「舞いあがれ!」第1回~スミちゃんもきっと待ってるわ | 日々のダダ漏れ

日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

舞いあがれ! 第1
第1週「お母ちゃんとわたし」
スミちゃんもきっと待ってるわ

 

 

※無断転載対策のため、不本意ですが、

しばらく、注意喚起させていただきます。

 

こちらの記事は、「日々のダダ漏れ」 の

記事です。ご覧になっているブログ名が

「日々のダダ漏れ」、以外のブログ名は、

記事を無断転載しているブログです!!

↓ オリジナルのブログはこちらです♪

「日々のダダ漏れ」

 

 

(飛行機の窓から外を見ている女の子)

機内アナウンス・舞) 「ご登場の皆様、

 機長の岩倉でございます。当機は

 ただいま、追い風に乗って、時速

 1100キロメートルで飛行中です」。

めぐみ) へえ~機長さん女の人なんや。

浩太) 珍しいな。

機内アナウンス・舞) 「これは、38万キロ

 メートル離れた月へ、たった15日で

 たどりつけるほどのスピードです」。

舞) へえ~。

めぐみ) すごいなぁ。

舞) うん。

機内アナウンス・舞) 「目的地は快晴。

 それでは、快適な空の旅を、お楽しみ

 ください。The weather at our….」

 

めぐみ) 舞。舞。遅刻すんで。

 おはよう。

舞) おはよう…。

めぐみ) 熱、下がったみたいやけど、

 一応測っとき

舞) うん。

めぐみ) はい。

(起き上がり、

 脇の下に体温計を挟む舞)

 

**********

 

悠人) 何一人でニヤニヤしてんねん。

舞) ええ夢見てん。

浩太) そらよかったな。どんな夢や。

舞) 家族みんなで飛行機乗って、

 旅行してた。

浩太) そらええ夢や! いつか、行こな。

舞) うん! フフフ。

浩太) うん。悠人もな。

悠人) 期待せんと待っとく。

めぐみ) はい。

(タオルを手渡すめぐみ)

浩太) うん。ほなな。

めぐみ) うん。

悠人) ごちそうさん。

めぐみ) はい行っといで。

(舞の手元にほとんど

 食べていない食パン)

めぐみ) どないしたん。

舞) お母ちゃん、

 今日も休んだ方がええかな?

めぐみ) 何で? まだしんどい?

舞) ううん。けど、始業式のあと、

 7日も休んでしもたし、

 新しいクラスやし…。

めぐみ) 怖いの?

舞) みんな、

 仲良うしてくれるやろか。

めぐみ) これからずっと、

 学校行けへん気?

 行っといで。

 スミちゃんもきっと待ってるわ。

舞) うん。

 

**********

 

<表>

めぐみ) お母ちゃんも行くわ。

 先生にもご挨拶しときたいし、

 心配してくれてはったから。

 

**********

 

1994年4月 東大阪

 

ここは東大阪。

町工場がひしめく、

ものづくりの町です。

 

(機械からあふれる、

 銀色に光る小さなねじ)

 

舞の父、浩太は、

ねじを作る町工場の社長さんです。

毎月100種類ものねじを作ってる

んです。

 

笠巻) 章! 

 また油入ってへんやないか。

 何べんも言わすな。

結城) すんませ~ん。

笠巻) ええわもう。

浩太) 何や、また夜遊びか。

 若いなあ。

 

**********

 

(母・めぐみと校庭に入る舞)

めぐみ) ほな、ここで。

舞) うん。

めぐみ) 走ったらあかんよ。

 すぐ熱出んねから。

舞) 分かってる。

めぐみ) うん。はよ行き。

舞) 行ってきます。

(俯き、ランドセルの肩ベルトを

 ギュッと握り、校舎へ向かう舞)

(飛行機の音)

(空を見る)

(ジャンボ旅客機が横切っていく)

 

**********

 

<体育の授業>

三上) 頑張れ頑張れ! 走って!

 こっちこっちこっちこっち!

