「ブギウギ」第53回~第11週「ワテよりも十も下や」 | 日々のダダ漏れ

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「ブギウギ」 第53回

第11週「ワテより十も下や」

 

 

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<はな湯の表>

スズ子) 占うてください。

易者) はいはい、まいどおおきに。

 スズちゃん!

スズ子) おっちゃん変わらんなあ。

易者) スズちゃんは、

 えらい大人っぽうなって!

 真っ赤っかやないか!

 おいみんな、スズちゃんや!

 スズちゃん帰ってきたで!

アサ) えっ!?

玉五郎) ホンマや! スズちゃんや!

アホのおっちゃん) どこがスズちゃん

 やねん。スズちゃんやがな!

キヨ) スズちゃんや!

スズ子) みんな変われへんなあ。

 

神戸での公演を終えたスズ子は、

久しぶりに、はな湯に立ち寄った

のでした。

 

スズ子) ただいま。

 

**********

 

スズ子) そうかあ・・・。あの看板、アホ

 のおっちゃんの力作やったのになあ。

玉五郎) 金属のもんは、鉄砲玉にする

 から出してくれ言われましたんや。

アホのおっちゃん) 今の、木ぃの看板

 もええやろ。

スズ子) そやな。かいらしい看板や。

 この子の方がかいらしいけど。

(玉五郎の腕に赤ん坊)

スズ子) ホンマ、

 ゴンベエはんにそっくりや。

キヨ) バブ~!

(キヨの肩をたたくスズ子)

キヨ) 痛っ!

アホのおっちゃん) ワシらもそろ

 そろつくらなあかんで。

アサ) アホ! 寝言言いな!

 ワテもう60やで。

 10年遅かったわ~。

スズ子) アホのおっちゃんとアサ

 さんが結婚してるやなんて、

 まさかのまさかや。

アホのおっちゃん) そやろ?

 どうしても一人で死にたない

 言うさかい、しゃあないわ。

キヨ) アホ! お前、熱々先生が

 ぽっくり逝ってもうて、その隙に

 手ぇ出しよったんや。

易者) そうそう。

 キヨさん含めての激しい三つ巴や。

 そらもう見苦しかったで~。

キヨ) こうなったら、ワシはもう、

 スズちゃんと・・・。

スズ子・キヨ) ないないないない・・・。

キヨ) 冗談やがな。

スズ子) ふふふふ・・・。

キヨ) ええ人おんねやろ?

スズ子) それが全くやねん。

 出会いもあらへんわ。

キヨ) ホンマ?

スズ子) ホンマ。

アサ) 焦らんでええよ。

 恋だけが人生じゃないで。なあ?

 あっ、梅吉さん、元気にしてはんの?

スズ子) 香川帰りましたわ。ええ人

 見つけてるんちゃいますか?

アサ) そらあかんわ。

 ツヤさん化けて出るわ。なあ~?

アホのおっちゃん) にゃ~お。

キヨ) もうええわ。

光子) あっ、いらっしゃい。

スズ子) せやけど、よかったわ。

 お客さんも来てくれてはるみたい

 やし、みんな元気やし。

キヨ) おう!

玉五郎) このご時世、苦しいんは

 苦しいでっけど、まだまだ続けて

 いきまっせ。

スズ子) お願いしますわ。

キヨ) こんなん言うようになるて・・・。

 この口で・・・。ゴンベエ!

 

**********

 

<稽古場>

(リリーと和希と秋山の話し声)

スズ子) おこんにちは。

リリー) スズ子~!

和希) スズ子~!

秋山) 福来さんや!

スズ子) ワテや!

(抱き合う4人)

秋山) 久しぶりです!

和希) 聴いてるで、スズ子の歌!

 「ラッパと娘」、しびれたわ!

リリー) 「センチメンタル・ダイナ」

 もよかったで! もう発売中止

 なんが残念や。

秋山) それよりあの~新曲の、

 「何とか可愛や」もよろしいですわ。

スズ子) ありがとう! ありがとな!

 いや~3人とも変わらへんなあ。

 いや、変わったわ。

 ごっついきれいになったわ~!

リリー) あんたもまあまあ

 あか抜けたわ。

林) じゃかましわ!

スズ子) ギャ~林さんや!

林) ギャ~ってお前、

 バケモンちゃうぞ。

スズ子) あ~林さんや林さんや

 林さんや! わあ~うれしいわあ!

 変わりまへんなあ。

林) ははっ、これ飲んどるからな。

スズ子) 相変わらずマムシの

 生き血でっか?

