、我が母の保護を請い願いなさい」

 

ユーゴスラビアの幻視者ジュリアは、

1960年から1973年にかけてキリストから受けたメッセージ集「イエズスは招く」のなかで、

暗黒の三日間について、次のように幻視している。

「東のほうに血のように赤く染まった太陽が見えます。今、巨大な闇が霧のように、空に向かって昇っています。

しかし、太陽は依然として同じ位置にあります。そして、闇が太陽の一部に達すると、今度は太陽を覆い始めました。それは、まず、太陽の下半分をゆっくりと覆い、次第にその速度を増し、ついには全体を隠してしまいました。次に闇は、地上に降り始め、あたり一面を包み込んでしまったため、まったく何も見ることができませんでした。

その時には、まず初めに南方から生暖かい強風が吹いてきますが、この強風はすべての地上で感じられ、これが激しい嵐の前ぶれとなります。この後、すぐに約十回におよぶ雷鳴が全地に轟き、それによってすべての者がおののき震えるでしょう。

これが大艱難と暗黒の闇が訪れる時の印となります。そして、これらの現象は、三日三晩続きます。

これらのことが始まりだしたら、すぐに家のなかに入り、戸口や窓をしっかりと閉め切り、聖水で自分自身と家を浄め、(司祭によって)祝別されたローソクを灯さなければなりません。外では言葉にいい尽くせない恐怖が支配し、それを見ようとする者は、息絶えてしまいます。すべての悪魔が、(目に見える形で地獄から)地上に解放され、彼らは餌食と思ったものをことごとく破壊します」

 

部分的に要所のみお伝えしました

 

 

 

ホワイトサンズUFO搭乗事件第18最終話

この続きは中古本を購入してお読みください

GAサイトより→ GAサイト

ダニエル・フライ著「私は円盤に乗った」久保田八郎訳

 

その後、この歴史は保存され、"偉大なる教訓″として知られ、子孫たちが実生活に入るときに最初に教えるものとなっている。

 
偉大なる教訓
 
きびしい環境で生きぬく戦いに勝ったときに、物質科学の発達が一般的なパターンを取りもどし、技術が急上昇した。しかしながら、人々の前にある過去の教訓によって、物質価値が社会価値と精神価値との相対的な関係を適当に保たれた。
 
その惑星がほとんど放棄されるほどになるまで宇宙旅行と宇宙生活がだんだん普通になっていった。ついには、宇宙に住むことは、惑星の気まぐれの中で生きぬくのにもがいているよりはずっとかんたんで安全で便利になった。
 
すべての宇宙に生活している人類のように我々は本質的に惑星から独立しており、我々の宇宙は君の標準で判断したら非常に大きく、我々の宇宙船の中で肉体生活の必要性と快適さのすべてを生みだす知識と能力をもっている。時々、新しくものを作るための原材料を得たりするために小惑星や人の住まない衛星に接近し、着陸する以外にはそういうことをするための乗組員はいない。我々の肉体的要求を満たすのにはほんの少しの時間と努力しか要求されない。
 
結局我々は発達段階にあって危険な状況を通過していない人類の援助に時間とエネルギーのほとんどをささげることができるんだ。私を運んで来て、私がこうして話をしているこの宇宙船はこの目的のために建造されたものなんだ。数ヶ月以内に、私の用意が整ったときに私は君たちの一員となるだろう。その間に、君は多くのことをやらなけれはならない。私は君がそれをやるのを邪魔したりしない」「ちょっと待ってくれ」と私はさえぎった。「この議論をする前に君はラジオやテレビの番組に出たり、新聞のインタビューを受けたり、本を書いたりしろと言ったね。これをやるためのかなりの手段を与えてくれたが、この演出をやるためのキーワードとか特別なゴールがあるべきだと思うが」
 
まず"理解″がなければならない
 
「もちろん」とアランが答えた。「君たちの言葉の中で最も重要な言葉の一つがしばしば見逃がされたり、同じような意味の言葉を使用することも忘れられたりする。しかし、それは実際に誤りに導くんだ。その言葉は"理解"だ。この言葉は"知識″、"知恵"、 "愛"、"慈悲″としばしば混同されているんだ。これらのすべては望ましい性質だが、どれも"理解″にかわることはできないんだ。
ジェミニ7号から撮影された2機のUFO。
1965年12月にフランク・ボーマン、ジェームズ・ラベル両飛行士が撮影した事で知られる有名な写真。
このUFOは長時間にわたりジェミニ7号を追跡した。
 
君が送ってくれたバイブルに ― それは知恵と宗教の本だが ― 君たちは"神と自分の隣人を愛せ"と忠告され命令されている。それがなされたとしたら、それはすばらしい忠告だったろうが、不幸なことに愛は意志に従わない衝動なんだ。忠告され、命令されたという理由ではだれも他の人を実際に愛することはできないし、なにか報酬をもらってもできないんだ。君が隣人を愛することができたら、お金持ちが君に沢山のお金をあげるという例を想像してみてくれたまえ。金だけを考えて入ったとしたら、君はおそらく叫ぶだろう。「私は金のためだけにあの馬鹿を愛するんだ。もし私を殺すというんなら、よくないぜ!」とね。おそらくそうだろう。君は見せかけの愛を作りだし、外見上は完全になしうるかもしれないが、心の中ではちっとも愛してなどいないだろう。事実、君は前にもましてその隣人を軽蔑するようになる。彼が君の偽善の生きたシンボルだからだ。どんな愛や慈悲や知恵がある前にまず"理解"がなけれはならないんだ。
 
