「おちょやん」第108回~今、前を向いて、生きてるかどうかです | 日々のダダ漏れ

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「おちょやん」 第108
第22週 「うちの大切な家族だす」
今、前を向いて、生きてるかどうかです

 

 

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女性) お母ちゃん、おはようさん。

千代) おはようさんでございます。

女性) 今晩も楽しみにしてるさかい、

 頑張ってや、お母ちゃん。

千代) 行ってきます。

 

今や千代ちゃんは、

どこへ行っても、

藤森家のお母ちゃんです。

 

**********

 

<スタジオ>

当郎) 米太郎お前その・・・

 正代さんのこと、どない思てんのや。

米太郎) どないて?

当郎) つまりやな、その、す・・・す・・・

 す・・・お母ちゃんあと頼むわ。

千代) 何ですねもうええ大人のくせし

 て。米太郎その、正代さんのこと・・・

 す・・・す・・・す・・・。

当郎) お母ちゃんもあかんやないか!

乙子) 好きなんか、

 その正代さんのこと!

当郎) うわっ!

米太郎) えっ?

当郎) 乙子お前、

 盗み聞きしてたんかいな!

乙子) じれっとうて盗み聞きも

 してられへんわ。

当郎) こらたまらんことでござります~!

千代) もうはしたない、って言いたいとこ

 やけど、助かりましたなあお父さん。

当郎) うん、わしらだけやったら、

 朝までかかるとこやったわ。

(効果音)

 

**********

 

<副調整室>

(拍手)

四ノ宮) いや~今日も絶好調ですね。

 やっぱり、竹井さんを起用した判断は

 間違ってなかった。ねえ。ねえ。

(笑い声)

富岡) はい、キュー!

 

**********

 

<岡福>

ラジオ・林田) 「ご案内はアナウンサー

 の林田伸太郎でした」。

宗助) 今日も面白かったなあ。

漆原) 千代ちゃん、相変わらず、

 ええ芝居してるな。

徳利) 毎週毎週ようあないな話

 作れるもんやなあ。

みつえ) 感心してる場合やあれへん

 やろ。あんたら大丈夫なんか?

シズ) ボンやん、

 まだ、書かれしまへんのか?

天晴) そればっかりはねえ、どないし

 てあげることもでけまへんよってな。

徳利) 離れてしもた客もいてるわ。

 まあ、しゃあないんやけどな。

香里) せやさかい、自分が、なんとかせ

 なあかんて、ず~っと苦しんでて・・・。け

 ど、何やってもうまいこといけへん時に、

 千代がラジオに出るのが分かって・・・。

宗助) ますます追い詰められて

 しもたんやな。

 

**********

 

<新喜劇の稽古場>

(寛治が来る)

寛治) どないしはったんですか、

 こないな時間に。

(一平の前に座る寛治)

一平) 次の舞台の台本(ほん)、

 書いてくれへんか? 頼む。もう、

 何書いてもな、俺やとあかんね。

 ここが・・・限界や・・・。この1年半、

 お前はほんまにたくましなった。

 せやさかいお前に頼んでんのや。

 寛治、これからの鶴亀新喜劇を、

 よろしゅう頼む・・・。

寛治) ええかげんにしてください!

 虫のええこと言うんやないわ。

 何もかんも俺に押しつけて、自分

 一人楽になりたいだけやないか!

一平) 違う。俺はお前らのこと、

 劇団のこと思て・・・。

寛治) 何も分かってへん。自分一人で

 負い目背負て、苦しんでるつもりかも

 分かれへんけどな、そういうあんたの

 姿見て、みんなおんなじように苦しん

 できたんや。覚悟決めたて言うんやっ

 たら、かっこつけんと、丸裸になれや。

 あんたが大事にしたいこと、目ぇそら

 したいこと、灯子のこと、新平のこと、

 千代さんのこと、みんな書かんかい!

 それだけやって・・・それでもどないし

 てもあかんかった時は・・・俺が引導

 渡したる。

(出て行く寛治)

(稽古場に一人座った一平)

 

**********

 

<放送室の会議室>

酒井) 皆さん、お引き止めして、

 申し訳ない。

当郎) チビらはもう帰ったで。

千代) 話て何だす?

酒井) 実は、急で申し訳あれへんので

 すが、次の、「お父さんはお人好し」は、

 1時間の特別番組になりました!

(拍手と歓声)

男性) すごいな!

酒井) 皆さんのおかげで、人気も上々

 ですし、前から出していた、1時間特

 別番組の企画が、採用されました。

当郎) まさにこらたまらんことで

 ござります~やな。

千代) 酒井さんたちが頑張って

 くれはったんだすな。おおきに。

四ノ宮) 上とは、

 僕が話をつけましたから。

酒井) 長澤先生も、早速、脚本

 書き始めてはります。

京子) せやけど、1時間いうたら、

 いつもの倍ですやろ。うまいこと

 できますやろか。

富岡) 読み合わせは、

 いつも以上に時間・・・。

静子) あの・・・

 お願いがあるんですけど。

富岡) 何や、静子。

静子) 私の出る場面、ようけ

 作ってもらえませんやろか。

富岡) えっ?

静子) 次は私が活躍する話に

 してもらいたいんです。

当郎) どうしたんや、やぶから棒に。

乙子) あんた何勝手なこと言うてんの。

静子) 今まで姉さんや兄さんたちの話

 ばっかりですやん。たまには私も見せ

 場が欲しい。

千代) 静子、何かありましたんか?

酒井) まあ、どういう話にするかは、

 長澤先生が・・・。

桜庭) 失礼します!

