「舞いあがれ!」第77回~お父ちゃんの夢、かなえたい | 日々のダダ漏れ

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舞いあがれ! 第77
第17週「大きな夢に向かって」
お父ちゃんの夢、かなえたい

 

 

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2013年8月

 

舞ちゃんが、IWAKURAの正式な

社員となって、4年がたちました。

 

舞) アールがかなり小さいですが、

 密着性は必要でしょうか?

男性) そうですね。

舞) 一つ、ご提案いたします。

(イラストを描く舞)

舞) このように、えぐれた形状の

 アンダーカットなら、密着性が高

 まります。なおかつ、切削ではな

 く、圧造でできると思うんです。

 

**********

 

(会社の車で工場に戻る舞)

 

2013年夏。

舞ちゃんは、

今や営業部のエースとして、

IWAKURAを支えています。

 

♪(飛行機の音)

(上空の飛行機に微笑む舞)

 

**********

 

<工場の中の打ち合わせ室>

舞) こちらです。

尾藤) えらい厳しい寸法公差

 取ってきたやん…。

舞) 寸法公差は、プラマイ0.05ミリ

 の変更で納得してもらいました。

 これ、おととし作ったボレロ工業

 さんのねじに、似てません?

尾藤) あっ。

舞) せやから、できるかなって…。

章) ほな、ごめんやけど尾藤君、

 そん時の金型持ってきて。

尾藤) はい。

章) ありがとう。

 ほな、試作品、作ってみよか。

舞) はい、ありがとうございます。

章) うん。

舞) お願いします。

章) おう。

 

**********

 

<事務所>

舞) ただいま戻りました。

山田) お帰りなさい。

男性) ここんとこ、仕入れ結構

 増やしてもろてありがたいです。

めぐみ) 9月以降、新規受注が

 入んので、また10トン、増やせ

 たらと思てるんです。

男性) いや~IWAKURAさん、

 絶好調ですね!

めぐみ) フフフフ。

山田) 10トンやて!

舞) 社長機械も増やさないうて

 悩んでるみたいです。

山田) はあ~。

めぐみ) そしたら、そん時にまた。

男性) よろしく、お願いします。

めぐみ) お願いします。

男性) ほな、失礼します。

舞・山田) ありがとうございました。

めぐみ) ご苦労さんです。

舞) 社長、これお願いします。

めぐみ) あっ、はい。

舞) あの、だんだん手ぇ回らんよう

 になってきましたし、人も増やした

 方がええんとちゃいます?

めぐみ) せやねん。そやから、

 こないだ、砂川さんに会うてきてん。

 稲本さんと、小森さんにも。

舞) どうでした?

めぐみ) みんな、今の仕事が順調

 らしいてな。戻ってきてとは言われ

 へんかった。

舞) そうですか。

 こん包のパートさんも増やさな。

 垣内さん、人増やさなやって

 いかれへんて。

舞) やっぱり、西口さんにも、入江さん

 にも、戻ってきてもらえませんか?

めぐみ) 前に断られたやんか。

舞) 私、もっぺん頼んでみます。

めぐみ) ほな、よろしくお願いします。

舞) ありがとうございます。

 お願いします。

 

**********

 

4年前に、

古本屋デラシネを任された貴司君は、

以前と同じように、ここを子供たちに

開放し、自分も店番をしながら、好き

な短歌の創作に励んでいます。

 

貴司) 「携帯電話が 震えれば朝」。

 よし。

 

(庭のテーブルには、本物のカブトムシ

 を見ながら、絵を描く少年がいる)

陽菜) 大ちゃん、帰ろ。

大樹) 嫌や、帰りたくない。

 ずっとここにおる。

陽菜) 子供か。

大樹) 子供や。

陽菜) ほな、たこせん、食べに行こ。

大樹) うん。

(2人を見て、微笑む貴司)

 

**********

 

陽菜) バイバイ。

大樹) ほなまた明日。

舞) ああ陽菜ちゃん。

陽菜) 舞ちゃん。バイバイ。

貴司) 気ぃ付けてな。

大樹) 舞ちゃんバイバイ。

舞) またな。

貴司) お疲れさん。

舞) お疲れ。

貴司) よいしょ。

舞) よいしょ、お邪魔します。

貴司) うん。

 

**********

 

(部屋に並べた紙の短冊)

舞) 何やってんの?