林) マムシは今高うてあかんねん。

 これはな・・・何の血かは聞かん方

 がええわ。わっはっはっは!

スズ子) 「わっはっは」ちゃいますわ、

 ホンマもう。どうでっか? USKは。

 ラインダンス、やってまっか?

林) ラインダンス・・・なあ、敵国の

 踊りやいうて今はでけへんねん。

 今は、検閲も厳しいて、時局に

 合わせて台本作らなあかんねん。

リリー) 衣装の調達も大変やねんで。

 もう稽古着と変わらんでな。

和希) ウチなんかお父ちゃんの

 お古で舞台立ったことあるわ。

スズ子) ワテも、自前の衣装で

 地方回りばっかりや。

林) まあ、今は我慢や。ワシらだけ 

 やないねん。あの洋食のコンビも

 解散・・・ちゃうわ、夜逃げしよったし。

 みんな大変や。

スズ子) 夜逃げしたんでっか!?

リリー) もうびっくりや。

 食べに行ったらもぬけの殻やもん。

スズ子) ホンマみんな大変やねんな。

リリー) せやけど、いつかまた、

 みんなでラインダンス踊りたいな!

スズ子) ホンマやなあ! 

 いつか踊ろな!

和希) 絶対やで!

秋山) ほなら、久しぶりに

 円陣やりましょ。

スズ子) わあ~懐かし! やろやろ!

(手を重ねる林)

林) 何や、ワシも寄せてくれや。

リリー) あきまへん。男子禁制です。

スズ子) そうだす。

 指くわえて見とってください。

林) もうすねた。指くわえたる。

 あっはっはっは!

スズ子) うわ~。いや・・・。

 ほんならほんなら、いくで! せ~の!

4人) 強く、逞しく、泥臭く、

 そして・・・艶やかに!

(拍手)

和希) お帰り!

スズ子) ただいま!

 

**********

 

<東京>

(下宿の表で掃除をしている

 チズと吾郎)

スズ子) ただいま!

チズ) あ~!

 お帰り! 疲れたでしょう。

 ほらあんた、荷物荷物。

吾郎) ん・・・。

スズ子) よろしいんです

 よろしいんです! 何のお土産も

 買うて帰れず、すんまへん。

チズ) 何言ってんだよこのご時世に。

 あっ、そうだ。あんたに、たくさん

 手紙が来てんだよ。

スズ子) 手紙?

 

**********

 

<二階>

(手紙の差出人は村山愛助)

小夜) あん学生、何でここの

 住所知ってんだ?

スズ子) ワテ、教えてもうてん。

 

(回想・汽車を降りる時)

愛助) あの・・・お手紙、

 書いてもよろしいでしょうか?

 

小夜) 何で教えんのげ!

 オレの勘だとあの学生、

 スズ子さんに気ぃあんな。

 気安く住所教えたら駄目だっぺよ。

スズ子) 相手は学生さんやで。

 こっちはええ年のおばちゃんやんか。

小夜) そういうのが好きな男もいんだ。

(手紙を開くスズ子)

(のぞき込む小夜)

スズ子) 「全略、名古屋では、本当に

 お世話になりました。福来スズ子さん

 とあんなふうにお知り合いになれる

 とは、夢にも思いませんでした。また

 いつか、公演を見に、はせ参じる積

 もりです。どうか、お体をお大事にな

 さってくださいませ。お風邪など、め

 されませぬように。村山愛助」。

(次の手紙)

スズ子) 「全略、書き忘れましたが、

 戻ってすぐに、福来さんのおうちの

 お風呂屋、はな湯にはせ参じました」。

小夜) 何で知ってんだ?

 スズ子さんの実家が風呂屋って。

スズ子) そんなん取材で

 何回も言うてるがな。

手紙・愛助) 「番台の方、常連客の方

 はじめ、とてもにぎやかで、世の中の

 憂さを、つかの間忘れることができた

 次第です。お風呂屋さんの常連客と

 おぼしき方々が、福来さんのうわさ話

 をされていました。失礼ながら耳をそ

 ばだてて聞いていたところ、なるほど、

 この銭湯が、福来さんの原点なのか

 と。いつぞやの汽車の中で、福来さん

 が少女に「故郷」を歌った時、僕には

 福来さんが天使のように見えて、そ

 の天使の原点を知った思いです」。

(次の手紙)

小夜) 「全略、書き忘れましたが・・・」。

 書き忘れたってしつけえ!

