「舞いあがれ!」第96回~一生かけて君を知りたい | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

舞いあがれ! 第96
第20週「伝えたい思い」
一生かけて君を知りたい

 

 

※無断転載対策のため、不本意ですが、

しばらく、注意喚起させていただきます。

 

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「日々のダダ漏れ」

 

 

貴司) 歌、作れませんでした。

(頭を下げた貴司)

北條) 何で?

貴司) 分かりません。

北條) 分かってるでしょ。

(300首の中の1首、「君が行く

 新たな道を 照らすよう

 千億の星に頼んでおいた」)

北條) これ本歌取りなの?

 恋心が隠れてる?

貴司) (頷く)

北條) 何で隠すのよ。

 心の奥までさらけ出しなよ。

 そんな及び腰だから僕が求め

 てる短歌を作れないんだよ。

 人の心を、揺さぶる、

 熱~い短歌をね。

 自分でも分かってんでしょ?

 そんな中途半端な気持ちで、

 歌集は出せない。

 残念だけど。

(立ち上がる北條)

貴司) 怖いんです。

 心の奥を、さらけ出すの。

 昔から、人とぶつかんのが、

 怖くて。

北條) 分かるよ。繊細な人間は、

 えてして臆病だからね。人と、

 ぶつかり合わずに、うわべだけ

 のつきあいをしててもいいよ。

 そしたら、拒絶されることもない

 し、傷つくこともない。まあ、恋心

 一つ伝えられないけど。けどさ、

 もったいないよね。梅津さんせっ

 かくのマグマに蓋しちゃって。

(出ていく北條)

 

**********

 

<IWAKURA・事務所>

笠巻) 舞ちゃん呼んだか?

舞) あっ、はい。

 すいません仕事終わりに。

笠巻) ああかまへん。

舞) ブログ、できました。

笠巻) おお。

舞) これ、笠巻さんの

 インタビューです。

(パソコンの前に座る笠巻) 

笠巻) 「ネジを作り続けて44年。

 これまでもこれからもIWAKURAを

 支える、大黒柱です」。フフフフフ。

舞) すいません、

 勝手に、タイトル付けてしもて。

笠巻) いやいや…。

舞) こんな感じです。

笠巻) ふ~ん…。

舞) ほな、これを公開させて

 いただきます。笠巻さんの思い、

 しっかり、伝わると思います。

笠巻) ええ置き土産になるな。

舞) 置き土産?

笠巻) そろそろ引退しよか思てんね。

舞) いや…そんなこと

 言わんといてください。

笠巻) 俺ももう年やしな。時の流れ

 は誰にも止められへん。フフフ。

 

**********

 

それから、数日後…。

 

宮坂) お疲れさんです。

男性) お疲れさんです。

宮坂) お疲れさん。

舞) ああ、お疲れさんです。

宮坂) ブログ読んだで。よかったわ。

章) ああよかったよかった。

舞) ありがとうございます。

章) いや~笠巻さんと長いこといてん

 のに、意外と知らんこと多かったわ。

宮坂) なあ。

 笠巻さん、引退考えてはるて

 聞いたか?

舞) はい。

章) 勝手に、ずっと一緒に

 働ける思てたわ。

宮坂) 分かるわ。

 そんなはずないねんけどな…。

章) なあ。

宮坂) ああ。

 

**********

 

<夕方・デラシネ>

(貴司が、店で詩集を読んでいる)

(千鳥足の北條が来る)

貴司) 北條さん…。

北條) おっ! スランプの人、発見!

貴司) 大丈夫ですか?

北條) 大丈夫じゃないよ!

 いるんだよ、目の前にさ、

 意気地なしがさ。

 フフフフフ…。

(床に倒れる北條)

(フラフラ立ち上がる北條)

北條) 何で書かないのよ。

貴司) 書かないんじゃなくて、

 書けないんです。

北條) 相手がたった一人でも

 書けないくせに。

 いるんでしょ、大切な人がさ。

 その人の、心に向かって、

 ど真ん中、ストレート!

 投げるつもりで書けよ!

 そういう歌が、

 大勢の心を打つんだよ。

 

**********

 

<岩倉家>

(貴司からの絵葉書を見ている舞)

(チャイム)

舞) は~い。

 あ…。秋月さん。

 

**********

 

<舞の部屋>

舞) どうぞ。

(舞の部屋に入る史子)

(机に飾った、

 貴司の歌に目がとまる)

舞) どないしました?

(歌が書かれた絵葉書を

 手に取る史子)

史子) 「君が行く 新たな道を

 照らすよう 千億の星に

 頼んでおいた」。

 これ、本歌取りなんですよ。

 元の歌は、「君が行く 道の長手を

 繰(く)り畳(たた)ね 焼き滅ぼさむ  

 天(あめ)の火もがも」。

 情熱的な恋の歌です。

 梅津先生のホンマの気持ち、

 聞きに行ったらどうですか?

