「虎に翼」第84回~第17週「女の情に蛇が住む?」 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「虎に翼」 第84

第17週「女の情に蛇が住む?」

 

 

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<学校の帰り道>

女子) なあしていっつも黙ってるん?

 私たちといるの、つまんねけ?

(草むらから見ている寅子)

女子) もっと楽しそうにせえて。

 友達になってあげたんだすけ。

 私が先生に怒られんねっけ?

女子) それは内緒らて。

優未) やっぱりそうだったんだ。

 声をかけてくれてありがとう。

 でも、お互い無理をしても、

 誰も幸せじゃないし、そこから

 友達になるのは難しいと思う。

 誰のせいでもないよ。だから、

 もう一緒にいなくていいよ。

 ありがとね。

(去って行く優未)

女子) なんらて、あれ。

女子) もうほっておこて。

(優未を目で追う寅子)

 

**********

 

(座卓で宿題をしている優未)

寅子) ただいま。

優未) お帰り。早かったね。

寅子) うん、ちょっとね。

 すぐごはん作るから。

(奥の部屋へ行く寅子)

(背を向けたまま、動きを止める)

(鉛筆を持つ優未の手も止まる)

(呼吸を整える寅子)

寅子) 優未!

(変な顔で振り返る)

(優未も、変な顔)

 

もしかして、

優未も、私を・・・。

 

(優未を抱き締める寅子)

優未) えっ、お母さん?

寅子) 少しだけ、このまま。

(優未も、小さな手を、

寅子の背中に回す)

 

寅子) 優未はすごいな。

優未) 何の話?

寅子) 優未。本当に悪いんだけど、

 次の日曜日、稲さんとお留守番、

 お願いできるかな?

優未) うん。

(優未を見つめ、頭を撫で、

頬に触れる寅子)

 

**********

 

(優未の眠る部屋で、スタンドの

明かりを灯し、資料を調べる寅子)

 

(回想)

玉) 私がいなくなれば、

 お嬢様は自由になれるんです。

 

涼子と玉のことは、

綺麗事だけでは、解決しない。

私には、何ができるのだろう。

 

**********

 

<ライトハウス>

涼子) ごめんなさいまだ・・・。

 トラコちゃん。

(頭を下げる寅子)

涼子) どうなさったの?

寅子) 玉ちゃん。この近くには、

 残念だけど、どこにも空きが

 なかった。

玉) 寅子さん。

寅子) ただ、厚生省に尋ねてみ

 たら、神奈川にある国立の更生

 指導所なら、治療を受けながら、

 入所者の方々に、勉強を教える

 仕事があるかもしれない。

玉) 寅子さん!

涼子) 更生指導所? ねえ、

 何の話をなさっているの?

寅子) 何日も何日も考えた。

 でも、私には、答えが出せなか

 った。だからごめんなさい。

 私は、答えを出すことを手放す。

 2人の問題は、2人に任せる。

 玉ちゃんお願い。涼子様に、胸

 の内を全部伝えて。それから、

 もう一度答えを出してほしい。

 その、出した答えを、涼子様が

 何と言おうと、私は支持するから。

玉) わかりました。

涼子) 玉?

寅子) 私は、席を外しますね。

 出直します。

玉) いいえ。

 寅子さんも聞いていてください。

 

**********

 

(涼子と向き合った車椅子の玉)

玉) 私・・・ここを出たいと思って

 います。ケガをしてから・・・いえ、

 お仕えしたその日から、十分

 すぎるほどよくして頂きました。

 もうこれ以上、甘えるわけには

 いきません。

涼子) 冗談はおよしになって。

 全く笑えませんことよ。

玉) 耐えられないんです。せっか

 く自由になれたお嬢様を、私が

 縛りつけていることが。私がいな

 ければ、お嬢様は今ごろ自由な

 世界で、なりたい何かになれて

 いたはず。私が中途半端に生き

 残ったばかりにこんな目に・・・。

涼子) おぞましいことをおっしゃら

 ないで! 玉がいなかったら、私

 今頃どうなっていたのかわかりま

 せん。玉、私、あなたにしてもら

 った事を返しているだけよ。日傘

 から、お弁当の蓋を開けることま

 であなたに任せっきりだったんだ

 から。

玉) そんなの当たり前

 じゃないですか!

