「虎に翼」第22回~第5週「朝雨は女の腕まくり?」 | 日々のダダ漏れ

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「虎に翼」 第22回

第5週「朝雨は女の腕まくり

 

 

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「日々のダダ漏れ」

 

 

(布団の中で背中を丸め、

 一点を見つめた直言)

 

**********

 

(台所で、手帳を開いたはる)

はる) 「10月15日、直言さんは

 寝たきり。食欲も変わらずなし」。

**********

<裁判所>

(寅子が穂高と資料庫から出てくる)
穂高) 猪爪君。
寅子) はい。
穂高) ついでに、
 ひとつ頼まれてくれないか。
 その資料を早急に書き写す必要

 があるんだが…。私には、助手も
 おらず、本業の授業もある。人を
 雇おうと思ったが、信頼の置ける
 者も見つからずで。
寅子) 是非、私にやらせて下さい。


**********

事件の流れをきちんと理解して

いくために、寅子は授業以外の

時間を全て、膨大な調書の筆写

に充てていきました。

(放課後も、教室に残って
 書き写す寅子)
(そっと見ている花岡)
涼子) 何か手伝えることは

 ないか? そうお声をかけ

 たらよろしいんじゃなくて?

**********

(涼子の一声で、みんなが書き

 写す作業に取り掛かる)
花岡) 猪爪のお父上は、共亜株

 取り引きにおいて、帝都銀行高

 井理事やほかの被告人と共謀

 の上、株券や金品の運搬役を
 担い、贈賄罪に問われている。
 お父上と、高井理事の証言から、
 芋づる式に、政界財界、大物の
 罪が暴かれていった。
轟) お父上は最初罪状を否認し

 ていたが、途中から全てを認め

 ているようだな。
涼子) 残念ですけれども、調書

 の中には自白を覆す糸口は

 ありませんでしたね。
花岡) あとはできることといったら、
 調書の事実確認か…。
寅子) お金の受け渡しがされた

 場所に出向いて、直接確認して

 みるしかない。ありがとう。

 とにかく私やってみる。
梅子) 何言ってんの。ここまで
 来たら手伝うわよ。ねっ。
寅子) でも…。
香淑) もっと頼ってよ、トラちゃん。


**********

寅子は、仲間の手を借りて、
調書内容の検証を続けました。


梅子) いかがでした?
よね) 駄目だ。去年の予約簿

 なんてものは残ってないそうだ。
梅子) 行ったのかも行ってない

 のかも証明できないってことね。
香淑) じゃあ次は、
 ここに行ってみましょう。
梅子) あっ、香淑さん。


**********

寅子) 私にしかできないことって
 穂高先生はおっしゃったけど、
 お母さんにも話せないこと聞き
 出す方法って…。

(自分の机ら数冊のノートを
 取り出す優三)
優三) あんまり役に立たないかも
 しれないけど…。これ、試験のた
 めに刑法をまとめておいたやつ。
寅子) あっ…ありがとう優三さん。


**********

<台所>
はる) 「10月26日、直言さん変わ

 らず。もし、直言さんの自白が

 本当で、本当に罪に問われたと

 して…。私にできることは何だろ

 うか」。
(はるの手元に、封を開けた手紙)

**********

(直言の枕元に手つかずのお握り)

**********

(直道と花江の前にはる) 
はる) 昨日、丸亀の母から手紙が
 来たの。身内から犯罪者が出ると
 困るから、縁を切るって。
直道) そんな手紙送ってくるかね、
 普通。
はる) 実家と縁が切れるのは、

 いいの。けれどね、これが世間の

 反応なんだと思った。だからあな

 たたち、猪爪から籍を抜きなさい。
(廊下で、足を止める寅子)
はる) 猪爪家がこれから、どうなる

 のか正直なところ分かりません。

 でもこれ以上、2人や孫に迷惑か

 けられない。
直道) 別にいいけど? それで

 お母さんの気が楽になるならさ。
はる) 手続きのしかたは、
 調べてあります。
花江) お義母様、それ今じゃない

 です。籍はいつでも抜けます。でも、

 今やるべきは、お義棟様から真実

 を聞き出すことです。頑張りましょ

 うよ、お義母様。
寅子) 花江の言うとおり。
 ねっ、お母さん。
はる) (頷く)
寅子) とはいえ、友達の手も借りて、
 頑張ってはみたものの、行き詰っ

 てるの。お母さんの手帳も、検事に

 全部持っていかれちゃった?
はる) ここ数年のものは、
 全部台所にありますよ。

(ピンとくる寅子)

**********

寅子) 失礼します! 

 優三さん、見つけました、
 私にしかできないこと!