君の人類と文明と社会に最も必要なものはかんたんで、人と人との間、国と国との間、すべての人々と自然を制御している偉大なる力と英知の間の基本的な"理解"なんだ。"理解"が君の人類が生き残るための鍵だ。もし人々の間に理解がなかったら、政府間の協定、協約や保証などにおける価値は全く少ないことになる。
 
君たちの国家間に核兵器がはびこっているので"1グラムの理解は1メガトンの無煙火薬に相当する″ということを思い出してほしい。
 
君は今、キーワードをもっている。仕事は君のためにととのっている。うらやましいとはいえないが、お互いベストをつくそう。
 
君たちのラジオ放送がいうように"時間が来ました。終了致します。"」
 
●あとがき
 
これは終わりのない伝説である。主役はステージの上にあり演技は続いている。
 
アランが地球に住み始めて以来、数年の間に地球の慣習にも慣れ、その後向きの技術にも慣れた。アランは地球人の自分自身をあざむく努力や自分の友人をあざむくムダな努力を全く理解できなかった。
 
アランがやって釆た理由と地球の生活に適応するために直面した小さな問題点はこの本より厚い本を埋めつくすだろう。そうしても大丈夫なようになったら、いつの日か本に書かれるだろう。アランが必要なときに世界の指導者たちの潜在意識の心の中に達するのに使った電子的に増幅されたテレパシーは知恵と忍耐の数語を言わせるが、これもまたいつの日か書かれる技術報告書にだけ適する主題である。
 
アランはこの長い任務にまだ完全に成功していない。理解は依然としてまれで、むしろ一般の精神能力より劣っている。しかし、我々が依然として生きているということは、また文明や社会がそのままあるということは、アランと彼の仲間が完全に失敗しなかったということをも証明している。
 
もし、地球の大国間の緊張の現在の緩和状態が続く傾向になれば、アランは彼の非公式な、しかもだれにも感謝もされない世界の指導者の良心に関する仕事もやめ、全く信じようとしない世界に対して彼の真の起源を打ち明けるかもしれない。
 
(終わり)
 
(ここからはポポ山が書いていることです)
最後まで読んでいただいたことを感謝します。

光は闇をも利用します。
地球の人口は限りなく減らされるでしょう。
予定では最後に天変地異により僅かに生き残る程度です。
これは宇宙の意図です。
希望ある魂、神を敬う魂のみを地球に残します。
そして残念ながらまた一からリセットです。

私たちにとって大切なことは何でしょう。
100年も満たない短い地球での人生を、
どの様に生きてまた向こうへ戻りたいですか?
どんなに物質面での生活が豊かになっても、
どんなに高度な兵器を持ったとしても、
私たちは地球の大自然の脅威には到底かないません。
ムー大陸やアトランティスがなぜ沈んでいったのか、
なぜ神々は人口を減らしながらその都度地球をリセットするのか、
その理由を真剣に考えなければ、
時代はまた同じ繰り返しを延々と続けるでしょう。

まずは相手を理解することから始まり、
今の自分がどれだけ幸せなのかを思い、
自分の足元から小さな平和を築いていくことです。

あなたの人生が楽しく幸せに満ち溢れた毎日でありますように。
そして皆が心穏やかに暮らせますように。
長い間本当にありがとうございました。

ポポ山。

ホワイトサンズUFO搭乗事件第17話

GAサイトより転載(許可済)

ダニエル・フライ著「私は円盤に乗った」久保田八郎訳

 

文明の全滅は地球には以前にすでに起こっているし、現在の文明は、外部からの刺激がなければふたたび同じことになる段階にすでに入っているんだ。

 

人類は自分たちが創造したものに脅かされている

 
地球の全人口は君たち自身が汗水たらして、膨大な金と時間をかけて創り出したものによって全滅する危険に常にさらされている。人類はなぜ自分たちが創ったものに脅かされなければならないのか?
 
この答はもちろん、人間が自分の創ったものを制御し、創ったものがまた、人間を制御することができるような基礎を十分に発展させなかったという単純なものだ。君たちの思想家のほとんどは、核戦争は危険なものだということを知っている。しかし、それと同じようには理解されていない問題があるんだ。
 
地球の二大国間の緊張の度合いが適当な期間に緩和されなければ、そのような核兵器の存在は文明の滅亡をもたらし、少なくとも、ないようなものだとしても社会が滅亡することになる。
▲1993年3月8日、ドイツのブラウンシュバイクの写真家で野鳥観察家のカールシュテン・ブレットシュナイダー氏が新しいパノラマカメラで撮影中、ドーム付の円形UFOが飛んでいるのを見てすぐにカラー写真で撮影した。撮影された2枚の写真のうちの1枚。
 
未来を考え、未来のために働くという考え方をもつ人々によって文明は建設され、保持されていんだ。全人類が24時間で滅亡するとしたとき、だれが一体、未来に生まれてくる世代の利益のために彼の生命と仕事をささげる意志をもつだろうか?
 
