「虎に翼」第117回~第24週「女三人あれば身代が潰れる?」 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「虎に翼」 第117

第24週「女三人あれば身代が潰れる?」

 

 

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(泣き声)

(暗い部屋でうずくまった若い女)

 

東京の、

とある家庭で起こっていた、

口にすることもはばかられる、

おぞましい事件。

 

寛子) お金になりそうなものを

 かき集めてきました。娘をお助

 けください。どうか! どうか!

(土下座をする母親)

 

その弁護の依頼が、

よねたちのもとに来た頃…。

 

**********

 

昭和44年、1月。

桂場は、第5代、最高裁

長官に就任しました。

 

そしてこちら、竹もと改め、

お寿司と甘味が楽しめるお店、

笹竹です。

 

道男) はい、お待ち。

 はいらっしゃい。

 

**********

 

寅子) 改めて、桂場さん、長官

 就任、 おめでとうございます。

 お忙しい中お時間頂き、

 恐縮です。

久藤) さあ、短い時間だけど、

 エンジョイしよう。

 タッキーの快気祝も兼ねて。

多岐川) だんごで、乾杯だな。

久藤) フフフ。よし、じゃあ、

 乾杯! Cheers!

多岐川) 桂場、よくぞ

 ここまで上り詰めた。

 困った時は、いつでも

 俺たちがついてる。

 この国を、司法を頼むぞ。

 フフッ。

(仏頂面でだんごを頬張る桂場)

久藤) ハハハハ。ハハハハハ。

 

**********

 

<最高裁判所長官室>

 

汐見) こちら、明日の裁判

 官会議の資料です。

 

汐見は、現在事務総局の事務

次長として、司法行政を担当

しています。

 

(航一が来る)

 

航一は、最高裁調査官室の中枢

として、上告された事件を、ど

の法廷で取り扱うかを選定。調

査報告を、最高裁判事に行う業

務を担当しています。

 

**********

 

(航一と廊下を行く汐見)

汐見) 朋一君、大変優秀です

 ね。下についてもらえて助け

 られていますよ。勉強熱心で、

 真面目で。

航一) そう、優秀なんです。

汐見) えっ?

航一) 朋一は優秀がゆえに、

 昔は現実主義で、斜に構える

 部分が心配だったのですが、

 寅子さんの影響か、最近は理

 想に燃えていて、視野が狭く

 なり、正論を述べることと、

 上にかみつくことを混同しが

 ちといいますか。

汐見) ハハハハ…。

 星さんも、人の親なんですね。

朋一) 汐見さん、父さん。

汐見) ああ、どうした? 星君。

朋一) どうやら、東大当局が

 警視庁に機動隊の出動を要請

 したようです。

汐見) 安田講堂か。

航一) もし学生たちが抵抗

 すれば、大量の逮捕者が。

朋一) 抵抗? そりゃするでしょ。

 すんなり引き下がるなら最初か

 らこんなことはしないよ。

 

ベトナム戦争への日本の

加担、日米安保条約の、

更新反対を理由に、

戦後生まれの学生が、

後に、70年安保闘争と

呼ばれる運動を起こし、

過激化していきます。

 

(機動隊と対峙し、

火炎瓶を投げる学生)

 

東大でも、大学改革を訴える

若者が、安田講堂を占拠。

 

昭和43年、6月から、約半年に

及んだ籠城は、機動隊員により、

強制的に排除され、抵抗した数

百人の若者が、逮捕されました。

 

**********

 

(テレビの前にのどか)

のどか) この中に、未成年の

 子たちもいるのよね。

寅子) そうね…。

(電話に駆け寄る寅子)

 

**********

 

<事務所>

汐見) だから、君には

 経験がないだろう!

轟) 夜分に悪いな。

よね) 早く来い。

寅子) あっ…。

汐見) 佐田さん。

寅子) あっ、あの、こんばんは。

 私、よねさんに何も説明されず

 に呼ばれて。

香子) 薫が、安田講堂で、

 逮捕されたの。

寅子) えっ?

汐見) お二人に弁護をお願いし

 に来たんだけど、急に香子が、

 やっぱり自分で弁護したいと。

轟) そこから、ずっと議論が

 平行線でなあ。

よね)  らちが明かないから、

 お前がなんとかしろ。

 

香淑は、

司法試験に合格し、

去年、司法修習を

終えていました。

 

梅子) トラちゃんも来たこと

 だし、ヒャンちゃんも汐見さ

 んも小腹すいたでしょ。

 休憩しましょ。

轟) うん、うん、そうしよう。

 ここからは、依頼主ではなく、

 友として話そうじゃないか。

寅子) えっ、あなたは?

よね) そいつの話はあとでいい。

寅子) あっ、ごめんなさい。

轟) ほら。

(お握りを運んでくる轟)

汐見) 実の娘の弁護をするんだ。

 僕ならとても冷静でいられない。

 

結局結論は出ず、

しばらく様子を見る

ことにしました。

 

**********

 

轟) いや~佐田、すまんな。

 でもあの時は、どうも話が

 堂々巡りで。何かきっかけ

 が必要でな。

美位子) 私も一杯もらえる?