貴司) 短歌選んでんねん、50首。

 長山短歌賞に応募しよかな思て。

舞) え~ええやん!

 貴司君やったら、

 ええとこまでいきそう。

貴司) 無理やて、

 短歌界の芥川賞やねんで。

舞) うん。

貴司) けど、一人で書いてても上達

 せえへんからなぁ。応募して、批評

 してもろて、もっとええ歌作れるよう

 にならな。

舞) うん。

 選ぶん、手伝おか?

貴司) ええの?

舞) うん。

 「舞い落ちる 桜の花片(はなびら)

 乗せたとき オダマキの葉の

 揺れが止まった」。

 咲いてる桜やなくて、ちっちゃい葉っぱ

 見てんのが、貴司君って感じやな。

貴司) そう?

舞) うん。

 人とちゃうとこ見てる。

 そこがええねん。

貴司) ナポリタン作るけど食べてく?

舞) ええの?

貴司) うん。

舞) 今日な、

 お母ちゃん会食で遅なるねん。

貴司) うん、ほな、ちょうどよかった。

舞) うん。

 

**********

 

(ナポリタンを作る貴司)

 

**********

 

(ちゃぶ台でナポリタンを食べる2人)

舞) ん~おいしい!

 これどこで覚えたん?

貴司) 名古屋の喫茶店。

舞) ふ~ん。やっぱすごいわ。

 貴司君は何でも作れて。

 私ももっと、レパートリー増やさな。

貴司) 無理せんでええんちゃう?

 舞ちゃん仕事頑張ってんねんから。

舞) 今日な、新しい仕事、取れてんで。

貴司) ホンマに? よかったなぁ。

 

**********

 

<岩倉家>

(引き出しから歩みノートを取り出す舞)

舞) お父ちゃん、今日な、不知火テック

 さんから、新しい仕事もろたで。

 どんどん注文も入ってきて、機械も

 人も、増やさな間に合えへん。

 IWAKURAは順調やで。

 ほんでな、お父ちゃん…。

 私、一歩踏み出したい。

 

(回想)

浩太) お父ちゃんもな、ホンマは、

 飛行機作りたかってん。いつか、

 お父ちゃんと一緒にジャンボ

 ジェット飛ばそか!

 

(回想)

浩太) 飛行機の部品作って、

 ジェット機に載せる。

 

舞) お父ちゃんの夢、かなえたい。

 

**********

 

<事務所>

めぐみ) 西口さん、入江さん。

 戻ってきてくれはって、

 ホンマに、ありがとうございます。

西口) ホンマ、

 お嬢さんには負けたわ。

入江) なあ。あんだけ、「入江さんが

 必要なんです」って、言われたこと

 あらへんもんな?

舞) また一緒に働けて、うれしいです。

西口) そんなに言われたら、

 頑張ってまうやろ。

(笑い声)

垣内) もう、頼んまっせ。

 こんなねじの山が、

 2人を待ってんねんから。

日高) もう逃がせへんよってな!

入江) 嫌やもう…

 えらいとこに来てしもた。

(笑い声)

垣内) ほな、始めよか。

3人) はい!

山田) お願いします。

舞) お願いします。

 

(回想)

浩太) 必ず、立て直します。

 その時はまた、お願いします。

 

**********

 

<会議室>

めぐみ) お父ちゃんがした約束、

 守ることができてよかったな。

舞) うん。

めぐみ) ほんで、何? 大事な話て。

舞) 社長。

(セミナーのチラシを出す舞)

舞) これ、一緒に行きませんか?