次の10年間に緊張を緩和し、未来の安全が達成されないとしたら、次の世代の格言は次のようなものになろう。
 
"明日の死のために、食べさせ、飲ませ、地獄にしろ″だ。すでに、このようなことは新聞・雑誌に"少年犯罪者"に関する記事で現れている。何人かの記者は、これを両親や学校の責任と言い、他のものは教会や国の責任だと書いている。実際にはこれらの人々には特に欠陥はないんだ。若者はこのような不安に特別に敏感だ(君たちの精神分析医がこれを明らかにするだろう)が、しかし君たちの人類の歴史は未来が安全でなくなるなんて決して言ってはいない。
 
このときまで、二世代以上の人たちが切迫した絶滅の恐怖の下で生まれ育ってきたし、理解の状態は、この危険に対して責任がある社会の奥深くに存在する憤りの中に現れてきている。その憤りはいくつかの方法で姿を現してくるだろうが原理的には、受け身で激しい種々の形態が、信仰や道徳や制度とそれによって作られた権威の全ての形態に対して反感を感ずることなのだ。
 
「私はその問題を理解できる」と私はいった。「しかし、解決策は何だい? 現在の災いを感じている人は多いが彼らの助言はマチマチだ。何人かは我々の物質科学の進歩を止めるべきだといい、別の人たちは物質科学を完全に廃して動物が生きているように"自然に帰れ″というんだ」
 
「新しく大きな建物を建てるときに」とアランが答えて「計算違いによって、基礎ができ上がった建物を支えるのに十分強くないということを君が発見したとしたら、すでに建っている建物の一部を切りとって問題を解決するかい? そんなことはしない。基礎を大きくし、強くする方法を探すのが論理的な進め方だろう。
 
物質科学の進歩を止めることなどできやしない。それは進んだりもどったりはするにしてもだ。もどるとすると、それを支えている要素は退化のプログラムによってまず弱くなってきてそして崩壊することになる。
 
基礎的には地球の物質科学に悪い所はないんだ。もし、人々がそれを支えることができるような基礎を用意しないとそれほ夢想だにしなかったほどに水平に広がって進歩してしまう」
 
「もし、基礎がなかったら!」と私は言った。「君たちの文明は終わるさ」とアランがゆっくり答えた。「ほんの少しの生き残りを残して全滅するんだ。生き残ったものは彼らの科学と技術を再建する能力はないだろう。数世代の間に、彼らの子孫はほとんど動物のレベルにまでもどるだろう。進化の過程はふたたび始まるだろう。一万から一万五千年で他の文明と技術が起こってくるだろう。そして彼らも同じ問題に直面し、それを解決する同じような機会をもつだろう。もしそれに失敗したら、ふたたび同じ運命におちる宇宙の不変の法則なんだ。君にはわかると思うが、人類の自由選択によってなされるものなんだ。
 
地球の人類と文明は絶滅を宣告されてはいないんだ。人類はこの危険を永久に自分たちの後に追いやるまで進歩の道を進み続けるだろう。この選択は君たちのものさ」
 
「少しばかり疑問があるんだが」と私は言った。
「もし、選択するのにかわりのものがあったらどっちを選べばいいんだい?」
「まさに私がいて、君がいるのがその理由だ」とアランが答えた。
 
古代地球人のたどった道
 
「前にも言ったとおり、私の直接の祖先は地球の以前に破壊された文明の生き残りの一部なんだ。これは千世代も前の話だが、そのときでさえ現在の文明以上に進んでいた。
 
彼らは君たちが習慣的にそうするように、他のものとは対抗せず、自然法則の局面に従い、これを使用した。結局、彼らの科学は君たちのものに比べて単純なもので、君たちがやってみようと思わないことすら達成できたんだ。
 
しかしながら、彼らもまた、その進歩にしたがって、社会的精神的価値の同様の発達をとげる絶対的な必要性を理解できなかったんだ。この時代の二つの主要な国家の間に政治的社会的な裂け目が生じた。最初の話のときに言ったが、二国間の摩擦は年々増大し戦争へと発展してしまった。勝敗は問題ではなく、単純にお互いを破壊したんだ。生き残りは少なく、地上の放射能レベルは人間の許容値を超えて上がった。
 
生き残りの人々が放射能ですぐに死んで全滅したということではない。精神的肉体的な機能の低下を促進したということだ。続く世代には望ましくない変化も沢山あり、彼らをそう長くはないにしても石器時代のレベルにまで落としただろう。
 
今のチベットの高原の上に、残った宇宙船が6台、彼らの乗組員によって着陸したんだ。人類の生き残りを保存するために何をすればよいかを決定するための会議のためだった。結論は他の惑星に行こうというものだった。そのときの宇宙船は宇宙飛行に使用できるもので、時々は数百キロメートルの高さまで上がるのに使用されていたが、惑星間の広い空間を渡る試みはなされておらず、乗組員には成功できるなどということは考えられなかった。
 
