「虎に翼」第42回~第9週「男は度胸、女は愛嬌?」 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「虎に翼」 第42回

第9週「男は度胸、女は愛嬌?

 

 

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直言が、かつての

知り合いに頼み込み、

マッチのラベル貼りと、

箱詰めの仕事を分けて

もらうことになりました。

 

(完成したマッチ箱)

直明) どうでしょうか?

重田) ん?

 おお、きれいに出来とる。

 ハハハ。

 

働き手は、寅子と直明。

長年、登戸火工を支えた

重田さんにも、手伝って

もらうことになりました。

 

直言は、ずっと体調が悪く、

寝込みがち。調子がいい時は、

優未の子守をしてくれています。

 

はると花江は、

繕いの仕事を始めました。

 

**********

 

(みんなで昼ご飯)

直言) (せきこみ)

(そっと直言を見る寅子)

重田) いや~ありがたいことです。

 こんなじいさんを雇ってくれるとこ

 なんか、どこにもなくて。

直明) いえいえいえ、

 あの、お礼を言うのは、

 僕らの方なので。フフ。

直言) 直明、俺の分も食べなさい。

直明) いや駄目だよ。

 お父さんこそ栄養つけなきゃ。

直言) いいから、食べなさい。

直明) いや駄目だって。

 ちょっとでもいいから食べてよ。

 

**********

 

(優未を膝に抱き、部屋で

優三の写真を見ている寅子)

 

**********

 

昭和二十一(1946)年

 

そして、年が明けました。

 

(優未をおんぶして、

河原を散歩する寅子)

寅子) ♪「大きくて

 立派なはママ」

 

**********

 

直言) みんなのおかげで、

 なんとか年を越すことができた。

 苦労ばかりで、すまない。

直明) 何言ってるんだよ。

 お父さんがマッチの仕事を

 見つけてきてくれたおかげ

 じゃないか。

直言) ありがとな、直明。

 こうして、家族そろって、

 新年を過ごせることを、

 幸せに思わないとな。

(泣き笑いの優三の顔が浮かぶ)

直言) いや、

 そろってはないんだが。

はる) あなた!

花江) トラちゃん。もっと優三

 さんの話をしていいのよ。

 写真も飾っていいの。

 すぐにこう言ってあげられ

 なくてごめんね。

 私に気を遣わないで。一緒に

 優三さんを待ちましょうよ。

直明) うんそうだよ。

 優三さんは、きっと帰ってくる。

直言) (せきこみ)

 うん。俺もそう思う。

 みんなで、優三君の帰りを

 楽しみに、毎日頑張ろう。

 

**********

 

(部屋に飾った、

優三の写真を見つめる寅子)

寅子) 早く帰ってきてね。

(優未にも写真を見せる)

寅子) お父さん。

 

**********

 

昭和二十一(1946)年・五月

 

ラジオ) 「労働者、農民、勤労者が

 団結の威力を示す日、メーデーが、

 11年ぶりに復活しました」

 

優三の消息は分からないまま

数か月が過ぎました。

 

ラジオ) 「参加総数実に100万。

 米俵を掲げ、食糧不足を訴える

 参加者の姿も見られました。次

 のニュース。本日、東京帝国大

 学入学式が執り行われました。

 終戦後初となる新入生たちは、

 キリリとした面持ち」。

 

**********

 

<夜の台所>

寅子) 直明?

(本を隠す直明)

寅子) 何読んでたの?

(アドラーの「問題児の心理」)

直明) 持っていた本を売ってさ、

 岡山からの、切符代にしてたん

 だけど・・・。これだけは売れなく

 てさ。内容もほとんど覚えちゃっ

 てるのに。

寅子) そんな、

 コソコソ読まなくても。

直明) ずっと、みんな気にしてい

 るんでしょ。僕を大学に通わせ

 られなかったこと。でも自分で 

 決めたことだから。

 夜眠れない時に、こうやって、

 活字を目で追っているだけで、

 落ち着く。ただそれだけだよ。

寅子) ちょっと待ってて。

 

**********

 

(押し入れの中に柳行李)

(その下に箱)

(箱を開ける)

 

あの日以来、

ずっとしまい込んでいた、

法律の本を取り出しました。

 

**********

 

<台所>

寅子) 読みやすいのを

 選んどいたから。

直明) えっ、いいの?

寅子) うん。興味があれば、

 ほかにもあるから。

直明) えっ・・・。

(嬉しそうにページをめくる直明)

(その顔を見つめる寅子)

 

直明に、あの、

学ぶ喜びを知ってほしい。

 

寅子は、目を背けていたことと、

向き合う覚悟を決めました。

 

(回想)

寅子) 志半ばで諦めた友。そも

 そも学ぶことができなかった、

 その選択肢があることすら知ら

 なかったご婦人方がいることを、

 私は知っているのですから。

 よき弁護士になるよう、尽力し

 ます。困ってる方を救い続けま

 す。男女、関係なく!