涼子) 胤頼様は、お気立てのよ

 い方でした。けれども最後まで、

 本当の意味では夫婦になれま

 せんでしたの。だから離縁した

 理由は玉じゃない。胤頼様を、

 桜川家から解放してさしあげた

 かったの。あなたのことは解放

 しなかったくせに。お母様が亡

 くなる直前におっしゃったの。

 

(回想)

寿子) お世継ぎだけ、早く産んで
 おしまいなさい。それが、あなた
 のためなのよ、余生の。

 さみしゅうございますのよ? 

 お屋敷で、ただ一人、時間だけ

 を潰す日々は・・・。
 

涼子) その時、私の人生と母の

 人生を重ねて・・・。一人になる

 のが恐ろしくなって、あなたをい

 つまでも側に置いてしまったわ。

 だから私のせいなの。あなたの、

 玉の身に起きたこと、全て。もっ

 と早くあなたをお故郷(くに)に

 帰しておけば、きっといいお方と

 一緒になっていたはず。英語を

 生かした仕事に就いていたか

 もしれない。それを、私が奪っ

 たのです。

玉) 奪われてなんていない!

涼子) 玉・・・私今とっても幸せよ。

 全て自分で決めて、人生を進ん

 でいる。どんなに大変でも、玉と

 生きていくことが幸せなの。けれ

 どもあなたの気持ちを考えずに、

 独り善がりだった。

 ごめんなさいね。

玉) 私も・・・できることならば・・・。

寅子) 玉ちゃん! 

 私は、せめて2人が、

 対等であってほしい。

 全てを諦めてほしくない。

玉) 私は・・・これ以上お嬢様の

 負担にはなりたくないんです。

 でも・・・。お嬢様・・・。
 (英語で)あなたなしの人生は

 考えられない。私の親友に

 なってくれませんか?

涼子) (英語で)あなたは

 もう、親友ですよ。玉。

玉) お嬢様~!

(玉を抱き締める涼子)

涼子) ごめんね・・・。

(涙まみれの笑顔で

2人を見つめている寅子)

(泣き声)

涼子) ごめんなさい・・・。

 

**********

 

優未に声をかけてくれたのは、先生から

の指示だったからなのね。それじゃ友達

にはなれないね。お礼を言って、誰も悪

くないと言えた優未は偉い! 大人だね。

隠れて見ていた寅子が優未を励まそう

と変顔を試みたら、同じく寅子の様子を

見て変顔返ししてきた優未のやさしさに

ほっこりしたよ。いい子だよね、優未は。

 

そしていよいよ、涼子様、玉ちゃん問題。

まあ…良くも悪くも寅子だよね。寅子らし

いというか、寅子なら、寅子だからこうな

るよね。うん、黙っていられる人じゃない。

 

寅子の行動を好むか好まないかは別に

して、物事が動くには、空気を読まない

強引さも必要だったりする。根底に信頼

感がある人(ここ大事)の強引さは、慎

み深すぎる人の背中を押す力はあるw


あなたなしの人生は考えられない。

私の親友になってくれませんか?

 

I can't imagine life without you.
Could you be my bosom friend?


英語でなら、対等に、「YOU」と言える。

玉が言った親友、「bosom friend」は、

いわゆる「腹心の友」のこと。良き~!

夫がどんなに気立てがよくても、長年

一緒にいてくれた玉には敵わないよね。

身分から自由になれたからこそ、一緒

にいたい相手は、自分で選びたいもの。

 

 

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