「舞いあがれ!」第22回~一歩ずつ進んだらええんやんな | 日々のダダ漏れ

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舞いあがれ! 第22
第5週「空を飛びたい!」
一歩ずつ進んだらええんやんな

 

 

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舞) 私、
 パイロットやることになりました。
刈谷) 俺は反対たい。
 由良でさえ難しかったっちゃけん、
 お前が飛べるわけなか。
舞) 昨日、190ワットで10分漕げる
 ようになりました。
刈谷) 間に合うわけないやろ。
 2か月しかなかとよ。

 

**********

 

<朝・岩倉家の表>

舞) ああ。

浩太) その格好で大学行くんか?

舞) うん。

 大学までトレーニングすんねん。

浩太) ほう~。

舞) お父ちゃんは?

浩太) 工場見学や。

 人工衛星打ち上げ計画に関わってる

 会社、見せてもらえることになってな。

舞) ふ~ん。

浩太) チャレンジしてる会社がどないな

 もんか、しっかり、目に焼き付けてくるわ。

舞) うん。

浩太) ほなな。

舞) 気ぃ付けてな。

浩太) うん。

舞) 行ってらっしゃい。

 

**********

 

(ヘルメットをかぶり、

 ロードバイクで走る舞)

 

**********

 

<部室>

鶴田) 刈谷は戻る気がないねんて。

西浦) 設計がおらんて…

 いきなり大問題やん。

藤谷) けど、元どおりに直すだけやし、

 おらんかってもなんとかなるんとちゃ

 います?

渥美) あかん。パイロットが代わる

 から、設計も変えなあかん。

玉本) 俺がやる。

佐伯) 玉本先輩、

 設計、できるんですか?

玉本) 一からは難しいけど、

 調整やったらできる。

鶴田) うん。設計を大きくは変えんと、

 岩倉の体格に合わせた微調整に

 とどめよ。

玉本) おう。

 

**********

 

(舞の身体測定)

玉本) どや?

渥美) 159.0ですね。

玉本) ああ、由良と4cm差か。

 肩幅は?

渥美) 測ります。

 

**********

 

(コックピットに座った状態も測定)

鶴田) 上にもうちょい空間要るな。

玉本) 足元にもな…。

渥美) やっぱり、

 由良とだいぶ違いますね。

鶴田) 岩倉、

 トレーニング行っといで。

舞) はい。

鶴田) うん、ありがとう。

舞) 行ってきます。

玉本) 行ってらっしゃい。

 大丈夫や。俺がなんとかする。

鶴田) うん。

 

**********

 

(キャンパスを歩く刈谷)

(その先を舞がロードバイクで

 走り抜けていく)

(刈谷の携帯に鶴田からの着信)

 

**********

 

<夜>

(自転車をガレージに入れ、

 玄関に入る舞)

舞) あっ。

浩太) おっ、お帰り。

舞) ただいま。どないしたん?

浩太) お父ちゃんも今

 帰ってきたとこや。

舞) よいしょ…。

 工場見学、どうやった?

浩太) すごかった。部品に要求される

 精度が高いから、工場の環境も、

 全然レベルが違ててな。

舞) ふ~ん…。

浩太) 大学の先生と、一緒に研究したり、

 従業員も新しいもん作ろいう、

 エネルギーがすごいねん。

 うちなんか、まだまだや。

 けど、負けへんで。

 一歩ずつ登っていったら、

 いつかは、山の頂上にたどりつける。

舞) そうやんな。

 一歩ずつ進んだらええんやんな。

浩太) そうやで。

舞) うん。

浩太) うん。

 よっしゃ! ほな、ごはん食べよか。

舞) せやな。

 あっ、あっ…。

浩太) ん? どないしたん?

舞) 足つった…。いててて…。

浩太) 大丈夫かお前。

舞) いてててて…。

 

**********

 

<昼・部室>

鶴田) これが新しい設計図や。

 岩倉の体に合わせてある。

渥美)  えっ、

 椅子ここに来るんですか?

