「ブギウギ」第2回~第1週「ワテ、歌うで!」 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「ブギウギ」 第2回

第1週「ワテ、歌うで!」

 

 

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鈴子) 義理と人情って何なん?

 アホのおっちゃんと

 何の関わりがあるん?

ツヤ) おっちゃんな、この店の、

 初めてのお客さんやねん。

鈴子) 初めて?

ツヤ) そうや。

 お父ちゃんとお母ちゃんな、15年前に、

 香川から大阪に出てきたやろ。お父

 ちゃん、映画作る人になりたい言うて

 たけど、簡単になれる訳ないし、2人

 で、いろんな仕事してたんや。まあほ

 とんど、お母ちゃんが仕事して、お父

 ちゃんが家でごはん作っとったけどな。

 そしたらな、お父ちゃんがいきなり、

 「お風呂屋さんやりたい」って言い始

 めてん。初日は気が気やなかったで。

 お客さんホンマに来てくれはるんやろ

 かって。あの日あんたは熱出して寝

 込んでたし。あんた小さい頃よう熱出

 しとったから。

 

(回想)

アホのおっちゃん) お風呂、ひとつ

 おくれ。10万円持っとったんやけど、

 落としてしもたんや。

ツヤ) タダで入れたってあんたは

 気ぃええかもしれんけど、お店出

 すのになんぼかかったか分かっ

 てんのかいな。

梅吉) 口開きのお客さんや。

 験担ぎやがな。

 なんぞ見返りあるかもしれんがな。

ツヤ) 験ばっかり担いで見返り

 なんかあったことないがな!

梅吉) 何や困ってはるんちゃうか?

 

ツヤ) それでおっちゃんがお礼や言

 うて、うちの看板作ってくれたんや。

鈴子) この看板、

 アホのおっちゃんが作ってたんや。

ツヤ) そうや。

 それでお客さんがぞろぞろ増えた

 わけやないけど、やっぱり1番に

 来てくれたお客さんやったから、

 お父ちゃんもうれしかったやろし、

 お母ちゃんも、ケチくさいこと言う

 たけど、アホのおっちゃんが、気

 持ちよさそうにお風呂入ってん

 の見て、お風呂屋さんも何や、

 やりがいがあるな思たんよ。

 そやから、おっちゃんは恩人や。

 義理があんねん。

 義理を返すんが、人情や。

鈴子) はあ~。

 義理と人情なあ・・・。

 あっ! ワテにもあったわ!

 義理と人情!

 

**********

 

 

鈴子) 一緒に学校行かへん?

タイ子) ええけど・・・何やの?

鈴子) 義理、返したいねん。

 おばちゃ~ん!

 タイ子ちゃん連れてくで!

タイ子) 昨日から、

 お父ちゃん来てはるんよ。

鈴子) あ・・・。

 

タイ子ちゃんのお母ちゃんは

芸者さんで、お父ちゃんとは、

あまり会えてないみたいや。

 

(玄関に革靴)

タイ子) 待っとって。

 支度してくるわ。

 

**********

 

(拡大鏡でタイ子の顔を見る易者)

易者) むむ!?

鈴子) 何やのん?

易者) ほれたはれたの運気が

 上向きや。もしかしたら、相手

 の人も、お嬢ちゃんのこと好き

 かもしれへんな。

鈴子) よかったな、タイ子ちゃん!

 このおっちゃん、当たらへんで有名

 やけど、今回は当たりそうな気ぃす

 るわ!

易者) うん?

鈴子) うん?

 

**********

 

鈴子) 難しなあ、気持ちを伝えるんは。

タイ子) 鈴ちゃん、もう、ええよ。

 ウチ、このまんまでええねん。

鈴子) それはあかんねん。

 ワテに義理返させてえな。

タイ子) 義理?

鈴子) この世は義理と人情やねん。

 ワテ、タイ子ちゃんには

 義理があんねん。

タイ子) そんなんある?

鈴子) うん。

 ワテ、1年生の時に転校してきた

 やろ? あの日、タイ子ちゃんに仲

 ようしようって、いっちゃん初めに

 声かけてもらえて、むちゃくちゃ気

 が楽になったんよ。そやからその

 義理返したいねん。

タイ子) 気持ちは、うれしいけど・・・。

鈴子) 何?

タイ子) もう、ええから。

鈴子) 何で?

タイ子) 恋文なんか知られたら、

 先生に、えらい叱られるし、

 それに・・・はしたない思われるわ。

鈴子) 何でやねん!

 はしたないことあらへん。

タイ子) 鈴ちゃんには・・・ 

 分からへんよ。

鈴子) 何が?

(俯くタイ子)

タイ子) また、芸者の子やら、

 妾の子や、言われる・・・。

 そやから・・・もうやめてほしい。

(道を行くタイ子)

鈴子) あっ、ちょっと・・・。

 

**********

 

<はな湯>

鈴子) ワテ、タイ子ちゃんは堂々と

 しとればええ思うねんけど。そん

 なんでバカにする方がアホやわ。

ツヤ) そうやなあ・・・。せやけど、

 つらい言うてんのはタイ子ちゃん

 やで。鈴子が大丈夫や、言うても、

 タイ子ちゃんは大丈夫やないねん。

 誰もが、言われると心底つらい

 ことが、一つや二つはあるもんや。

 それを気にせんでええって軽う

 言うんは、お母ちゃんは違うと

 思うねん。

鈴子) 何で? よう分からんわ・・・。

ツヤ) 鈴子も悩んだらええ。まあ、

 あんたのそのおせっかいなところ

 がいいところでもあんねんけどな。

 

**********

 

ツヤ) せやけどタイ子ちゃんは偉い

 なあ。嫌なことは嫌やからやめて

 って言えるんは、お母ちゃんやっぱ

 すごいなと思うわ。鈴子にもそうな

 ってほしい。

鈴子) ワテ、嫌なこと何にもないわ。

 お母ちゃんのおかげやな。

 ふふふ・・・。どないしたん?

