アイリッシュウェザーな日々
アイルランド渡航希望の方に役立って、その場の空気感が少しでも伝われば幸いです。

Amebaでブログを始めよう!

結婚年齢など

ワールドカップが始まって、ポーランドやイングランドを見ていて、
アイルランドにいるあいつら元気かな?と思い、記事を書くに至っています。

今回は結婚年齢などについて書いていきたいと思います。

アイルランドの大学院生は結婚年齢が早いのか?
日本の私のまわりが遅いのか、どちらかはわからないのですが、
向こうの研究室は既婚率が高かったのを思い出します。

確かに、博士課程ともなると、年齢もそれ相応(24-27位)になり、
アイルランドでは、学生各人に研究グラントが割り当てられるので、
給料ももらえるようです。
年齢、収入ともに何とかやっていけるのではあるのです。

既婚者は、未婚者にとってうらやましく見える反面、
なかなか大変な面もあるようです。

一番大変そうなのは、マーチン君(ポーランド人)でした。
奥さんがいて、子供も生まれたばかりなのに、奥さんが他のアイルランド人と恋仲になり、
離婚に至り、さらに博士論文の提出が迫っていました。

ほかの人たちは、なかよく登校したり、文句をいいながらも幸せそうであったりで
うらやましい限りでありました。

留学生にとっても、彼氏(彼女)の存在はかなり必要であると思います。
やはり、留学生活は孤独なものです。知人も全てリセットされ、一人もいないのですから。
ただ、学部なんかだとサークルや寮などもあり、事情は違うのかもしれませんが。

ヨーロッパの留学生のイメージとして、スパニッシュ・アパートメント(仏映画)なんかはいいですね。
なかなか映画のようにうまくいくかは別として、結構実際に近いのかもしれないと思います。
続編も出来たようで、見てみたいと思っています。

ステップ!タップ!ジャンプ!

今回は軽く、アイリッシュダンスについて書きたいと思います。

アイリッシュダンスとは?

それは足だけを使って、軽快なジャンプとステップで音楽にあわせて踊るダンスです。

カトリックが迫害されていた時代に腕を使わないことでカモフラージュをした?と聞いたこともあります(うろ覚えです。)

また、アイリッシュダンスがアメリカに渡り、アフリカ系アメリカ人のダンスと融合することによってタップダンスとして独自のスタイルを確立しました。


私は、アイルランド音楽を市街のシアターに聴きにいったときに、アイリッシュダンスも演目に入っていて、偶然見ることができました。

初めはピョンピョンと跳んで、おもしろいダンスだなぁなどと思っていたのですが、

しだいに、音楽も勢いを増し、ボルテージも上がって、

クライマックスでは、音楽と合わさって幻想的な雰囲気を感じ、魅入るように見させられていました。

日本での公演などもあるようなので、興味ある方は是非、一度御覧下さい。

お薦めの本

今更・・・と思われるかもしれませんが、
愛蘭土紀行
街道をゆく 愛蘭土紀行 です。

この本は、1987年頃、司馬遼太郎氏が週刊朝日に連載していたものが単行本・文庫化されたものです。

渡航前なら為になると思いますし、

渡航後でもかなり共感できました。


視点・考察の広さを感じさせられる本であると同時に、

自分の経験と合わせて、アイルランドを追体験できる本であると思います。

アイルランドの歴史や宗教、カトリック・ローマ帝国・ジュリアス・シーザーとの関わり、や

文学・風俗なども広く語られています。


文庫版のほかに、

写真がたくさん使われて補足記事などからなる

’月刊 街道をゆく’ シリーズなどがあるようです。

アイルランドに興味を持っている方には是非読んでいただきたい本です。

The University of Oxford

今回は写真付きの記事です。
ただし、アイルランドではなくイギリス。

イギリスの最高学府のひとつ、The University of Oxfordです。

Oxfordの街全体がキャンパスで、大学の建物が、歴史を感じさせてくれます。

oxford

これは、イギリスの友人のところに遊びに行って、Oxfordを案内してもらった時に、取った写真です。

あけまして

久々の更新となってしまいました。

年末年始は旅に出たり、風邪を引いたりしてました。

また、締め切りに追われる日々です。

やばいです。がんばります。

あと、高校時代の友達が結婚します。

初結婚式楽しみです。おめでとう!