 椅子より、ペダルの位置変える

 方が楽なんですけど。

佐伯) それはお前の都合やろ。

渥美) は?

佐伯) ペダルの位置変えられたら、

 俺が困んねん。

渥美) 俺の都合じゃないが。

 重心の問題や!

鶴田) 渥美…。

渥美) ほなプロペラの位置変えるか?

西浦) 何でやねん!

 胴体班の問題にプロペラ班

 巻き込むなや。

佐伯) はあ? 全体の問題ちゃうんか!

鶴田) やめ! やめ! 

 けんかしてる場合か。

渥美) 玉本先輩、これがホンマに

 最善策なんですか?

玉本) もっかい考えてみる。

 ちょっと時間くれ。おおお帰り。

舞) お疲れさんです。

日下部) 鶴田先輩、左翼サード、

 リブ左右逆につけてもうてました。

西浦) はあ!? お前何してんねん。

男性) だから言ったやん。

男性) 何で俺のせいやねん。

鶴田) お前やめろ!

 

**********

 

<病院>

(病室の手前で、立ち止まる舞)

刈谷) 由良、悪かった。

 許してくれんね。

由良) やめてください。

刈谷) 事故は俺のせいたい。

 俺が尾翼を大きくしすぎたけん。

由良) 違います。もっと操縦が

 うまい人やったら、十分対応

 できたはずです。急に風吹いて、

 頭ん中真っ白なって…。

 操縦かん強く引き過ぎたんです。

 せやから、刈谷先輩のせいや

 ありません。

 

**********

 

(廊下に立っている舞)

(刈谷が出てくる)

舞) 刈谷先輩。

刈谷) お前は待ち伏せが

 趣味なんか?

舞) ちゃいます。由良先輩の

 お見舞いに来たんです。

刈谷) それなら見舞ってき。

舞) 先輩、今、

 なにわバードマン空気悪くて…。

刈谷) 知らん。

舞) 事故が自分のせいやと

 思てはるんですか?

 そやから…怖なったんですか?

 

**********

 

<待合室>

刈谷) 確かに、怖くなったとかもな。

 人力飛行機っていうのは、

 人間を乗せる飛行機たい。

 責任の重か。

舞) けど、そんな責任の重い設計を、

 やりたい思たんですよね?

刈谷) 鶴田のせいたい。

舞) え?

刈谷) 入学してすぐ、授業であいつと

 一緒になったとよ。飛行機の設計が

 したかって言った途端、なにわバード

 マンに引っ張っていかれたと。部室に

 行ったら、拭けば飛ぶような飛行機作

 っとって。俺が作りたかとは、180トン

 の旅客機やのに…。あいつは、うまか

 こと人ば巻き込みよっからな。

舞) それで3年も…。

刈谷) いや、すぐやめた、

 1回生の夏に。

 それなのに鶴田は、俺の下宿まで来

 て頼みよると。俺が飛ばす飛行機は、

 お前に設計してほしいって。

 それが、去年の飛行機たい。あいつ

 をケガさせるわけにはいかんやろ。

 神経遣って設計して…

 丸1年、かかったとよ。

 安全な飛行機作ろうと思ったら、

 そんぐらいかかると。たった2か月で、

 スワン号を修理しながら、パイロット

 も代えるとか、俺は嫌たい。

(うつむく舞)

舞) 分かりました。

刈谷) 原因は?

舞) え?

刈谷) 何で空気悪いと。

舞) あ…。

 スワン号の重心の問題です。

 椅子の位置変えたら、重心変わる

 から、プロペラとペダルの、新しい

 位置を巡って…。

刈谷) 椅子を動かす?

舞) はい。

刈谷) 設計を変えようとしようとや。

 誰が?

 

**********

 

<部室>

刈谷) おい!

日下部) 刈谷先輩!

玉本) 何すんねん。

刈谷) お前こそ何しようとや。

 何で設計いじりようとや!

 素人の設計で、大事な仲間

 乗して飛ばすつもりとや?

玉本) 大事な仲間やからやろ!