 

(回想)

寅子) 弁護士、猪爪寅子。

雲野) 君も晴れて、一人前の

 弁護士になったわけだ。

 おめでとう。

寅子) ありがとうございます。

(拍手)

常盤) 猪爪先生、

 おめでとうございます。

寅子) ありがとうございます。

 

(回想)

寅子) 法律事務所に、

 辞表を出してきました。

 降参です。

 

**********

 

(手提げ一つで雲野の事務所

を訪れるモンペ姿の寅子)

(扉の前で足を止める)

雲野) あっ、ご依頼の方・・・。

岩居) あれ?

雲野) 佐田君。

 佐田君じゃないか!

寅子) ご無沙汰しております。

 

**********

 

雲野) さあさあさあさあ、どうぞ、

 入って。少し、さみしい感じには

 なってるかもだけどな。

寅子) 突然お邪魔して

 すみません。

雲野) いやいや、佐田君なら

 大歓迎だよ。さあ座って。

 お子さん元気?

寅子) ええ、なんとか。

雲野) あ~そうか。

 それはよかったなあ。

岩居) あの時、辞めておいて正解

 だったよ。結局扱う案件も少なくな

 って、常盤さんにも山田君にも、辞

 めてもらうことになってしまってね。

 

(回想)

女性) そこの店の人なら、

 空襲で亡くなったそうですよ。

 

(回想)

よね) 知るか。

(最後に見たよねの姿)

 

岩居) 先生は相変わらずで、

 弁護料を支払えないお客の

 依頼も受けてしまうし。

雲野) もらってるだろ、野菜 

 とか米とか。ハハハハハ。

 で、どうしたんだい今日は。

寅子) 近くまで来たものです

 から、懐かしくて、つい。

雲野) ああ、そうかそうか。

 ハハハハ。うれしいなあ。

 あっ、そうだ、せっかくだから

 野菜持ってってよ。よいしょ。

 これがまたおいしいんだよ。

 

また弁護士として

雇ってほしいとは、

とてもじゃないですが、

言いだせませんでした。

 

雲野) 小ぶりだけどね、

 うまいんだよ。

寅子) ありがとうございます。

雲野) これもいこう。ああそれも。

 これは大きいよ。

 

**********

 

<登戸の家>

(一枚の紙を手に、

そっと優未を見る直言)

(戸が開く音)

直言) (せきこみ)

寅子) お父さんただいま。

直言) うんお帰り。

(紙を隠す直言)

直言) お母さん帰ってきた。

寅子) 優未、ただいま。

 お利口さんにしてた?

直言) お利口さんだ。

 どうだった?

寅子) ほかの事務所当たってみ

 る。優三さんが帰ってくるまで、

 私がこの家を支えないとね。

直言) (せきこみ)

寅子) 楽しかった?

直言) 楽しかったね。

 

**********

 

昭和二十一(1946)年・十月

 

ラジオ) ♪「赤いリンゴに」

 

終戦から1年が過ぎ、

季節は秋です。

寅子は、いくつか弁護士

事務所を当たりましたが、

雇ってくれるところは、

ありませんでした。

 

ラジオ) ♪「リンゴは何にも

 言わないけれど リンゴの

 気持ちは よく分る」

(はるに支えられ、よろよろ歩く直言)

(優未と遊ぶ寅子)

ラジオ) ♪「リンゴ可愛や

 可愛やリンゴ」

直明) 姉ちゃん。

寅子) うん?

直明) 弁護士、戻らなくていいよ。

 だってつらくて辞めたんだろう?

寅子) でも、私が稼ぐには、

 弁護士しか。

直明) いや、姉ちゃんは十分頑張っ

 たよ。今度は、俺が頑張る番だから。

重田) いい弟さんだねえ。

(物音)

 

**********

 

花江) どこ・・・どこが痛いですか?

寅子) お父さん、どうしたの?

花江) 分かんない。

直言) 大丈夫。ちょっと、

 足を滑らせただけ・・・。

はる) 何を言ってるんですか、

 胸を押さえて突然倒れて。

直明) 僕お医者様呼んできます!

花江) お願い。

重田) 私も行こう。

花江) お義父さん、

 横になりますか?

直言) (うめく声)

(畳の上に落ちた、

写真立てを拾う寅子)

(板の外れた写真立ての

中に、一枚の紙)

直言) 見るんじゃない!

 見るんじゃない!

(手を突き出す直言)

(紙を広げる寅子)

直言) やっ・・・やめろ!

(死亡告知書に優三の名前)

 

**********

 

超簡単感想で♪

 

戦争が始まっても、終わっても、

生活は続いていくのだ。生きて、

食べていかなければいけない。

 

直言が隠していたのは、優三の

死亡告知書。こらこらこらこら…。

寅子の笑顔が見れるのはいつ?

 

 

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