「スカーレット」第132回~何であの子が。何であの子が病気に・・・ | 日々のダダ漏れ

日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「スカーレット」 第132
第22週 「いとおしい時間」
何であの子が。何であの子が病気に・・・

 

 

※無断転載対策のため、不本意ですが、

しばらく、注意喚起させていただきます。

 

こちらの記事は、「日々のダダ漏れ」 の

記事です。ご覧になっているブログ名が

「日々のダダ漏れ」、以外のブログ名は、

記事を無断転載しているブログです!!

↓ オリジナルのブログはこちらです♪

「日々のダダ漏れ」

 

 

大崎) 先日の検査結果です。

 やはり、白血球の数値に異常が見られ、

 骨髄検査で、染色体の異常も確認され

 ました。武志君の病気は、慢性骨髄性

 白血病と判明しました。

 

**********

 

<かわはら工房>

桃) うちは、おっきなお皿を作りたい!

喜美子) お~。

桜) うちは、アイスクリームを

 入れる器を作る!

喜美子) うん。

桃) あっ、やっぱりや~めた。

 陶芸展で金賞取りますぅ。

桜) そんなん無理や!

桃) 何でもええ言うたやん。なあ?

喜美子) ええんよ、目標は何でも。

 みんなそれぞれ、好きに、楽しく、

 自由にやりましょう。

優太) ほな僕これやりたい。

喜美子) おお、ろくろかぁ。

優太) 先生みたいにぐるぐるやりたい。

喜美子) ハハハッ、

 ええよぉ、何年かかるかな。

優太) え~何年もかかるん?

喜美子) うん、まずは土とお友達に

 なるとこからや。ほな、始めるでえ。

子どもたち) は~い!

 

**********

 

<武志のアパート>

電・武志) ほやから、学が来てる言う

 てるやん。あっ、芽ぐみも来てるし。

 ごはんは何か適当に食べるし。

芽ぐみ) 代わろか。

電・武志) あっ、ちょっと待ってな。

電・芽ぐみ) (せき払い)ご無沙汰してますぅ。

 芽ぐみですぅ。武志に、女心教えてたんですぅ、

 昔みたいに少女漫画読ませて。アハハハッ。

武志) 余計なことを。

学) まあまあまあ…。

武志) ええて。

電・喜美子) ほな、あったこうして、

 風邪ひかんよう言うてくれる?

 芽ぐみちゃんもな、あんまり遅うなったら、

 お母ちゃん心配するで。

電・芽ぐみ) は~い。ほな、失礼しますぅ。

学) 武志は女心うんぬんよりマザコンやな。

武志) マザコン?

学) お母ちゃんだ~い好きいうやつや。

芽ぐみ) 男はみんなマザコンやで、

 ここに書いたった。

武志) あ~もうええて。

 なあ、何か食べ行こうや。

 

**********

 

<川原家>

(居間に一人座っている喜美子)

 

(回想・診察室)

大崎) この病気の特徴は、初めは緩やかに

 進行します。慢性期と呼ばれます。武志君

 は今、この慢性期の状態にいます。

 ご本人にもご説明しましたが、この期間は、

 通院でかまいません。状態が安定していれ

 ば、普段通りの生活の中で、薬を飲みなが

 らの治療になります。しかし、時間とともに、

 確実に悪くなってきます。移行期を経て、

 最終的には、急激に進行します。

喜美子) 急激いうのんは…。

大崎) 死に至るといわれる、難儀な病気です。

喜美子) えっ…死…死ぬんですか?

 治らへんのですか? その…薬飲んで。

大崎) 一時的な効果しか、期待できません。

喜美子) しゅ、しゅ…手術とか…手術とか

 そういうので、助からへんのですか、

 助かる方法はないんですか。

大崎) 全くないというわけではありません。

 骨髄移植という方法があります。

喜美子) 骨髄移植…。

大崎) これがその説明です。

 武志君の白血球の型と一致する、

 いわゆるドナーが見つかれば、

 骨髄を移植して頂くことによって、

 助かる可能性があります。

 可能性があるというだけで、

 安全性は確立されていませんが…。

喜美子) ほんでも、ドナーが見つかったら

 助かる可能性はあるんですよね?

 例えば、うちの型と、

 武志の型が一致すれば…。

大崎) 親御さんがドナーになれる

 可能性は、1%未満です。

喜美子) えっ…。

大崎) 僕はこれまで、親御さんと一致した

 ケースを見たことがありません。白血球の

 型が一致して、移植できるというのは、今

 はまだ…奇跡のような確率だと思われます。

喜美子) 慢性期言いましたけど…

 どれぐらいの期間ですか?

 急激に悪うなって、死に至るまで。

大崎) 個人差はありますが…。

喜美子) どれくらいですか。

大崎) 3年から5年。

喜美子) 余命、3年から5年いうことですか。

大崎) このままだとそういうことになります。

喜美子) 短いなあ…。

 短すぎるわ…。

大崎) 川原さん、最後にひとつ。僕は患者さん

 に、本当のことを伝えたいと思っています。

 病名の告知をするということです。

 病と向き合う力は、治療には必要です。

 僕は生きてほしい。

 しっかりと、最後まで生きてほしいんです。

 ご家族のご判断にお任せします。

 僕の方からお話しても、かまいませんよ。

喜美子) 考えさせて下さい。

 

(大崎の言葉を思い出しながら、

 居間に一人座っている喜美子)

 

**********

 

<昼・川原家>

照子) 早う。

竜也) はいはい。

照子) 喜美子~?喜美子?