刈谷) は?

玉本) 窮屈な飛行機で飛んでほしく

 ないんや。お前から見たら素人やろ

 うけど、1回生の時から勉強してた

 んや。お前がいつやめるか分からへ

 んからな。急に設計担当がおらんよ

 うなっても、なにわバードマンが困ら

 んように、時間見つけて勉強しとっ

 たんじゃ!

鶴田) そやで。玉本はちゃんと考え

 て設計してくれてる。お前から見た

 ら、物足りへんかもやけどな。

刈谷) すまん。

(刈谷に設計図を渡す玉本)

玉本) 俺の設計でも岩倉は飛べるは

 ずや。けど、それは理論上のことや。

 実際飛んで、確実に記録狙うんやっ

 たらお前の設計やないとあかん。

(刈谷の肩を掴む鶴田)

鶴田) 刈谷、戻ってきてくれ。

(手を振りはらう刈谷)

刈谷) お前は…何回俺を連れ

 戻せば気が済むとや。

鶴田) さあな。

刈谷) 1日たい!

 1日で描き直すけん。

 スワン号を、ど素人のパイロットでも、

 記録作れる飛行機にしちゃる。

舞) ありがとうございます!

玉本) ほな、俺やっとプロペラに

 戻れんな。西浦、やろか。

西浦) はい!

鶴田) よ~し!

 最高の飛行機、作んで!

一同) 作んで~!

 

**********

 

<数日後・部室>

舞) ただいま戻りました。

一同) お帰り。

鶴田) お疲れ。

舞) お疲れさんです。

刈谷) お疲れさん。

舞) お疲れさんです。

刈谷) 岩倉、ちょっと…。

舞) はい。これは?

刈谷) 目標たい。

 記録飛行までに、体重を、

 5キロ、落としてほしいっちゃ。

舞) 5キロ…。

刈谷) あとな、190ワットで50分、

 漕げる体力ばつけてくれんね。

舞) はい。

刈谷) うん、頼むな。

 

体重を落とし、体力をつける。

口で言うのは簡単ですが…。

 

舞) 大変やで…。

 

**********

 

舞が由良の代わりのパイロットとして認められ、

1回生の男の子たちも戻ってきて、いよいよ最

後は刈谷先輩をどうやって連れ戻すか…なわ

けだけれど。もちろん、ヒロイン舞も待ち伏せし

たり、刈谷先輩に働きかけてはいる。でも、最

終的に、刈谷先輩の心を動かしたのは、丸一

年かけて作った設計を、変更されそうになった

ことだったり、鶴田であり、玉本であり、同期の

3回生だったのが、いい。すんごくいい。そりゃ

入ったばかりの舞じゃないよね。歴史が、絆が

違うもの。そういうところをしっかり描いてくれ

るから…信頼できるし胸が熱くなるんだよねぇ。

 

舞) 事故が自分のせいやと
 思てはるんですか?
 そやから…怖なったんですか?

 

ばらもん凧を壊してしまって、凧を飛ばすのが

怖くてできなかった小さい頃の舞を思い出す。

なんなら、その話をするのかと思ったけれど…

しないんだよね。そこがまたいい。でも視聴者

は知ってる。舞のセリフの奥にある、思い出を。

 

子供時代をじっくり描いて見せてもらったおか

げで、舞ならこう考えるだろうと、自然に想像

できるんだよね。おかげで、舞が新しく出会う

人たちの人となりの描写に没頭できる。大き

くなった舞ちゃんの中に、ちゃんとチビ舞ちゃ

んが生きている。これ、意外と大事というか、

子供の頃とはすっかりキャラが変わってしま

う作品もたくさんあるからねえ(モゴモゴ…w)

 

それにしても…戻ってきてくれたのはいいけ

れど…。刈谷先輩ってば、鬼!? さら~っと

すんごい要求してくるのが怖いわ。あんなに

痩せてるのに、5kg落としたらガリガリたい!

もっのすご~く大変だけど…頑張れ舞ちゃん。

 

 

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