めぐみ) 航空機産業参入…。

舞) 航空機の部品作りたいいう

 会社が集まるそうです。

 IWAKURAも、参加してみませんか?

めぐみ) うちにはまだ無理やて。

舞) 私はそうは思いません。

 IWAKURAの加工技術はよそに

 負けてませんし。

めぐみ) 技術があっても

 設備があれへん。

舞) 人も機械も増やしてます。

めぐみ) それは、

 今の状態をキープするためや。

 高価な機械もいるし、工場も

 もっと…広げなあかんやろ。

舞) やる気にさえなれば、決して、

 不可能な話やありません。

めぐみ) 品質保証はどないすんの?

舞) JIS Q 9100 を、取得します。

めぐみ) 取るの大変なん

 知ってるやろ?

舞) 部品作りのことも品質保証の

 ことも、もう勉強始めてます。

 けど、私一人じゃ、駄目なんです。

 社長、一緒に、

 来ていただけませんか?

 それで、航空機の部品作ること、

 真剣に考えていただきたいんです。

 これが、どんだけ大変なことか、勉強

 すればするほど分かってきました。

 過酷な状況で使われるから、安全性

 も、耐久性も、厳しく要求される。

 けど、めちゃくちゃ大変やからこそ、

 IWAKURAのみんなと、挑戦したいん

 です。うちのチームやったら、きっと、

 作れます。

めぐみ) あんたが、飛行機部品の

 こと、勉強してんのは知ってたで。

 お父ちゃんの夢やからな。

 気持ちも分かる。

 そやけどな、やっぱり、

 リスクが大きいんちゃうか?

(チラシをよけるめぐみ)

舞) 山の頂上。

 お父ちゃんが言うてた。

 一歩ずつ登っていったら、いつかは、

 山の頂上にたどりつけるって。

 

(回想)

浩太) 一歩ずつ登っていったら、

 いつかは、山の頂上にたどりつける。

 

舞) お母ちゃん、IWAKURAにとっての

 山の頂上は、航空機の部品、作る

 ことやないの? 技術磨いて、工場、

 大きくして…。

 

(回想)

浩太) チャレンジも続けます。

 特殊ねじはもちろん、金属部品の

 製造にも、引き続き力を入れてい

 きたい。ゆくゆくは、飛行機に、

 うちの部品を載せたい。

 

舞) 私、どないしても

 お父ちゃんの夢、かなえたい。

 航空機の部品、絶対作りたい。

 お母ちゃん、一緒に行こう。

 一緒に、山の頂上、目指そ。

めぐみ) 分かった。

 

**********

 

4年たって、舞は営業部のエースに。貴司君

はデラシネの店主に。2人はあくまで自然体。

恋愛に発展しても発展しなくても、どちらでも

いい。唯一無二の関係は、一生変わらないし。

 

こん包のおばちゃん達が、舞の説得で戻って

きたのもよかった。リストラされた男性社員が、

今の仕事が順調で戻らないというのは、ちゃ

んと仕事のできる人だったという証明でもあ

るし…何ならIWAKURAが航空機の部品を作

れるようになった時、戻ってくるのもアリよね。

 

山の頂上。
お父ちゃんが言うてた。
一歩ずつ登っていったら、いつかは、
山の頂上にたどりつけるって。


お母ちゃん、

IWAKURAにとっての山の頂上は、

航空機の部品、作ることやないの? 

技術磨いて、工場大きくして…。


私、どないしても
お父ちゃんの夢、かなえたい。
航空機の部品、絶対作りたい。
お母ちゃん、一緒に行こう。
一緒に、山の頂上、目指そ。

 

お父ちゃんの夢、かなえようとするのが、舞

だよね。幼いころの、自分の夢でもあったし。

一歩ずつ登って、たどり着く山の頂上。舞の

山の頂上は、どこなんだろう。今はまだ見え

ていない、もっと高い山の頂上があるような。

お父ちゃんの夢をかなえたら、舞の、新しい

夢もできるんじゃないかと…ひそかに期待♪

 

 

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