「舞いあがれ!」第35回~お前のこと分かりたいねん | 日々のダダ漏れ

日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

舞いあがれ! 第35
第7週「パイロットになりたい!」
お前のこと分かりたいねん

 

 

※無断転載対策のため、不本意ですが、

しばらく、注意喚起させていただきます。

 

こちらの記事は、「日々のダダ漏れ」 の

記事です。ご覧になっているブログ名が

「日々のダダ漏れ」、以外のブログ名は、

記事を無断転載しているブログです!!

↓ オリジナルのブログはこちらです♪

「日々のダダ漏れ」

 

 

舞) けど私、そういう重いもんを、

 しっかり背負って、飛べる人に

 なりたい。せやから、旅客機の

 パイロットになりたい。

 お願いします。

 航空学校に行かせてください。

めぐみ) そこまで考えてんね

 やったら、やってみ。

舞) ありがとう。

 

舞ちゃんの思いが、

めぐみさんと浩太さんに届いた、

ちょうどそのころ…。

 

**********

 

<福岡市内の喫茶店>

久留美) これ…ありがとう。

(久留美宛てのバースデーカードを

 見る、母・久子)

久子) 大事に持っててくれたんやね。

(俯いたまま、頷く久留美)

 

**********

 

久留美) 何で、お父ちゃんと

 私のこと、置いてったん?

久子) 置いてくつもりなんてなかった。

 佳晴さんが、ラグビーでけへんように

 なって、会社辞めた時、立ち直ってく

 れるまでしっかり面倒見よって決めて、

 看護師の仕事、また始めた。けど、佳

 晴さん、どんどん無気力になって…。

 私がいてたら、この人このままあかん

 ようになるって…。佳晴さんに、しば

 らく実家に帰るって言うたら…。せえ

 せえするわ。お前と一緒になれへん

 かったら、俺もっとマシな人間やった

 って。あの人そう言うてん。久留美と

 家出ようとしたら…。

 

(回想)

久子) じゃあ行きます。

久留美) 行けへん!

 私はお父ちゃんとおる!

 

久留美) 違う。私が行けへんかったら、

 お母ちゃん、戻ってくるて思った。

 ホンマは…戻ってきてほしかった。

久子) 何べんも帰ろと思たんやけど、

 一人で生きる道、選んでしもた。

 薄情な母親で、ごめんな。

久留美) お母ちゃんの気持ち、

 ちょっと分かる気ぃする。

 お父ちゃん、変わってへん。

 仕事も長く続けへん。

 文句ばっかり言うて、自分で

 頑張ろうとせえへんねん。

 せやから私、頑張ってんねんで。

 あの時、お母ちゃんに言うてしも

 たから。お父ちゃんとおるて…。(涙)

 

(回想)

久留美) 行けへん!

 私はお父さんとおる!

 

(久留美に寄り添い、

 背中を撫でる久子)

 

久留美) たまに、しんどいねん。(涙)

 ずっとこのままなんかなって思たら…。

 私…幸せになれるんかなぁて。

久子) ごめん。

 久留美にこんな思いさしてしもて…。

 久留美、ホンマによう頑張ってん

 ねんな。

久留美) 私な…。

久子) うん。

久留美) 看護学校に通ってんねんで。

久子) え…?

久留美) お母ちゃんとおんなじ、

 看護師になる。

(久留美を抱き寄せる久子)

 

**********

 

そして、大阪でも…。

 

貴司) ただいま。

雪乃) このドアホ!

(貴司の頭を叩く雪乃)

雪乃) どんだけ心配した思てんねや!

 こんなことなる前に、何で何か言うて

 こうへんかったんあんた!

梅津) おいおいおい。

雪乃) みんな心配して!

梅津) その辺にしとけ。

 無事に帰ってきてくれたんや。なっ。

 お前も座れ。

(テーブルに座る3人)

梅津) まだしんどいんか?