(小さく微笑むツヤ)

ツヤ) 何でもない。そうやな。

 鈴子は何にもないな。

(鈴子の頭をなでるツヤ)

鈴子) ワテ、タイ子ちゃんのこと、

 傷つけたんかな・・・。

ツヤ) ♪「れんげ摘もか

 たんぽぽ摘もか

 今年のれんげ よう咲いた」

鈴子) 何? その歌。

ツヤ) ふふ・・・。

 あんた小さい頃これ歌うと、

 えらいご機嫌になっとったんやで。

鈴子) へえ・・・何や聞き覚えの

 ある気ぃするわ。

ツヤ) ホンマ?

鈴子) うん。

ツヤ) ♪「れんげ摘もか・・・」

 

**********

 

(廊下を歩く鈴子)

鈴子) タイ子ちゃん、ごめんな。

 許したって。堪忍やで。

 (低い声で)堪忍やで。

 (高い声で)堪忍やで。

タイ子) 鈴ちゃん。

鈴子) タイ子ちゃん。

タイ子) おはよう。

(動かない鈴子を見るタイ子)

タイ子) どないしたん?

鈴子) タイ子ちゃん・・・

 堪忍な、昨日。

 ワテ、タイ子ちゃんの

 気持ちも考えんと・・・。

タイ子) もう、ええよ。

鈴子) せやけど・・・嫌やったやろ?

タイ子) もうええって。

鈴子) ホンマ?

タイ子) うん。

鈴子) あっ、そや! 今日、

 天神さんのお祭り行かへん?

 

**********

 

タイ子) ウチな、小さい頃、屋台

 の人になりたい思うてたんよ。

 毎日お祭りも行けるやろ? ウチ、

 このパ~ッと明るいのん好きや

 ねん。ぎょうさん人もおって。

 あっ、そやから、鈴ちゃんちとこ

 のお風呂も好きや。

鈴子) ワテ、将来はお風呂屋さん

 継ぐから、タイ子ちゃん毎日入れ

 たるわ。

タイ子) 鈴ちゃん、おうち継ぐん?

鈴子) そやで。

タイ子) ふ~ん。

鈴子) タイ子ちゃんは?

 卒業したらどないするん?

タイ子) ウチ・・・女学校行きたい

 けど、無理やわ、お金ないし。 

 せやけど、鈴ちゃんみたいに歌が

 うまかったら、花咲行きたかったわ。

鈴子) 花咲? ・・・って何?

タイ子) えっ?知らんの? あれや。

(露店に並ぶブロマイド)

 

花咲少女歌劇団は、

ヨーロッパの歌と踊りを取り入れた、

大人気の歌劇団です。

 

鈴子) へえ~こんなんあるんや。

 きれいやなあ・・・。行ったらええやん。

タイ子) ウチ、ごっつい音痴なの

 知ってるやろ。無理やわ。

 それに、お金もかかるし。

鈴子) 歌うて暮らせるんや。

(ブロマイドを見つめる

 鈴子の瞳が輝く)

 

**********

 

義理と人情の世界・・・。アホのおっちゃんへ

の義理、そしてその恩を返していく人情・・・。

ツヤの話から、自分の義理と人情を思いつ

く鈴子。タイ子ちゃんに義理を返さねば~!

フフ。なかなか面白い子だよね、鈴子ちゃん。

 

鈴子を見守る母ツヤの、言葉がとてもいい。

ついつい書き起こしの量が多くなっちゃうw

 

せやけど、つらい言うてんのはタイ子

ちゃんやで。鈴子が大丈夫や、言うて

も、タイ子ちゃんは大丈夫やないねん。

誰もが、言われると心底つらいことが

、一つや二つはあるもんや。それを気

にせんでええって軽う言うんは、お母

ちゃんは違うと思うねん。

 

言われている・・・本人の気持ちを考えること。

何を気にするかは人によって違うことだから。

たとえ正論でも、今は、できないことはあるし。

 

せやけどタイ子ちゃんは偉いなあ。

嫌なことは嫌やからやめてって言え

るんは、お母ちゃんやっぱすごいな

と思うわ。鈴子にもそうなってほしい。

 

うんうん。嫌なことは嫌って、やめてって言え

るようになれるといいよね。なかなか言いに

くかったりするけれど・・・言える人になりたい。

 

鈴子も悩んだらええ。まあ、あんたの

そのおせっかいなところがいいところ

でもあんねんけどな。

 

娘のいいところもちゃ~んと言う。ええねえ。

そう、おせっかいは悪いことばかりじゃない。

おせっかいで物事が動くことも多々ある。そ

この加減が、難しいのだけれど・・・。純粋に

相手を思っての気持ちのおせっかいは、ま

とはずれであっても、気持ちは届くと思うし。

 

お風呂屋さんを継ぐ未来しか思いつかなか

った鈴子に、新たな可能性を教えるタイ子。

こう来るか~。そう、まずはその存在を知ら

ないと始まらない。運命は・・・動きだした♪

 

 

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