(プロデューサーの酒井に

 耳打ちをする桜庭)

酒井) にゅう・・・。

 

**********

 

<病室>

長澤) 「乙子。私かてだんだん年はいくし、

 貰てくれはる人なんか、この先、あれへ

 んと思いますねん」。改行。アタ五郎。「せ

 やな。世間には、お前みたいな戦争未亡

 人は、たんといてはんねんよってな」。

(ノック)

桜庭) はい。

千代) ごめんやす。

長澤) ああ・・・竹井さん、わざわざ、

 来てくれはったんですか?

千代) あっ・・・。

 どないだす? お体の具合は。

長澤) ああ、大したことありません。

 盲腸が、なんぼのもんやっちゅう話で

 すわ。ご心配おかけして、申し訳ない。

桜庭) あっ、お花、花瓶に入れてきます。

千代) おおきに。

長澤) どうぞどうぞ。

千代) ほんまに大事あれへんのだすか?

長澤) ハハハハ・・・多分、台本はギリギリ

 になる。君たちには、迷惑かけることにな

 るが、許してくれ。

千代) 無理しはったらあきまへん。

 先生(せんせ)にもしものことがあったら、

 それこそ「お父さんはお人好し」はどない

 なってしまうか・・・。

長澤) おおきに。そやな。先のことは誰に

 も分かれへんな。あないな戦争さえなか

 ったら、どうなってたんやろなあ。少なくと

 も僕は、こないな何気ない家族の話なん

 か書いてなかったと思うわ。みんな生き

 別れ死に別れて、いまだに戦地から帰っ

 てけえへん家族を待ち続けてる人が、ぎ

 ょうさんいてはる。6年たった今でもや。

 そんな人たちに、もっぺん顔を上げても

 らいたい。これは、もっともっとたくさんの

 人たちに、「お父さんは、お人好し」を聴

 いてもらう、絶好の機会なんや。長女、

 藤森京子役中村律子。十代の頃から入

 っていた劇団が戦争で解散してしまい、

 終戦後に入った今の映画会社からは、

 いつクビを切られてもおかしない状況や

 った。そやけど、ご両親の励ましで、女

 優を諦めへんかった。長男、藤森米太

 郎役、坂本浩二。父親と弟を戦争で亡

 くしてしまい、しばらくは、母親と2人暮ら

 しをしていたが、おととし結婚して、今は、

 奥さんと、息子さんの4人で暮らしてる。

 まもなく、2人目の子が生まれる。ほか

 の子たちからもおんなじようにいろんな

 話を聞きました。もちろん、芝居の、うま

 い下手もあるけど、あの子たちを選んだ

 一番の決め手は、今、前を向いて、生き

 てるかどうかです。竹井さん、あなたも

 その一人や。ちゃんと、女優として今こ

 こにいてはる。そういう力は、芝居にに

 じみ出る。みんなを勇気づける。台本は

 絶対に、間に合わしますから。

千代) 分かりました。先生がそこまで

 おっしゃんねやったら、うちらはいた

 だいた台本を全力でやるだけだす。

長澤) おおきに。

 

**********

 

<家の表>

(帰ってきた千代が立ち止まる)

(立ち上がりお辞儀をする静子)

千代) 静子・・・。

 あんたどないしましたんや。

(泣きそうな顔の静子)

 

**********

 

<放送局>

四ノ宮) むちゃですよ、そうでなくても

 いつもより分量多いのに。いくら長澤

 先生の頼みでも、脚本間に合わなく

 て放送に穴でも開けたらどうするん 

 です。

富岡) あと6日か。さすがにちょっと

 厳しいのと違うか。

四ノ宮) いや、無理ですって。

(ノック)

女性) 失礼いたします。

 あの、島田祥子さんのご両親が

 お見えです。

酒井) 島田祥子・・・。静子さんの。

 どうもいつもお世話になっております。

島田父) 祥子は、こちらに

 来てませんやろか?

酒井) いや・・・。

島田母) あの子、

 いてへんようになってしもて。

島田父) どうも、家出したみたいで。

酒井) 家出・・・?

 

**********

 

<栗子の家>

春子) 静子ちゃん、

 何かしゃべってみて。

静子) 何やの? 何かって。

春子) わあ、ほんまにおんなじ声や。

 すごいわ。

千代) ただいま。

栗子) お帰り。

春子) お帰り。

千代) ちゃんと電話してきました。

静子) ほんまに言うてしもたん?

千代) 当たり前だす。

 何が不満だしたんや。

(俯く静子)

(静子を見つめる千代)

 

**********

 

一平が書けなくなっていても、因果応報だよ

ね~と思うだけだし、そもそも一平が活躍し

たことってあったっけ? なんだかずっとほど

ほどというか・・・才能があるように描かれて

きたとは思えないのだけれど・・・。飄々とし

たキャラ? と思ったほどでもなかったし・・・。

どうせなら一平をもっと才あふれる人に描い

て欲しかった。才能ゆえに許せるぐらいに。

 

一番の決め手は、今、前を向いて、

生きてるかどうかです。竹井さん、

あなたもその一人や。ちゃんと、

女優として今ここにいてはる。

そういう力は、芝居ににじみ出る。

みんなを勇気づける。

 

どうやら「お父さんはお人好し」に出演して

いる役者はみんな、訳あり、だが前に進み

たいと思っている者たちらしい。千代の元

にやってきた静子も何やら悩んでいる様子。

悩みを聞いて、千代はますますお母ちゃん

らしくなっていくのかな? 何にしろ、みんな

を勇気づける芝居を見せてくれそうな予感。

 

 

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