スズ子) ホンマに書き忘れたんやろ。

小夜) 男は、色と欲の生きもんだ。

 こうやって近づいてくんだ。

スズ子) 向こうはワテより十も下や。

 色恋の相手になりますかいな。

 それより、ワテ、長旅で疲れたさかい

 ちょっと横んなるわ。あんたも今日は

 休みやろ。どっか遊び行きいな。

小夜) スズ子さん、気ぃ付けで!

スズ子) ワテ寝たいねん。汽車で

 寝られへんかったんやから。

小夜) はい、ゆっくり寝てください。

 どっかおかしくねえと、こんだけの

 手紙書けねえべよ。

スズ子) 小夜ちゃんがおると

 寝られへん。

小夜) ごめんなさい。

 何時に起こしますか?

スズ子) 起きるまで起こさんといて。

 

(スズ子の夢)

(照りつける日ざしの中)

(セミの声)

(スズ子が下宿に帰ってくる)

(玄関先にカメを持った青年)

スズ子) 六郎・・・?

(スズ子を振り返る青年)

スズ子) 学生さん!

(スズ子に駆け寄る愛助)

愛助) 福来さん、このカメを、

 プレゼントさせてください。

スズ子) あかん、あきまへんて!

 カメが、なんぼ長生きいうても、

 ワテより、十も下や。

 あかん。あかん!

 十も・・・。あかん!

 

(目が覚めるスズ子)

スズ子) 何や今の・・・。

(足音)

小夜) スズ子さん!

 スズ子さん起きてっか!?

スズ子) 何や騒々しい。何時や?

小夜) 来た! 来たっぺ!

スズ子) え?

小夜) あいつ・・・学生が来たっぺよ!

スズ子) え~!?

 

**********

 

愛助) あ・・・こ・・・こんにちは。

スズ子) こんにちは。

 ・・・って、どないしはったんでっか?

愛助) あ・・・いえ・・・あの~そろそろ、

 帰ってきてはるかと思うて・・・。

スズ子) はあ・・・。

愛助) きょ・・・今日は、お暇、ですか?

スズ子) はあ・・・まだ、旅の疲れも

 あるんで、稽古もしまへんけど・・・。

愛助) あの・・・え・・・ええ蓄音機が

 入りまして、というか前からあるん・・・

 あっ、じ・・・自慢ではないですけど、

 あの、もし・・・もしよかったら・・・。

スズ子) はい。

愛助) うちに、蓄音機、

 聴きに来ませんか?

(家の中から見ているチズと吾郎)

小夜) 行がね!

愛助) え・・・。

小夜) おめえスズ子さんのこと

 手ごめにすっ気だな!

愛助) 手ごめって・・・!

スズ子) 小夜ちゃん!

小夜) オレは分かんだ!

 奉公先で何度も危険な目に遭った。

スズ子) もうええから。

 ごめんなさいねえ。せやけど、

 せっかくのお誘いやけど、

 出会うて、間なしやし、

 お友達、いうわけでも・・・。

愛助) そ・・・そらそです。ははは・・・。

 すんまへん、やぶから棒に。

 失礼します。

(去って行く愛助)

チズ) 手紙くれた子でしょ?

 友達になりたいんじゃないの?

小夜) どうだっぺかあ?

スズ子) 学生さん!

(道の先で振り返る愛助)

スズ子) 小夜ちゃんも一緒に

 行ってええんやったら。

小夜) え~!?

愛助) もちろんです! 是非!

スズ子) ちょっと待っとってください。

 支度してきますよってに。

小夜) スズ子さん?

 どこ行くだ!? スズ子さん!

 

**********

 

チズ) よかったね、あんた。

 でも本当に、変なことするん

 じゃないよ。ふふふふ・・・。

(愛助を見据えた鬼の形相の吾郎)

 

**********

 

小夜) ちょっと待って! スズ子さん、

 本当に行くのけ!? スズ子さん!

 

**********

 

久しぶりのはな湯の面々と梅丸の仲間達

との再会を見られたことが嬉しい。アホの

おっちゃんとアサさんの結婚は意外だった

けど・・・お似合いかも?末永くお幸せに~。

 

それにしても、愛助の圧が・・・熱が・・・!

生の推しに会えて、タガが外れてしまった

のだろうけど・・・ファンを超えてストーカー

になりそうな勢いで・・・警戒する番犬(失

礼w)小夜ちゃんがいてくれてよかったよ。

スズ子には、極端ではあるけれど、小夜ち

ゃんぐらい警戒する人間が必要だと思うし。

 

イケメンだけど、トンチキ? 朝ドラ名物枠

のキャラになりそうな愛助。期待しかない。

 

 

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