よね) ああ。

美位子) この人がうわさの、

 トラちゃんさんよね。

寅子) あっ…フフ。

 はい、トラちゃんさんです。

轟) んっ、紹介し遅れたが、今、

 事務所を手伝ってくれている、

 美位子さんだ。

美位子) 手伝いというか、

 居候させてもらってるだけ。

 今、弁護をお願いしていて。

寅子) 弁護?

美位子) 私、実は父親

 殺しちゃって。

寅子) えっ…。

(ウトウトしている梅子)

(椅子から落ちる梅子)

梅子) あっ…あ~! 

 あれれれれ…。

美位子) 梅子さん、明日の

 仕込みがあるんでしょ?

梅子) あっ、ええ、そうね。

 お先に失礼するわ。

美位子) トラちゃんさん、

 またね。

寅子) あっ、ええ、

 おやすみなさい。

梅子) おやすみなさい。

美位子) よねさん、轟さん、

 私のこと、何でも話して

 いいからね。

梅子) はいありがとう。

美位子) はい。

(ドアが閉まる音)

よね) あいつは、尊属殺人の

 罪で起訴されて、つい先日

 保釈が認められたんだ。

寅子) 話さなくていい。

よね) どうせ知ることになる。

 新聞や雑誌の恰好のネタにな

 るのは時間の問題だ。

轟) 美位子さんは、父親からの

 おぞましい虐待に長年耐えてき

 た。母親が家を出てから、何年

 も彼女は…父親と、夫婦同然で

 暮らすことを余儀なくされ、2

 人も子供を産まされた。仕事先

 で、恋人ができた美位子さんは、

 相手と結婚しようとしたが、父

 親は怒り狂い、彼女を家に閉じ

 込め、暴力をふるい、そして…。

寅子) 尊属殺人の、依頼を

 受けたということは…。

よね) 刑法200条、尊属殺人罪

 は、憲法14条に違反している

 と主張する。刑法199条の殺人

 罪を適用し、更に正当防衛、も

 しくは緊急避難で減刑を訴える。

轟) 憲法判断を争う限り、

 最高裁までいくだろう。

よね) 私たちは最後まで戦う。

 こんな理不尽が、

 許されてたまるか。

 

昭和25年、尊属殺人の重罰規定

を定めた、刑法200条は、憲法

に違反しないとする判決が、

最高裁で言い渡されました。

 

よねたちは、その判決を

覆そうとしているのです。

今ならば、判決は変わるのか?

それとも…。

 

**********

 

昭和四十四(1969)年・三月

 

安田講堂事件の逮捕者のうち、

二十歳未満の少年たちが、

続々と東京家庭裁判所に

送致されてきました。

 

音羽) 三島さん、こちら、

 担当裁判官の佐田さんです。

寅子) 初めまして、佐田寅子です。

 確か火炎瓶でケガをしたのよね。

 大丈夫? 体調はいかが?

三島) 気安く話しかけんな。

 権威主義の犬どもが。

音羽) 三島さん。

寅子) まあ、そうなるわよね。

三島) はっ?

寅子) とにかく、きちんと食事を

 して、元気でいてね。今日はその

 ことだけ伝えられたら十分だわ。

 

**********

 

家裁の判事たちは思っていました。

社会や、大人への怒り、失望、

その気持ちは、痛いほど分かる。

だからこそ、じっくり向き合い

たいのです。

 

久藤) 君は、凶器準備集合および、

 公務執行妨害に問われている。

 じゅんぺい君、君は将来

 何になりたいんだい?

じゅんぺい) 公認会計士の…。

 

向き合えば向き合うほど、

少年少女たちの更生の道を

見つけられる。

そう確信していたのです。

 

**********

 

反町) 汐見判事。

汐見) 反町さん。

 原爆裁判以来ですね。

反町) 私今は、政民党幹事長、

 寒河江弘幸の、秘書をしており

 まして。

汐見) そうでしたか。

反町) 実は…寒河江の地元の

 名士が、憤慨しておりまして。

 

**********

 

汐見) その名士の息子は21歳で、

 いまだ勾留されていて、地裁で

 の裁判を待っているそうです。

桂場) 家裁への不満か。

 

**********

 

寅子) 頑張ってね。

少年) はい!

男性) 行くぞ。

 母さん心配してるぞ。

 

**********

 

汐見) 家裁に送致された少年の

 多くが、不処分となっている。

 同じ罪を犯しておきながら、

 たった1~2歳の年の差で、

 ここまで違う処遇となるのは、

 いかがなものか、と。

(名刺を前に、険しい顔で、

一点を見据えた桂場)

 

**********

 

超簡単感想で♪

 

いろいろと重すぎる問題が渋滞して

いて、ちょっと心が追いつかない。

でも、すべて現実なんだよね。目を

そらしてはいけない。知らないと。

 

それにしても…ちらし寿司と甘味!

梅子さんのお握りも売ってほしい。

 

 

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