11月に京都市動物園にも行きました。
蹴上駅から行ったので、南禅寺近くを通って、東門から入りました。


1903年開園で、1882年開園の上野に次ぐ古い動物園です。
よく東京で数十年前創業の店を老舗と言うと、
京都人は必ず、
「京都では数百年前じゃないと老舗とは言わない」とマウントをとってくるけど、
動物園は東京の方が古いのなてへぺろ

隣りに琵琶湖疏水記念館があって、


動物園脇には水路が走っています。
そういや、京都は琵琶湖の水飲んでるくせに、滋賀県をバカにするってよく言われてるよね爆笑
公家の時代から脈々と受け継がれる根性の悪さ爆笑


それでもここに行った最大の目的は、やはりゴリラ。
上野では、モモコさんが去年産んだスモモが、遂に群れに合流して公開されたところですが、
ここは、モモコさんとビジュというオスの間に生まれた息子・モモタロウ一家が住んでいます。

モモタロウは2000.7.3 上野動物園生まれの22歳。
2010.10.18に京都市動物園に来園しました。


初めまして!モモタロウ!



今、赤ちゃんを抱いてるモモコさんに、
こんなシルバーバックの息子がいるなんて、信じられないよね!



今や二児の父。



筋肉モリモリの逞しい一家の長になりました。





ここの展示場は上野と違って、
高い天井や壁によじ登れるようになっていて、筋力が鍛えられそう。
上から飼育員さんに差し入れをもらったりしてました。


お父さんは違うけど、スモモの一番上のお兄ちゃんなんだよね。




こちらは、メスのゲンキ。
1986.6.24京都市動物園生まれの36歳。


このゲンキは数奇な運命を辿ってきています。
10歳の時、ゴリラ繁殖の大プロジェクトに参加するために、上野動物園に移動しました。
当時の飼育下のゴリラは、個々の動物園で1〜2頭で暮らしていて、繁殖が進まなかったので、
1992〜1999年に、国内外のゴリラ11頭を上野に集め、
オスを中心とした群れを作る計画だったそうです。


ゲンキは群れのリーダーのジビュとすぐ仲良くなったのですが、
他のメスたちから攻撃されるようになり、
ビジュとも離れ、群れから孤立してしまったそうです。
そのストレスで自傷行為を繰り返し、体重は半分にまで落ち、
そのまま京都に戻ったのだそうです。
可哀想に・・・えーん


その後、少しずつ体調は回復。
そして上野の繁殖計画は難航しながらも、
遂に2000年、ビシュとモモコの間に赤ちゃんが生まれます。何とそれがモモタロウ!
それから10年後、そのモモタロウが京都にやって来て、14歳年上のゲンキと結ばれたのです!
つまり歳月を経て、かつての婚活相手の息子が夫になったわけです!運命的ですね!
ビジュとモモタロウはそっくりな親子だったらしいから、もしかして好みのタイプだったのかも。


そのゲンキとモモタロウの間に2011.12.21に生まれたのが、長男ゲンタロウ。
モモコさんの孫ですね。


ところがゲンキはお乳が出なかったので、ゲンタロウは衰弱してしまい、人工哺育に。


飼育員さんがゴリラ風のお手製ポンチョを着て育て、檻越しにゲンキと接触させ、
遂には同居再開する映像をテレビで観たのですが、
まさに今のスモモと同じで、感動的でした。


檻越しに触れ合っていたときは、飼育員さんの子どもという意識だったのか、
遠慮がちに触っていたらしく、同居させた瞬間も少し戸惑っていたゲンキでしたが、
ゲンタロウが脚にしがみついた途端、一気に母性が湧き上がったのか、
その後は決して離さなかったそうです。


そして、この子は次男のキンタロウ。
2018.12.19生まれ。リキより1歳下ですね。
まだお尻にベビーシグナル(白い毛)があります。


モモコさんは、孫より年下の子どもを産んでるんだから、凄いよね!




色々な出来事を経て、モモコさんの血がここでも受け継がれています。



でもゲンキが幸せになって良かったな。



そういえば、ここのゴリラたちは数字の順番を覚える勉強をしてるんだよね。(こちら 参照)


今、ゲンタロウは凄い速さで14くらいまで出来るんだっけ?私、負けるかも・・・爆笑


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