(震える手で絵葉書を差し出す史子)

史子) 私は…私は、私の歌を

 詠んで生きていきます。

(お辞儀をし、部屋を出る史子)

 

**********

 

(玄関を出て、

 隣のうめづの明かりを見る史子)

(涙をこらえ、うめづに背を向ける)

(顔を上げ、歩き出す史子)

 

**********

 

(部屋で、

 貴司の短歌を見つめている舞)

(折にふれ、さりげなく

 届けられた、貴司の歌)

 

(回想)

貴司) 舞ちゃんの未来は

 ものすごく開けてんねんで。

 

(回想)

貴司) 助けてもろてんのは、

 僕の方やで。もうずっと…。

 

(舞の目に、涙があふれる)

 

**********

 

(デラシネへ走る舞)

(明かりが消えている)

 

**********

 

(公園へ走る舞)

貴司) 舞ちゃん。どないしたん。

(ベンチで、ノートを広げた貴司)

舞) 会いたかった。

 会って…。好きって…。

 言いたかった。

 怖かった…。

貴司) 僕も、怖かった。

 舞ちゃんと恋人になりたい

 なんて、欲張ったら、

 今の幸せが消えそうで…。

 けど…。ずっと好きやった。

(舞を抱きしめる貴司)

(涙が泊まらない、笑顔の舞)

(ノートに、貴司の文字)

「目を凝らす、

 見えない星を 見るように 

 一生かけて 君を知りたい」。

 

**********

 

リュー北條! 実はマグマを秘めた、熱い

男だった。超優秀な編集者だったよ~!

 

相手がたった一人でも
書けないくせに。
いるんでしょ、大切な人がさ。
その人の、心に向かって、
ど真ん中、ストレート!
投げるつもりで書けよ!
そういう歌が、
大勢の心を打つんだよ。

 

熱いよリュー! 貴司の歌に惚れ込んで

いたのは彼も同じ。期待してるんだよね。

貴司の本当の心の声を聞きたいのよね。

歌人としての未来は、リューに任せたよ。

 

そして、もう一人、心のマグマの蓋を開け

放った秋月さんの後押しがすんばらしい。

 

「君が行く 新たな道を 照らすよう 

千億の星に 頼んでおいた」。

これ、本歌取りなんですよ。

元の歌は、「君が行く 

道の長手を 繰(く)り畳(たた)ね 

焼き滅ぼさむ  天(あめ)の火もがも」。
情熱的な恋の歌です。
梅津先生のホンマの気持ち、
聞きに行ったらどうですか?

 

私は…私は、私の歌を
詠んで生きていきます。

 

ただ一人分かりづらい本歌取りに気付き、

貴司の恋心を見破った秋月さんが、貴司

の舞への気持ちに気付かないはずもなく。

それでも2人、頑なに動かないならと、玉

砕覚悟で告白したのだと思う。舞のもとへ

行ったのは、もう一度舞の気持ちを確かめ

に行ったのだと思うけれど、決定的な証拠

(貴司の歌が書かれた絵葉書)を見て、貴

司の思いを駄目押しされて、あんたらいい

加減にせえ(超意訳)と背中を押したのね。

いや、ホント、じれったさにも程があるよw

 

秋月さんが貴司の歌から感じた思いと、実

際の思いは、重なる部分もあれば、全然違

うところもある。とても身近な思いから書か

れた作品に、壮大な思いが投影されること

もある。作者の手を離れた作品は、受け取

る人の解釈で、感じ方はみんな違っていい。

自分と同じだと思っていた貴司は、自分と

違う道を歩いている人だったと気付くことが

大事。秋月さんは秋月さんの歌を詠めばい

い。彼女の歌に救われ癒やされる人もいる。

ずっと猫背だった彼女が…顔を上げ、胸を

張って歩いていく姿が良き~。いつか彼女

の歌が世に出てほしい。秋月さんに幸あれ。

 

舞) 会いたかった。
 会って…。好きって…。
 言いたかった。
 怖かった…。
貴司) 僕も、怖かった。
 舞ちゃんと恋人になりたい
 なんて、欲張ったら、
 今の幸せが消えそうで…。
 けど…。ずっと好きやった。

 

子供の頃からずっと近くにいた2人。これぞ

長いスタンスを描ける朝ドラの醍醐味よね。

静かに積み重ねられてきた、時間に泣けた。

よかったよかった。ずっと2人が結ばれると

いいなと思ってきたけど、本当によかった!

「目を凝らす、
 見えない星を 見るように 
 一生かけて 君を知りたい」。

 

よっしゃ~!と叫ぶリューが見えた。良き♪

 

 

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