火星として知られている惑星が地球に近く、横切って行くことができそうに思われた。
 
その頃は火星の温度、大気、水等の表面状態は現在の天文学者が報告しているものよりも人間が生きるのに都合のよいものだった。
 
採決がなされ、4台の宇宙船の乗組員は少なくとも人類の文化の一部を保存する希望をもってこの大きなギャンブルにかけたのだった。残りの2台の乗組員は地球に残ることを決定した。彼らは集まった高地の高さでは放射能レベルが比較的低いので彼ら自身や彼らの子孫に肉体的、精神的な退化を起こすことなく生き続けることができると判断したんだ。
 
私は君の心の中に生じている疑問が理解できる。だから、この人たちは男女を均等配分し、両方ともこの代表としてこの船に同数乗り組んでいたと説明しておこう。
 
この火星への飛躍をした4台の内3台は彼らの目的地に到着した。4台目の運命は我々の歴史に記鐘されていない。
 
数世代にわたって、生き残るための不屈の闘争のために時間とエネルギーが全部つぎこまれた。この時代は新しい人類にとっては暗い時代であった。このあたりの知識は比較的少ないんだ。最初の乗組員たちは新しい惑星に着くとすぐに地球人頬の歴史を書き、全滅した理由を書いた。
 
第18最終話へ続く

ホワイトサンズUFO搭乗事件第16話

GAサイトより転載(承諾済)

ダニエル・フライ著「私は円盤に乗った!」より。

久保田八郎訳、他、藤間弘道、増野一郎訳

 

我々は君の社会構造に適応するときの問題やいろいろな細かい点を努力して達成しようとしているが、前にも言ったとおり地球に住むまでにあと数ヶ月はかかるし、間もなく適用される小さなバランスフォース(知らしめる行動を言っている)が発揮される前に社会も文明も人口もなくなっているかもしれないがね。

 

トップレベルの科学者は危機を知っている

 

「戦争の瀬戸際は国家が平和を論議できるただ一点にあるんだと感じている指導者が数人はいる。そのような瀬戸際はだれでもわかるほど不安定というのではなく、国家の多くはそうするつもりもないままに開戦してしまうんだ」

 

核戦争の可能性がことさら主張されている我々の文明の危機は理解しているよ」と私は言った。

 

「科学の分野で働いているものは皆知ってるんだ。我々の国のトップレベルの科学者のほとんどは、一度や二度は、世界規模の核戦争は確実に我々の文明を破壊しつくす結果になるし、人口のほとんどほ死んでしまうと声明を発表しているがそれに注意を向ける者はだれもいないようだ」

 

「それは、単に問題を提起するだけで解決方法を与えてないからだ」とアランは言った。「近々の危険ではないにしても、地球の核戦争の可能性は実際には問題でなく、単なる徴候であって、そのような病気は、その徴候を処理することによって治るんだ。

 

君たちの文明は一つの大きな問題に直面しているんだ。ここ数年の間にそれは危険な状態になっている。その間題の存在は人類・宗教・政治上のイデオロギーの欠陥ではない。それは、どこでも、どんな文明の発達段階においても遅かれ早かれ生じてくるものなんだ。

 

惑星に生命が始まるときに、その問題は最も単純で可能な形で現れてくる。生命の形は常により複雑化し、知覚力をもつようになるんだ。その間のある点で、人間は"人間的特性"と君が言うようなものをもつようになる。この特性は存在意識・生きる目的の必要性・力の理解それに他の生物より高い知覚力といったものも含んでいるんだ。文明はそのような種類のものが現れたときに始まるといっていいだろう。知識や生きる目的の探求は議論とよりよい理解の目的で三つの大きな区分に分けられるほどの広いスペクトルになっている。この区分は次のように定義される。

 

物質科学・社会科学・精神科学

 

(1)肉体あるいは物質の科学で人間の肉体や彼が住んでいる物理空間の自然の必要性と要求を処理する分野だ。この中には、生活・安楽・安全等に必要な物資を際限なく作り出す研究はもとより、物理・化学・天文学等の主要なものがこの分野に入っている。

 

(2)人間関係や、その関係がよりうまく、生産的に、しかも耐えていけるような方法を処理する社会科学である。この中には社会・政治・精神分析学それに経済学の非物質的な部分などが入っている。

 

(3)精神科学で、人間と君たちが神といっているすべての自然にあまねく浸透し、制御する偉大なる創造のカと無限の英知との間の関係を処理する分野だ。

 

宇宙における科学のすべて、真実の探求と理解の追求のすべては、この三つの分野の中に入るんだ。もちろん、この三つの分野の間には明確な分離線は引けない。お互いにラップしているからだが、しかし、それらを支配する基本的な法則は全く同じものなんだ。

中国で撮影されたアダムスキー型円盤
この写真は昭和15~6年頃のもので、場所は中国の北方、済南市。「二幸館」という看板が入口上方に掲げてある染物工場の左上の空中に、まさにアダムスキー撮影の金星のスカウトシップと同型の物体が鮮明に写っている。 写真を持ち出したのは福岡県久留米市に住む主婦で、佐賀のUFO研究会が佐賀市で開催したUFO画展がラジオで報じられたのをきっかけに、その主婦が同会に提供した。これがさらに東京のUFOライブラリー主宰者・荒井欣一氏に送られ、荒井氏が日本GAPに提供したもの。 主婦の父親(故人)が記念写真を撮った際に偶然写っていたといい、昭和5年生まれの父親が小学校4年生ぐらいの時に撮影したという。 まだUFOとか空飛ぶ円盤という名称がなかった頃なので、トリックとは考えにくい。