(手帳と調書)

**********

<直言の部屋>
寅子) 失礼します。
直言) 何だ、急に。
寅子) 今から、家族会議、

 いえ、家族裁判を始めます。
直言) はあ?
寅子) 単刀直入にお聞きします。
 お父さん、本当は無罪…
 何もやっていないんでしょ?
直言) だから俺がやったと
 言ってるだろう。
寅子) じゃあそれを

 証明して下さい。
直言) はあ?

寅子) 昭和9年5月4日。

 調書には、お父さんは接待を受け、

 株券の贈賄の件を承諾したとある

 けど、お父さんはその日、家で夕

 食を食べ、味醂干しでご飯を3杯

 お代わりしている。

優三) あっ、しょ…あっ…しょ…

 昭和9年10月7日。お父さんは

 高井理事の指示で共亜紡績の

 株券を換金し、浅松石油、長本

 社長に受け渡したと、認めてら

 っしゃいますが、その日は、お

 父さんは腹を下し、会社をお休

 みになられています。

直言) それは、

 お前たちの記憶違いで。

寅子) 昭和10年2月20日。株取

 引のお礼で、株券と、お母さん

 にと着物を贈られて、その着物は、

 検事が家宅捜索で納戸から押収

 したとありますが。

はる) それは私がへそくりで買っ

 たもので、買い物の日付も、へそ

 くりのやりくりも、全部記録してあ

 ります。

寅子) それ以外にも、調書の証言

 と、お母さんの手帳の記録との齟

 齬が、合計14点も見られます。

直言) それは、母さんがきっと

 間違えただけで…。

花江) それは、お義父さんが一番

 ありえないと分かってるじゃない

 ですか。

寅子) 私たちは、お母さんが結婚

 してから30年、毎日毎日つづって

 きた、この記録を信じます。

直道) 俺には分かる。

 父さんは、悪者顔なだけで、悪い

 ことができるたちじゃないだろ。

寅子) やったと言うならば、

 その証拠を見せて。

直言) そんなもん、

 あるわけないだろ!

 何もやってないんだから。

優三) お父さん?

直言) 高井理事に、頼まれたんだ。

 

(回想)

高井) 私は、自白した。

直言) えっ?

高井) 諦めよう。

 検察は絶対引き下がらない。

 若島大臣や、お偉方も、何か月も

 拘留されて参ってるんだ。自白す 

 れば、皆が解放される。あとは、

 我々下々が責任をとって、罪を軽

 くすることを考えよう。早く、家に

 帰りたいだろう?

直言) でも…。

高井) ここでごねても家族のため

 にもならん。家族を更につらい目

 に遭わすことになるぞ。

 いいのか!?

直言) いいのかって…えっ…

 そりゃないですよ高井さん!

 ねえ! 目を覚ましてください!

高井) 猪爪君!

 

直言) 自白は全てうそだ。

 だが罪は、全て受け入れる。

 裁判でもやったと証言する。

 すまない。すまない。

 (すすり泣き)

直道) お父さん…。

 

**********

 

<法曹会館>

穂高) そうか…やはり

 一筋縄ではいかないか。

寅子) はい。

穂高) だがそれが真実ならば、

 我々の進む道は決まった。

 正々堂々と、無罪を主張する

 としよう。

寅子) でも先生、刑事裁判にお

 いて、予審で認めた起訴事実

 を覆すのはとても難しいんです

 よね?

(腰が鳴る音)

穂高) あっ。

 

**********

 

穂高) いや~お待たせお待たせ。

錦田) 待ちくたびれましたぞ。

穂高) すまんすまん。

 あっ、寅子君。

寅子) あっ。

穂高) あちらは、錦田法律

 事務所の、錦田君だ。

寅子) 初めまして。

穂高) 前、商工大臣、若島男爵

 の、弁護人をされている。

寅子) 若島って、えっ…。

穂高) こちらは、前、鉄道大臣、

 水戸氏の弁護人、七沼君。

 大蔵省、銀行局局長、長久保

 氏の弁護人、三島君。

雲野) あっ、大蔵事務官酒田

 氏の弁護を担当する雲野だ。

穂高) 市川君は、前貴族院

 議員、黒川氏の…。

錦田) 紹介はそのぐらいで。

 つまりここにいる全員、共亜事件

 で、被告人の弁護を引き受けて

 いる。そういうことでしょう?

穂高) ご明察!

錦田) 穂高先生、何をたくらんで

 らっしゃるんですか?

穂高) 私は依頼人の、

 無罪を主張しようと思ってる。

(ざわめき)

 

**********

 

超簡単感想で♪

 

はるさんの手帳が、ここに来て役

に立つというか、活躍するのね!

弁護士さんたちが集まっている姿

にゾクゾクワクワクしてくるわ~。

 

 

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