アイルランドのスポーツ

今回はアイルランドのスポーツです。

本題に入る前に、すこし、

これから、年末まで、実験三昧です。

当然、クリスマスなんて楽しそうなものはありません。

三連休もありません。

実験がんばります。

では、気を取り直して、本題に・・


アイルランドでは球技が盛んです。

私のまわりでは、ラグビーが人気でした。

全国的な人気はわからないのですが、私のいたコナート州では、人気スポーツは

1st ラグビー
2nd アイリッシュフットボール
3rd  ハーリング
4th  サッカー

といったところでしょうか。


アイルランドにはマクドナルドと共に、アイルランド特有のスーパーマックスというハンバーガーチェーンがあるのですが、

スーパーマックスが、コナート州チームのメインスポンサーをしている 「ハーリング」 という グランドホッケー + ラグビー のようなアイリッシュスポーツも根強い人気があります。

地域ごとのチームが全国一位を目指す大会の決勝戦前などは、町中が州のカラーの半旗で埋まります。

車のフロントバンパーにつけるような、ちっちゃい旗も売っています。


ハーリングと同様に、アイリッシュフットボールも、かなり人気があります。

それは、サッカー + ラグビー のような競技で、トラベリングの反則もあって、ドリブル時に3~5歩ごとにボールをバウンドさせるか、リフティングをしないといけません。

