今回は訪れた場所別に少しずつ分けて書いて行きますね。
と、いっても記事にできる数といえば知れていますので、数回で終了になると思います(笑)
順番は前後しちゃうと思います(^^;)
今日は表参道のことを書きます♪
昨日、なぜかインスタを貼り付けてしまったこととかぶる部分もあります。
表参道ヒルズに行ってきました。
と言っても、メインはこちら
表参道ヒルズは、元は『同潤会アパート』という、趣のある建物がありました。
大正末期から昭和初期にかけていくつか建てられた集合住宅のひとつです。
ピクオニのお店を作る時に、「このイメージでは?」とアドバイスをいただき、特にドアや窓はこのアパートのイメージで作っていただいたのです。
惜しまれながら取り壊されたので、今も表参道ヒルズの端に一部だけ残されています。
当時、『同潤会』という名前もよく知らなかったのですが(^^;)、取り壊されるというニュースを見てとても残念に思ったことは覚えています。
ここで思いがけずの素敵な出会いをいただきました。
同潤館の中はそれぞれの部屋がギャラリーになっています。
いくつかのギャラリーは入り口からちらりと覗くぐらいでしたが、ひとつどうしても惹かれてしまいお邪魔しました。
『鷹尾葉子』さんという、焼き物作家さんの個展です。
「素敵だな♪と思って、、お邪魔してもいいですか?」
「どうぞ、どうぞ♪」
ギャラリー入り口には大正時代から実際にこのアパートで使われていたドアが置かれていました。
本当に素敵な作品ばかりでした。
壁飾りにもなるお皿やほどよい深さと大きさのコロンとしたカフェオレボウルのような器など。(普通のカフェオレボウルよりもう少し大きめで小ぶりなどんぶりというくらいの大きさです)
どれも使い方の想像力を掻き立てられます。
風合いはそれぞれ当然同じものはひとつもなく、質感や窪みや点々や線など味わいがなんともいえず、静かに興奮し通しでした(笑)
鷹尾さんも、ギャラリーのオーナーさんも穏やかな佇まいで品のある素敵なお二人。
作り手さんのお話はとても好きなので、ついついお喋りが長くなってしまいます(笑)
私「最初、これは全部飾り用なのかなと思いました。」
鷹尾さん「いえいえ、どうぞ使ってください(笑)」
私「はい、観せていただいているうちに使い方のいろんなイメージが湧いてきてすごく楽しくなってしまって♪」
Wさん(ギャラリーのオーナーさん)「鷹尾さんは、ボウルをよく作られているんですけど、私はそれがとても好きなんです。この風合いと大きさと深さがなんともよくて。」
私「素敵ですよね、中に入るもののイメージが本当にいろいろ浮かぶんです」
鷹尾さん「カフェオレとかに使ってもいいと思うの♪」
Wさん「煮物や丼にもいいと思う♪」
私「お菓子を入れたり♪お抹茶もいいと思います♪」
鷹尾さん「そうそう♪ちょっと崩した感じで、硬い飲み方ではなくて、あえてこの器でね♪ 頭が硬い人には使えないわね(笑)」
私「やわらかく、いろんな形でつかってあげたくなる器たちですね♪」
釘付けになって、何度通り過ぎてもどうしても引き寄せられて戻ってしまったこの子をいただきました。
壁飾りにもなります。
Wさんと、「この小さな丸い青がぽつんとあるのがいいのよね〜♪」と通じ合い、それだけでわかる感覚を共有できた喜びはなんとも言えませんでした(笑)
言葉で表しきれないものを伝えることって難しいですし、そもそも私はお喋りなくせにそれが苦手なので、なにかの表現で人につたえることができる才能のある人を心底尊敬しますし、憧れます。
そして、わたしはそういうものを受け取ることが好きです。
鷹尾葉子さん、来年の春に名古屋でも個展を開かれるそうです。
案内が届きましたら、こちらからもお知らせをさせていただきますね♪
都合が合えば絶対お伺いします♪
今度はボウルをお目当てに♪
あら?
同潤会アパートが、、、(笑)
時間とともに消えていくもの、変わっていくものもありますが、変わらないものもありますし、変わったとしてもそれは悪いことばかりではありませんね、変わらない大切なものをそのままに新しいものや時間や世界が生まれていくことは、よいこととして受け入れてもいいのだな、と思うことができました。
表参道ヒルズ内
来られて良かったです♪