 

 

宇宙において文明が完全にしかも成功して発展するならば、進歩のこの三つの支流に同程度の努力と勤勉さがなされなければならない。しかしながら、まず精神科学と社会科学が出てくる。その二つの基礎がなければ物質科学の発達はありえないんだ。人間と動物の違いがわかれば、君にもこのことが証明できるだろう。そこには本質的な違いはないし、人間は槍受(やりうけ)以上の知識をもっており、物質科学を達成できた動物の一つにすぎないという人は少ない。この事実は、人間と動物との間にいくつかの特別な違いがあるということなんだ。この違いの一つは動物は決して社会科学や精神科学をもたないし、そのような科学を打ちたてうる基礎もないので決して持とうともしないことだ。昆虫の中にはアリや、ハチなどのように(社会性昆虫と言っているが)沢山の昆虫が集まって生活し、共通のものを得るために働くという社会科学の初歩的な形態を発達させ、すべてのものを共有するという規律の形態をもっている。

 

結果として、彼らは単純な構造(巣)を創りだし、そこに必要になるときまで食物を蓄えるという物質科学の非常に限定された形態を発達させている。しかし、この彼らが精神科学を持っていないという事実はこれ以上の発展は望めないことを証明している。彼らは数千年の間に一歩も進んでおらず、彼らの基礎の上にたてられた巣の限界に達してからの長い間に一歩も踏み出そうとはしていないんだ。一方、人類はどこでもいつでも、自分が理解できないにしても、至上の英知(心)の創造力と無限の知力を理解する能力を生まれながらにして付与されているんだ、発達段階で、この力に対する人間の態度は始めの恐れと憤りから最終段階の愛へと変わってくる。しかし人間はその創造力をもち、多くの性質を学ばうとする本能をもっているんだ。そこで精神科学は知識の始まりの段階に起こってくる。人間は自分の生活条件を共同で改良できるんだということを理解すると、社会科学の始まりとなる最初の少しばかりの集団が発生することになるんだ。

 

この二つの科学(精神科学と社会科学)を基礎として、物質科学の上部構造が浮かび上がって来て、そこには大きな問題もまた生じてくる。

 

物質科学の発達は肉体の必要性と欲求によって刺激され続け、常に上昇の一途をたどるんだ。30年の間の君たちの科学の技術進歩を考えてみたら、それ以前の百年間の進歩をはるかに超えていることがわかるだろうし、その前の千年間の進歩をも超えているんだ。

 

一方、精神科学と社会科学は普通にしか進歩しておらず、いつの時代にも関係なく時間に比例した進歩しかしていない。

 

結局、ほんの少しづつしか進歩しない基礎(精神科学と社会科学)の上にものすごい速さで成長する巨大な構造物(物質科学)を乗せているという問題をかかえている。基礎の成長を促す方法が見つからなければ、もはやその構造物を支えきれなくなって構造物は破壊し、構造物と基礎の両方を破壊し、衰退させるときがやってくるんだ。

 

第17話へ続く

 

GAサイトより転載(許可済) ホワイトサンズUFO搭乗事件第15話

ダニエル・フライ著「私は円盤に乗った!」久保田八郎訳

 

ホワイト・ハウスの上を飛んだり、その庭に着陸したりしたら、空中からやってくる危険から政府の要人を守るために作られたいくつかの厳重な法律を間接的に犯すことになるんだ。

 
合法的に地球人に接近する方法は全くない
 

実際問題として、合法的に地球人に接近する方法は全くないんだ。君たちの空中をいくつかの法律を犯かさずに飛ぶことすら不可能なんだ。放送局でラジオによって通信することも、我々の通信装置も地球人に使用を許されていないので彼らが我々と通信することもできないんだ。

 

本当の問題は人々が地球外の生命や知性の可能性さえも認めないという事実にあるんだ。結果として、彼らが否定し続けているような人類が到着したときのための法律的準備を何もしていないんだ。

 

私が地球上に住むときがやってくるのは明らかだ、私はその数々の法律を犯すことになるだろう。我々はこの事実を深く遺憾に思うがそれを避ける方法もないんだ。我々がもっと残念なのは君が少なくとも彼らのメンバーの一人としてそれを犯すのを手伝うということなんだ。君がそれを知っているばかりでなく、いくつかの場合には、君が関与しないでは犯し得ないこともある。

 

▲ジョージア州のUFO。1973年9月1日の夜、

ジョージア州の新聞発行人チェスター・タタム氏が撮影したUFO。

同じ夜に数名の人もこの物体を目撃している。

 

もし私が必要があって地球上を旅するならば私はパスポートを持っていなければならない。パスポートを得るためには、私は生まれた時と場所を証明しなければならない。実際には私は地球外のものだから、出生証明やパスポートをもらう方法は合法的にはないんだが、私はそれを持っていなければならない。君の国のどこかに私がここにいなければならない必要性を理解して、自分の危険を承知で私を援助してくれることができる登録吏を見つける必要があるんだ。