(膝を抱え、

 隅に座っている私服姿の舞)

 

舞ちゃんは、去年の秋頃から、

よく熱を出すようになりました。

 

**********

 

(昼休みになっても、まだ給食を食べ

 ているのは、舞と、望月久留美だけ)

 

**********

 

(校庭の一角にウサギ小屋)

舞) スミちゃん、

 チモシー持ってきたで。

(金網越しに、舞の手から

 草を食べる黒いウサギ)

舞) 元気やった?

(縄跳びをしている子供たち)

子供たち) 12、13、14、15、16、

 17、18、19、20、21、22…。

(サッカーボールを拾いに来た

 男の子が舞を見る)

男児) 貴司! はよボールくれ!

舞) 病院で、いっぱい検査したんや。

 けど、何で熱出るんか、お医者さん

 にも分からへんねんて。

(歓声)

(校庭で飛び跳ねる同級生)

舞) 楽しそうやな。

久留美) 触ったらあかん。ウサギに

 触ってええんは飼育係だけ。

舞) ごめん。

(しょんぼり去って行く舞)

(目で追う望月久留美) 

 

**********

 

<教室>

三上) これね、大事なプリントやから、

 ちゃんと家帰ったら渡してよ。

児童) は~い!

三上) せや、岩倉さん。岩倉さんが

 休んでる間に、みんなはもう係決ま

 ったんや。何かやりたい係ある?

舞) えっと…。

三上) ん?

貴司) 飼育係やりたいねんて。

舞) 貴司君。

保坂) しょっちゅう休む人に、ウサギの

 世話なんてでけへんと思いま~す。

男児) そうやそうや。

三上) こら! 

 保坂君そういう言い方しない。

保坂) ほな、ウサギが逃げた時

 どないすんねん。なあ。

(ざわめき)

三上) もうええ。岩倉さんはな、できる

 範囲でやったらええねん。ほな、望月

 さんと一緒に飼育係やってな。

舞) はい。

三上) 望月さん、ええな?

久留美) はい。

 

**********

 

<放課後>

久留美) 岩倉さん。

舞) ん?

久留美) 去年リレーの

 選手してへんかった?

舞) 見てたん?

久留美) 何で走られへんの?

舞) 熱出るから。けど、ウサギ

 の世話はちゃんとやる。

久留美) うん。

(小屋に入る久留美)

久留美) いてへん…。

 あっ…。

(地面に穴)

舞) どないしたん?

久留美) 逃げ出したんや!

舞) えっ!

久留美) はよ見つけな!

(飛び出す久留美)

 

(回想)

めぐみ) 走ったらあかんよ。

 すぐ熱出んねから。

 

(舞も飛び出す)

 

**********

 

(校庭を走る舞)

舞) スミちゃん…。スミちゃん。

(校舎から出てきた貴司が、

 砂場を見る)

貴司) 舞ちゃん! ウサギ!

(スミちゃんを捕まえる貴司)

舞) スミちゃん!

(駆け出す舞)

(貴司からスミちゃんを受け取る久留美)

久留美) ありがとう。

貴司) ううん。

舞) よかった…。

(膝に手をつき、肩で息をしている舞)

久留美) ごめんな、走らしてしもて。

舞) ええねん。私も飼育係なんやもん。

 スミちゃん。

 

**********

 

<帰り道>

貴司) ごめんな。僕が舞ちゃんに

 飼育係、やらしてしもた。

舞) ううん、ホンマは、

 やりたかってん。ありがとう。

男児) 貴司! サッカーやろ!

貴司) 家帰んねん。

男子) やろうや。

 お前おったら3対3になんねん。

貴司) 分かった。

 いっぺん家帰って、また来るわ。

男児) 約束やで!

貴司) うん、絶対な。

男児) 来いよ!

舞) 貴司君は、みんなと遊べてええな。

貴司) 別にええことなんかない。

 合わしてるだけや。

(お好み焼きの店・うめづ)

貴司) ただいま。

雪乃) お帰り…うわ、あんた!