貴司) しばらく、考えたいねん。

 どないして生きていくか。

雪乃) どないしてて…。

 お母ちゃんは、あんたに、普通に

 幸せになってもらったらええねん。

貴司) その普通が、

 には難しいんよ。

雪乃) そんなこと今まで

 言えへんかったやんか。

貴司) 我慢してた。

 けどな、もうそれやめたいねん。

 旅しながらその土地で働いて、

 自分の居場所を探したい。

雪乃) 何言うてんの? 何それ。

 ちょ…分かれへん。

 分かれへん…分かる?

梅津) 分からんけどな、お前がそう

 言うんやったら、やったらええ。

 ほんで、答え見つかったら教えて

 くれ。お父ちゃんもお母ちゃんもな、

 お前のこと分かりたいねん。

 それでええか?

(雪乃を見る梅津)

(怒ったような顔で頷く雪乃)

(涙をこらえる貴司)

貴司) ありがとう。

梅津) こっからおらんようなって

 もな、お前とバファローズは、

 いつまでも俺の希望の星やで。

雪乃) 何かっこつけてんねんな。

 またしょうもないこと言うやろ、

 お父ちゃん。

梅津) しょうもないあれへんがな。

雪乃) 何やのそれホンマに。

梅津) ホンマのことやがな。

 希望の星やがな。

 

**********

 

<みじょカフェ>

さくら) もう帰っちゃうと?

 早すぎるよぉ。

舞) 帰ってやらなあかんこと

 いっぱいあるんです。

さくら) どうしてみんな

 すぐ行っちゃうとやろ。

 むっちゃんも行っちゃったし。

舞) むっちゃん!

信吾) むっちゃん知ってる?

舞) はい! 彼氏ですよね?

さくら) ざ~まに長か遠距離恋愛が

 ようやく終わってさぁ、やっと一緒に

 おれるねっち言ったらさぁ、新しい

 仕事でしばらく海外に行くとって。

舞) そうなんや…。

信吾) およさぁ。若い子や、島から

 出ていくばっかりたい。

さくら) 役場でどがんかしてよぉ。

信吾) どがんかせにゃいけんっち

 いつも話しちょるばってん、よか

 知恵ん出てこんとさ。

舞) 一太君は、将来、

 どうするんですか?

信吾) 豪さんの、造船所で、働けん

 かなっち、思っちょるみたいよ。

舞) 一太君が、造船所…。

信吾) おう。

 

**********

 

一太) 何かよぉ、

 フィアンセじゃなかったとか!

舞) ただの幼なじみやで。

木戸) さっきまでざまに

 落ち込んどったとぞ。

 昔から、舞ちゃんのことば

 好きやったもんな。

一太) 何ば言いよっとか! 

 関係なか。

舞) 一太君は、船の仕事したいん?

一太) およ。おいも、豪さんみたいに、

 みんなの船ば、修理でくっようになり

 たかけん。舞や、何になりたいと?

舞) 私? 

 私は、パイロットになりたいねん。

木戸) パイロット!?

舞) うん、ジェット機のパイロット。

木戸・一太) ばえー!

 

**********

 

<才津家>

(仏壇に向かい、

 手を合わせている浩太)

浩太) あっ、お義母さん。

 すんません、勝手に。

 お義母さん。

(浩太の前に座る祥子)

浩太) めぐみさんを、大阪に連れて

 いったこと、許してください。

(頭を下げる浩太)

浩太) 僕は、めぐみさんのおかげで、

 なんとかここまでやってこられたん

 です。子供たちも、元気に育って、

 工場も、大きできて…。

 僕、めぐみさんを幸せにするつもり

 が、幸せに、してもろてました。

 けど、その分、お義母さんには、

 さみしい思いをさしてしもて…。

 申し訳ありません。

(頭をさげる浩太)