 

我々の精神分折家はここ3ヶ月ばかりその問題で忙しいんだ。精神的な性質が要求に合っている官吏をやっと最近見つけたんだ。我々は君が彼に会えるようにアレンジする。そして君は彼と知り合いになって、この交渉ができるところまでもっていってほしい。

 

君が"石頭"と言う連中は心を証明する専門家の迷げ口上でもって、しばしば思いもよらず残っている興味深い発見をするものだ。私の出生証明に必要な援助をしてくれる適当な登録吏を探している間に、君の国の"防衛"関係の会社に席を置きたいと願っているソビエト連邦の市民のためににせの出生証明書を用意しファイルしている二人の人間を発見したんだ。個人的な要求のために愛国心も感ぜず、目的を正当化する可能性もなくこの違法行為をやっているので、大した困難もなくこの二人のうちの一人から証明書を買うこどができるだろうが、そこには常に個人の目的のために法律をやぶる習慣を作る人間にとって、受け入れ難いほど高い危険があるんだ。

 

地球人の中で容易に動けて、気づかれないために、行われる手続きを注意深く解析しなければならない。最も高い可能性のある状態を達成するためのゴールは単純なものだ。たとえば人は非常に裕福だったり、非常に貧乏だったりもできない。前者はうらやみをかい、後者は哀れみをかうし、どちらも注意をひくことになる。

 

私は職業をもたなければならないし、その職業はお金がもらえて、人々に知られ、受け入れられている必要があるが、自分でできるもので宣伝や広告の不要なものでなければならない。理想的な職業としては、国際貿易関係の代理店などだと思う。そのような立ち場は生計を立てることができて、必要のあるときはいつでも他の国を訪問するという口実になるんだ。すべての国々は親交の有無に関係なく何かを買ったり売ったりしたいと思っているし、そのような売買相手を観迎してくれるので君たちの政府のほとんどと政治を抜きにした接触ができるんだ。

 

地球の普通の職業人はかなりのお金を持っており、銀行などに貯蓄している。私は平均的な職業人でなければならないので、その程度のお金が必要なんだ。

 

地球の貨幣システムのほとんどは金の価値に関係してきめられているようだ。そこで私は君に数キログラムの金を送る。君はそれを君の国の通貨に替えて、君が適当と思う銀行に私の名前で口座を開いてほしいんだ」

 

初めて私は話をさえぎる気になった。「金ではないんだ」と私は言った。「金には非常に多くの法律的規制があり、売りに出すときにはその出所を証明できなければならないんだ。もし、君が手に持てる程度の白金のインゴットでも持っていたらうまくいくんだがね。白金の需要は供給を上回っているんだ。売るのも困難でないし、現在の価値は金の数倍になっているんだ」  

 

「いいよ」とアランが答えた。

 

「白金にするよ。でも、白金の方が価値があるなんて考えは実に奇妙だよ。過去数百世代の間に、宇宙船の建設のためのいろいろな金属の要求は、完全に住めなくなった惑星をニッケル鉄芯の材料にするために掘り返してきたほどに大きくなってきたんだ。惑星の中心部近くには地表で発見される以上にかなり大きな比率で重金属が存在しているんだ。

 

白金は腐食環境にさらされる表面に張りつけるにはすばらしい物質だ。我々の宇宙船のほとんどに張りつけられているし、他の用途でも使用されているんだ。しかし、その価値は非常に沢山使用されている銅より少し高いくらいでしかない。

 

第16話へ続く

 

私は三日間のあいだ完全に一人でおり、この間題の結論には到達していなかったし、アランとのコンタクトについてもほとんどあきらめていた。三日目の夜に彼の声がいつもの唐突な調子で聞こえてきた。

 
ふたたび声が聞こえる
 

「ダン、君はいつまで服の下に光を隠しておくつもりなんだい?」

 

私は965キロメートルもやって来て、このコンタクトをする希望をもって三日間も待ったにもかかわらず、私はアランの声に、以前に聞いたことがなかったようにびっくりした。私はだれもいないと知りながら、すみにだれかいやしないかと半分期待しながら周囲をすばやく見まわした。ようやく答えるだけの落ち着き叢りもどしたが、言えたのは「どういう意味だい?」だった。

 

「君は知ってるよ」とアランは答えた。

 

「君が他の本と一緒に緒に送ってくれたバイブルと呼ばれる知識と哲学の膨大な本の中で、”人はローソクに火をともすときには服の下にそれを置いてはならない。それを光によって導かれる人々の前に差し出しなさい”と言っている。我々は君の惑星の多くの国家の間にいくつかのローソクをともす努力に時間と忍耐をしているんだ。ローソクの光が輝きわたり、君らが盲目的に突き進んでいる恐ろしい底なしの穴を照らし出すことを希望しているんだ。地球の人々にとって興味深-価値ある情報を君に与えたんだ。どうしてそれを君だけのものにしておくんだい?」

 

「最初に、私は君の地球訪問を危険にしやしないかと考えたんだ。次に私は知られていないからだ。ロケットの仕事での数人を除いて、だれも私の事を聞いたこともないんだ。どうやって人々に知らせるんだい? またできてもだれも聞いてくれないよ」