ゴールはサッカーゴールにラグビーゴールをくっつけたような形で、

サッカーゴール部分に入れると三点、ラグビーゴール部分に入れると一点となるようです。


その次が、サッカーとなるようで、

友人の女の子に聞いてみたところ、

「サッカーって点が全然はいんなくて、ホント面白くないから、キライ!!」と仰っていました。


プレミアリーグとスコットランドプレミアは、TVで観ることが出来ました。


ただし、FIFA W杯となると話は別なようで、

かなりの人気があり、EU地区予選などは、パブでもかなりの人数が集まります。

ちなみに、私がパブで応援したアイルランド x フランス 戦は、ジダンの復帰により、本戦出場の夢が、事実上たたれた試合でした。

私は、パブの2階で応援していたのですが、試合後、1階に降りると、スタンディングテーブルが倒され、床にパイントグラスの破片が山のようになっていました。

誰か、切れたんですね・・・・

景気と渋滞とホスピタリティー

こちらに来る前に、参考になればと読んだ本(以前ブログで紹介しました)には、

アイルランドは車が少なく、日本と同じ右ハンドルの国だから、ドライブは快適と書いてありました。

こちらに来て気づいたのは、アイルランドは制限速度が驚くほど高いことです。

狭い片側1車線の制限速度が少なくとも80km/h、時には100km/hだったりする。

郊外の狭い道路を車が疾走します。

しかし、EU加盟後、ここ10年ほどの間に、アメリカにも便の良い英語圏であり、

不動産や人件費も安いことなどを理由に、アメリカからの投資が盛んに行われ、

またIT企業の本社が移転されるなどして、アイルランドは「ケルトの奇跡」と呼ばれる経済発展を遂げました。

その好景気を反映してか、以前は日本から中古車を輸入すらしていたというのに、

今では目新しい欧州車や日本車が街を占拠しています。

そのため、朝夕の通勤時など、市内の主要道路は車で埋まり、渋滞しています。

アイルランドに招いてくれた教授は「10年前とは全然変わってしまったよ」と言っていました。

それほど劇的な経済成長だったのでしょう。

そう言われれば、建設中の大規模な商業施設やマンションをよく見掛けるし、

高速道路網も2008年頃に完成予定だといいます。

経済が成長すると、その反動として人間関係の希薄化など、無くなるものもあると思われますが、

アイリッシュホスピタリティーは堅持してほしいものですね。

実際に、ダブリンではあまり他の国の大都会と変わりない印象を受けます。

どこの国でも、自国の良さを自国民が認識するのは時に困難であるのかも知れないなあと思わされました。

5PM

学会出席のため、東京から離れておりました。

今回は、時間のお話です。

欧州と日本の文化の格差というものが、もし在るならば、

それが顕著にみられるのが帰宅時間ではないかと、ふと思いました。


私の滞在した大学では、5時を過ぎると急激に人の気配がなくなります。

こちらでは夏は夜9時ころまで太陽が沈まないのですが、

6時を過ぎると全く無人の建物と化します。

週末も同様で、まったく人気(ひとけ)がありません。


不便なことに、ほとんどの店舗は6時には閉まります。

また、地元の人相手の店舗は日曜日も休みです。

例外として、パブやファーストフードなどは深夜1時頃まで開いています。

ナイトクラブ(日本ではアクセントが後ろにくる踊るためのクラブ)などは、

さらに遅く夜の11時頃に始まり、午前4時頃まで開いています。


一般に、アイルランド人は家族を大切にすると言われます。

無人化した学校で、日本の習慣通りの時間割で仕事をしていた私は、

なぜか、仕事をしていてはまずいのかなと、感じてしまいそうでした。

ただ、例外はあるようで、私を呼んでくださった教授は、夕食を家で食べた後、

学校に戻って来て仕事をすることも有りました。念のため。

薯と味噌と牛乳

今回は、食べ物のお話です。

イギリスやアイルランドのご飯事情ははっきり言ってあまり芳しくありません。

イタリアやフランスには勝てないかんじですね。


そんなアイルランドの主食はじゃがいもです。

アイリッシュブレックファースト(ベーコン、ハム、サラミ、卵料理が一皿に盛られ、トーストが二種類ほど、オレンジジュースとコーヒーもしくは紅茶)以外の食事では、

毎食必ずいもが出ます。

形式としてはチップスと呼ばれるフライドポテトか、マッシュポテトの頻度が高く、

なかには、いもが無ければ食事では無いと言う人もいました。


塩、味噌、醤油は日本料理には欠かせない調味料です。

ありがちな話ではあるのですが、

ロンドンでフランス人の友人(在日経験有)と日本料理店に行った際のこと、

そこで飲んだ味噌汁は格別おいしいという訳ではなかったのですが、

一ヶ月以上ご無沙汰だった味噌汁は、

ほんとうに、五臓六腑に染みて、自分の国というものをいやと言うほど思い知らせてくれました。


では、反対にアイルランドで何がお薦めかと言うと、

それは、乳製品です。

牛乳、クリーム、バター、チーズなどは非常にうまい。

マヨネーズは卵から作るものだが、これも意外とうまい。

アイルランドは、ひとたび街をでると、延々と広がる緑みどり。

そこには必ず牛、馬、羊の姿がみられるのだから、納得も出来ますね。


あとは、こちらに来て食するようになったものとしては、パニーニ(イタリアンですね)が挙げられます。

バゲットに鶏肉やチーズ、サルサソースなどを挟み、鉄板で押しつぶすように焼いてできるパンなのですが、

アイルランドのコンビニのようなお店では、ほとんどのお店で、具材を選び注文できるようになっています。

パンがカリカリで美味しかったです。

アイルランドなまり

今回は英語のなまりについてのお話です。


帰国子女でもなんでもない理系の私は、英語が聞き取れないのは、自分の力不足だと思っていました。


でも、同じアイルランド人でも、話していて、「自分、結構しゃべれるじゃん」と思わせてくれる人、

まったく何を言っているのかわからなくて、「まだまだだなぁ」と思わせてくれる人など様々で、

話す人によって、聞けるか聞けないかが異なるのを感じました。


日本に帰ってから、「アイルランドってなまりきつかったんじゃない?」と何度も言われ、

もしかして、

聞き取れなかった人は、なまりがきつい人だったんじゃないか!!と、
(気づくのが遅すぎですね)


そう考えるとつじつまが合うことが色々思い出されました。

話しやすい人に属している人は、都会出身とかイギリス留学経験有りの人だったような気がする。

そんな人達の話す英語はクイーンズイングリッシュに近い発音でした。

逆に、聞き取りづらい人には、「俺の言ってること聞きづらいっしょ?」みたいなことを言われた事もあり。


日本語でも、「何してるの?」が、「なんばしよっとや?」となれば、

日本語を勉強している外国人の方はわからないよなあと納得した次第です。

ことばってむずかしかね。


今回は、Mayukoさんの"ひよっこ科学者の悶絶にっき"のハリーポッターのイギリス英語に関する記事を読んでいて、少し思いついたことを書きました。
http://ameblo.jp/mayumayujolly/