 何したんやこんな汚してもうて

 ホンマに。

貴司) そうか? 今からまたサッカーや。

雪乃) もうええわ、帰りにな、

 川行って洗濯しといでホンマ。

貴司) ほな、ついでにでっかい桃、

 拾てくるわ。

雪乃) せやな。

 どんぶらこ、どんぶらこ、

 大きな桃は流れてけえへん!

 舞ちゃん。いやいやいやあんた、

 今日熱大丈夫か?

舞) はい。

雪乃) ああよかったわ。

 もうな、何かあったらいつでも

 おばちゃんに言うてくるんやで。

舞) ありがとう。

雪乃) うん、ホンマにもう大変やわ。

舞) ほな。

雪乃) うん。

舞) ほなな。

貴司) ほなね。

雪乃) ほなねやないであんた!

 これドロッドロやんか、ホンマに!

 しっかり払ってから中入りや。

 店がドロドロなるからな。

(舞の家は隣)

郵便配達員) 岩倉さん?

舞) あっ、はい。

郵便配達員) 郵便です。

(めぐみ宛てに届いた

 写真展の案内のハガキ)

舞) ごしま…?

(白い教会のある、島の海辺の写真)

 

**********

 

<工場>

(完成したねじを計量し、

 納品書に書くめぐみ)

結城) お疲れさんでした。

めぐみ) お疲れさん。

 あっ、もうそんな時間。

 

**********

 

(工場を出て、自宅に戻るめぐみ)

めぐみ) ごめん、遅なった。

 すぐごはん作るな。

舞) うん…。

 お母ちゃん。

めぐみ) ん?

舞) ごしまに住んでたん?

めぐみ) ああ、五島(ごとう)や。

舞) きれいなとこやなぁ。

 もろてもええ?

めぐみ) ええけど。

舞) ありがとう。

(ハガキを手に、

 ふらりと立ち上がる舞)

めぐみ) はあ…さて…。

(ふらつく舞)

めぐみ) おっとっとっと…。

 どないしたん?

(おでこに手をあてる)

めぐみ) 熱あるやん。

 

**********

 

久しぶりに元気いっぱい!…じゃないおとなし

めの女の子がヒロイン。おっとりした喋り方が

いい。熱を出してお休みが続いた後で学校へ行

く不安な気持ちとリンクして、新しいドラマの

世界をおそるおそる見ている視聴者に優しい。

 

スミちゃんもきっと待ってるわ。

 

学校に行くのを不安がる娘に声をかける母親。

幼なじみの友達がいるのね~と思っていたら、

学校で飼育しているウサギの名前だと分かっ

た時の胸がチクンとする感じ、からの、ウサギ

に触っていいのは飼育係だけだと言った女の

子が、舞を走らせたことを謝った時、脱走した

ウサギを見つけてくれた男の子が、お隣に住

んでいる、幼なじみと分かった時…の安堵感。

ありがとうとごめんなさいが、ちゃんと言える

世界、だと。気持ちが通じ合える世界、だと♪

聞こえる。「大丈夫 ほら 見ていて…」(違w)

 

岩倉さんはな、

できる範囲でやったらええねん。

 

学校の先生のセリフにもホッとした。お隣の

大阪のおばちゃんが見守ってる感の心強さ。

原因不明の熱に、ちょっと誰かさんを思い出

してしまったけれど、子供の頃はよくある話。

(何てったってちゃんと病院に行ってるし!)

 

スミちゃんだけじゃないよ、私も待ってるから。

舞ちゃんがヒロインとして輝く時を待ってるよ。

期待しすぎず、平常心で見守ろうと思います。

 

 

「舞いあがれ!」関連ブログはこちらから↓

「舞いあがれ!」関連ブログリスト

「朝ドラ」関連ブログリスト

 

●「舞いあがれ!」HP

 

 

ランキングに参加しています。
ポチっとしていただけると、嬉しいです♪
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村
にほんブログ村 テレビブログへ
にほんブログ村