 

メッセージを伝えるように要求される

 

「真事に対して盲でない者は伝える人の状態とは関係なく、そのメッセージの価値を理解できるんだ」とアランは答えた。

 

「4年で環境に適応できると思ったのは少し楽観的すぎたようだ。実際には5年近くかかるだろう。その間に、君たちの問題の一つは危険状態になる。いくつかの小さなバランスカが正しい場所に適用されるまでに、地球の全文明は我々が援助するようになる前に地球全体を全滅させるかもしれない。君は小さいがしかしバンスカを生じさせる位置にある数人のうちの1人なんだ。

 

1978年11月15日の午後4時頃、ブラジル、ゴイアス州イパマリでペレス氏が牧場上空を飛ぶUFOを目撃、

4枚の写真を撮影した。これは最後の4枚目。

 

君は我々から学んだことを本に書きたまえ。我々が君に説明したいくつかの注意を本にしたとしても、私の地球滞在を危険にするようなことはない。我々が君に話したことを新聞・ラジオ・テレビで繰り返したまえ。必要なら馬に乗ってそれを叫び、人々に自分たちの置かれている危険について知らしめたまえ」

 

「君は私の言っていることがわかっていない」と私は言った。

 

「もし君の言うようにしたとしても、聞くのはほんのわずかで大半のものは聞きやしないんだ。この世界にほ、真実を恐れたり、自分の命やものの存在順を変えるようなものを恐れるものがほとんどなんだよ。

 

もし私が君から与えられた情報を公表しようとするならば、私が嘲られるだけなんだ。私はある者からはうそつきと呼ばれ、他の者からは馬鹿と言われ、またいかさま野郎だと言われるんだ。新聞に発表すればそれを無視し私を馬鹿げたいかさま野郎にしたて上げるような、ゆがめた笑い話にしてしまうんだ」

 

アランの声は哀れみをもっていたが、少し張った調子で、何かしり込みする生徒に単純な事実を説明しようとする先生のように聞こえた。

 

「もちろん、君はいかさま師にされるだろう。しかし、この”いかさま師”は彼らの間に起こってくる臆病さと無知、それに彼らを驚ろかし、混乱させる可能性を防ぐバリアなんだ。君は地球人の中で偉大なものを完成した人の名前を言えるだろう。彼らはだれからも馬鹿にされ、いかさま師と言われなかったかい?考え方や行動の面で仲間たちより一歩進んだような人たちに対する評価なんだよ。

どんな哲学の本の口絵にも出ていると私は信じているが昔の文明の記録にいわれていることは”研究者になるよりもいかさま師になる方がやさしい。しかしそれはもうかるということではない”ということだ。そう、君はうそつきと言われ、馬鹿と言われるだろう。両方だとも言われるだろう。ある者は君の言うことに質問し、すべてが真実とわかっていても否定し、すべてのことに攻撃を加えることを商売にするかもしれない。

 

君が直面する問題は多いが、しかしそれは君だけのものではないことを覚えておきたまえ。人類の教養を進歩させようと試みて、隣人に知識と奉仕をしてきたすべての人々が直面したことなんだ。君ほ友だちをもっているんだ。君が夢見ている以上に多くの友だちがいるんだ。君が言うことが真実なら、生活の方法を変えるのを恐れている人々が多いが、君の社会と文明が危険な状態にあることを知り、回復のために真剣になって探し求める人々も君が考えている以上に多いということだ。彼らは笑う前にまず見るだろう。見る人々にとって君ほ友だちなんだ。想念の力を落とさないようにしたまえ。友だちをもてば、君はどこにいても一人ではないんだ。君のためにあるすべての心は君と一緒にあり、勇気づけ、能力を与えてくれるだろう」

 

なぜホワイト・ハウスの庭に着陸しないのか

 

「そう願いたいよ」と私は言った。「君の言うとおりにしたら、そのどっちも必要になるだろう。 君はまだ我々の環境に完全に適応できないとしても、ちょっとくらいやって来ることができないのか?特に我々の一員になるつもりがなくなったとしたらなおさらだが。君たちはなぜホワイト・ハウスの庭に小形着陸船を降ろして、世界中の通信基地として全世界に一度に情報と忠告を与えようとしないのか?」

「そんな単純な解決は君の一部にある希望的な考え方だけだよ」とアランは答えた。

 

「それについてはすでに議論したはずだ。ちょっと考えたら、一般的でも特殊なものでもいいが、なぜそのようなやり方が成功しないかという理由は沢山あることがわかるよ。 

 

最初に、心理学的な面がある。もし、我々が君の世界の人々を導くために”天”からやって来た進んだ人類のメンバーとして現れたとしたら、我々の到着は君たちの社会のエゴのバランスを大きく混乱させることになるだろう。沢山の人々は死に物狂いで宇宙の第二の場所に投降させられるのを避けるためにどこまでも論議し、かんたんに我々の存在を否定する。我々の実在を彼らの意識の中に容認させることを強引にやったとすると30%は我々を神と考え、彼ら自身の幸せの責任を我々に押しつけようとするんだ。我々にはできないことだが、もしそれをやれたとしても、我々はそれを仮定することさえ許されない責任をもっているんだ。残りの70%は我々が彼らの世界を奴隷化しようとする潜在君主か独裁者と信じ、多くの者は我々を破壊するための道具を探し始めるだろう。もし、我々の努力によって、偉大で永久的なことがなされたとしても、人々は自分たちの仲間、少なくとも、そのようなものを受け入れる人々によって導かれなければならない。これが私が援助できるように君たちの一員にならなければならない理由なんだ。