祥子) めぐみや、すぐ逃げて

 帰ってくるっち思っちょった。

 けどあん子は帰ってこんかった。

 そっがさみしくて、うれしかった。

 あん子も頑張ったとやろ。

 浩太さん、めぐみば幸せにして

 くれて、あっがとね。

(頭をさげる祥子)

浩太) お義母さん。

(唇を結び、頭をさげる浩太)

(ふすまの陰で、

 涙をこらえているめぐみ)

舞) ただいま。

祥子) あっ、お帰り。

 

**********

 

(めぐみと浩太、舞を乗せ、

 海を走るめぐみ丸)

祥子) 舞、飛行機。

(空を見る舞)

舞) ホンマや。

(ジャンボジェットが、

 空を横切っていく)

舞) きっと、飛んだるで!

 

**********

 

いろんな親子関係が、丁寧に描かれた回だった。

母親に戻ってきてほしくて、父親のもとに残ると

言ってしまった久留美ちゃん。そう言われて傷つ

いてしまった母親の気持ちも分かる。すぐに戻っ

てくると思って、二度と帰ってこなくていいと言っ

てしまった祥子さん。言葉って本当にムズカシイ。

言葉通りの意味が、気持ちの全部とは限らない。

100%の嫌いもあれば、80%、50%の嫌いだった

りすることだってある。帰ってくるなと言っても、そ

れも本気度は50%だったり、10%だったりもする。

気軽に言ったつもりでも、相手は本気にすること

もあるし、言った言葉に縛られてしまうこともある。

 

貴司) 我慢してた。
 けどな、もうそれやめたいねん。
 旅しながらその土地で働いて、
 自分の居場所を探したい。
雪乃) 何言うてんの? 何それ。
 ちょ…分かれへん。
 分かれへん…分かる?
梅津) 分からんけどな、お前がそう
 言うんやったら、やったらええ。
 ほんで、答え見つかったら教えて
 くれ。お父ちゃんもお母ちゃんもな、
 お前のこと分かりたいねん。
 それでええか?

 

この夫婦から、どうして繊細な貴司が生まれたの

か本当にナゾだけど…。舞や久留美とは真逆に、

いきなりどつくのも、愛だよね。オカンらしい愛情。

そりゃ、分からないだろうなって思う。でも、分か

らないけど、分かりたいって思う気持ちに泣ける。

どうせ分からないって思いがちだけれど、少しで

も分かってもらえるように努力することも、大事な

ことなのかもしれない。ムズカシイことだけど…。

 

浩太) めぐみさんを、大阪に連れて
 いったこと、許してください。
 僕は、めぐみさんのおかげで、
 なんとかここまでやってこられたん
 です。子供たちも、元気に育って、
 工場も、大きできて…。
 僕、めぐみさんを幸せにするつもりが、

 幸せに、してもろてました。
 けど、その分、お義母さんには、
 さみしい思いをさしてしもて…。
 申し訳ありません。
祥子) めぐみや、すぐ逃げて
 帰ってくるっち思っちょった。
 けどあん子は帰ってこんかった。
 そっがさみしくて、うれしかった。
 あん子も頑張ったとやろ。
 浩太さん、めぐみば幸せにして
 くれて、あっがとね。

 

いい会話だったなぁ。「さみしくて、うれしかった」

という親心に泣く。娘を、幸せにしたかっただけ。

娘に幸せになってもらいたかっただけ。その願い

は叶えられていた。ありがとうと言える母の愛の

深さに泣く。いろんな形があって、表現も様々だ

けれど…人が人を思う気持ちに嘘はないなぁと。

 

第35回~お前のこと分かりたいねん

 

「舞いあがれ!」関連ブログはこちらから↓

「舞いあがれ!」関連ブログリスト

「朝ドラ」関連ブログリスト

 

●「舞いあがれ!」HP

 

 

ランキングに参加しています。
ポチっとしていただけると、嬉しいです♪
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村
にほんブログ村 テレビブログへ
にほんブログ村