 

第15話へ続く

「私の心に関する限りは君が好きなように入り込んできても観迎するよ。しかしどうやってテキストを届ければいいのかね。私の心はそう沢山の量を入れられないし、多分、印刷間違いも必配だ」と私は言った。

 

「どうやって発送し、君はどうやって受け取るんだい?また、どのくらいの間それが必要なんだい?この基地のかまばこ形の建物の中に図書館なんてものがあるんだ、そこでたくさん手にはいるが返さないと問題になるんだ」

 

「それを解析し、コピーするのに1日あれば十分だ」とアランが答えた。

 

「夕方借りたら次の日には返せるよ。」

 

実験台の上にある通信装置の真下に防護屋根のついた金属の棚があるだろう。明日の夜、君がここを去るときに手にはいるできるだけたくさんの本をその棚の上に置いていってほしい。我々は小さな試料採取装置を降ろして、それを拾い上げ、次の夜に元に戻しておくよ。」

 

アランの教育はこのようにして2ヶ月ばかり続いた。私が彼に送った材料、本、一般データは一般の学生には数年分だったので彼はものすごく速い学生であったにちがいなかった。

 

アランが手紙をよこす

 

私がカリフォルニアにもどる予定だった日の数日前、私が送った最後の一包みの本を取り上げたときに、私が彼に送った紙に、これも私が送ったペンで書かれた次のような手紙をその本の間から発見した。

 

 

ダン。こつがのみ込めて来たよ。たくさんの本をありがとう。次のものを送らないでいいよ。他にちょっとした仕事ができて、しばらくここを去るのでその本を取り上げられないからなんだ。アラン″

この文には何か奇妙な感じがあった。それは私が会ったこともない教え子からの卒業証書のように思えた。

ほとんど一年近く私は自分のノートの間にこの手紙をはさんでおいた。 

数週間、数ヶ月と過ぎ、ついに何のコンタクトもなく数年が過ぎたとき、私はふたたび彼の声と地球に住むという計画を最後に聞いたときの感じになり始めていた。

このとき、私は自分の正気に対して何の疑いもまた幻覚の疑惑ももっていなかった。

 

コンタクトは非常に長く、詳細にわたり、二人の間にかわされた情報は非常に多かった。私がアランから受け取った知識と情報は正確で私の仕事に非常に有意義だった。それがすべて私の心の中で生みだされたという可能性はなかった。アランは実在し、彼の仲間も船も真実であったが、彼らの計画を変更する原因となる何かがあったに違いない。私はいろいろのことを聞いたがとくに私が彼らの計画の一部をやるようになってから私が聞いたことは確かなことだった。

 

1954年4月の最後の週に、私は限りない問題をかかえたロケット開発の仕事から、短い休暇をとり、南オレゴンの森の奥深くにある私の特別な静養所にドライブした。私がすぐしなければならないと決心するにはいくつかの困難があった。私はそれをするために完全に平和で隔離された場所が必要だった。

 

時々、私は地球外の人類の到着と彼らがホワイトサンズ実験場に試料採取船を着陸させたことについての完全な報告書を作る責任を感じていた。もしアランが地球を訪問する計画を放棄したのならば、その報告は彼や彼らを傷つけたりしないで我々にとって利益となるだろう。

 

短い会話の中で、彼は我々の社会が直面しているいくつかの問題を説明してくれたが、文明を脅かし、人類の生存をさえ危うくするこの問題は我々には完全に理解されていないが、その限界は比較的すぐにやってくるのだと言った。彼はこの問題の衝撃が軽減され、我々がそれを無視できなくなったときにその圧力をやわらげる方法のいくつかの概略を話してくれた。

 

私の心の中に大きくなってくる質問は答えを要求していた。

 

もし、アランが彼の知識と経験を我々人類の利益のために使用することについて心変わりしているとしたら、彼が私に与えてくれた知識と理解を私ができる限り使用するのが私の責任ではないだろうか? 私の言う事を重大に考えてくれる人は少ないことはわかっていたが、私が成功できないだろうという事実は、それをやらないというための言い訳にすぎないのではないか? 

 

これはアランとこの問題について議論したときのたった一つの結論だったようだ。

 

アランとコンタクトするすべもない一方、もし、彼と宇宙船が地球の近くにいれば、彼がそうしたいと思えば私といつでもコンタクトできるんだと私は確信していた。彼は聴覚の電子線変換を非常に詳しく説明してくれたが、これは非常に遠く離れた個人の間の通信を可能にするものだった。 

 

私が静養のために出発するときに私の心の中にあった考えの一つはそこがそのような通信に理想的な場所だということだった。アランがもし地球の近くにいたならば、彼は私に興味をもっているはずだった。

 

第14話へ続く