竜也) ここ置くで。

照子) ああ。

竜也) もう行くで?

照子) 待ちぃ、挨拶せんか。ああ。

喜美子) ああ。

照子) 喜美子。ほら。

喜美子) おう。

竜也) どうも。

照子) どうもやないやろ。

喜美子) 元気か? 久しぶりやな。

竜也) お世話になってます。

喜美子) こちらこそ、お世話になります。

照子) 冬休みな、大阪行くねん。

喜美子) えっ、照子が?

照子) 2人で行くんよ。

喜美子) へえ~。

照子) 大概お姉ちゃんと一緒やったからな、

 2人で歩くと、恋人同士と間違われるかも

 しれんでえ。

竜也) やめえや。

照子) 嫌な顔すな!

喜美子) これ何? くれるん?

照子) あっ、お見舞いや。

 武志調子悪い言うてたし。

喜美子) ああ…。

照子) 大丈夫なん?

喜美子) うん。

照子) 病院行ったん?

喜美子) うん。いやあ~これ近江牛やん、

 すごいなあ。ありがとう。遠慮のう頂くわ。

 

**********

 

<奥の部屋>

(大崎からもらった資料を見る喜美子)

(資料を片づけ、居間へ行く喜美子)

 

**********

 

<居間>

喜美子) あ…。

照子) 武志、県立病院連れていき。

 診てもらいぃや。嫌言うても、

 連れてって血液検査とか…。

喜美子) 分かった。

照子) 分かった? ほんまに連れてかな

 あかんで、ほっといたら…。

喜美子) 分かったからもう…帰って…。

照子) うちも分かったで。何かあったな?

喜美子) 何もないわ。

照子) 何年のつきあいや思うてんの。

 武志か。どないした。うん?

喜美子) 怒るで? うち怒ってまうで?

 何であの子が。何であの子が病気に…。

照子) 病気なん…?

喜美子) うそや。

照子) うそでも何でも言えや。

 うちにぶつけろ。怒ったらええやん、

 うちに怒れや、うちに怒鳴れや。

 何でも聞いたる。一人で抱えんなや!

喜美子) 何が大阪や!

 のんきでええなあんたは!

照子) おう言え言え吐き出せ!

喜美子) 何でなん!? 何で武志が!

 何か悪いことしたか!? してへんで?

 何も悪いことしてへん。

 ほやのに何で武志が…!

 あの子ええ子やで?

 ほんまええ子やで? ほやのに何で…。

 何で武志が…何で…。(泣)

(照子を叩く喜美子)

喜美子) 何もしてへん、

 何も悪いことしてへんのやで?

 そやのに…そやのに…。

(照子にしがみつく喜美子)

喜美子) 何でや…。(泣)

(喜美子を抱き締める照子)

 

**********

 

<かわはら工房>

(八郎のノートを見ている武志)

八郎) まあ…焦りやな。

武志) 焦り?

八郎) うん。若い頃は何であんなに

 焦ってたんやろなあ。

武志) 賞を取ることばっかり考えてたん?

八郎) あの頃は、世間に名ぁ上げるんは、

 それしかない思てたからなあ。

 早う何者かになりたかったんやろな。

(笑い声)

八郎) 亜鉛結晶の次か。

武志) うん…何かないかなあ。

八郎) せやなあ、まあ…のんびり探しぃ。

 フッ、焦ったって、もうええことなんか

 何にもないで。武志はゆっくり行けや。

武志) そやな。

八郎) うん。時間なんかいっぱいあるで。

武志) ヘヘヘッ、そやな。

八郎) うん。しっかしよう

 勉強しとんなお父ちゃんは。

武志) いや、自分で言うか?

八郎) ハハハハ…。

 

**********

 

<川原家>

(台所で夕飯を作る喜美子)

 

武志の病気のことは、

胸に秘めたまま、

この年は、暮れていきました。

 

**********
 

喜美子の中の人、戸田恵梨香が…すごすぎた。

喜美子なんだもん。喜美子が泣いてるんだもん。

こんなの無理だ。泣くよ。泣いてしまうよ。喜美子

の悲しみが、怒りが、あまりにリアル過ぎて泣く。

 

何でなん!? 何で武志が!
何か悪いことしたか!? してへんで?
何も悪いことしてへん。
ほやのに何で武志が…!
あの子ええ子やで?
ほんまええ子やで? ほやのに何で…。
何で武志が…何で…。

何もしてへん、

何も悪いことしてへんのやで?
そやのに…そやのに…。
何でや…。

 

何で? 何であの子が!? 何で何で何で…!?

何で?って思うよね。病はいつも理不尽に降りか

かる。病に理由なんてない。因果も、罰も…ない。

分かっていても、どうしようもない怒りがわき上が

る。何で? 何で? 何で何で何で…!?って…。

 

うそでも何でも言えや。
うちにぶつけろ。怒ったらええやん、
うちに怒れや、うちに怒鳴れや。
何でも聞いたる。一人で抱えんなや!

 

照子がいてくれて、気付いてくれて本当によかっ

た。照子が、喜美子の思いを吐き出させ、怒りを

引き出し、泣かせてくれた。ありがとう、照子~!

ちょっと思い出しただけで泣ける。スカーレットの

人間関係が好き過ぎる。人と本気で関わるって、

こういうことだよね。人を、本気で好きになるって。

誰かを、本気で大切に思うこと。寄り添うってこと。

 

「生きるとは」ということを問う作品にしたいという

内田CPの言葉が印象に残ったという、稲垣吾郎

インタビューを読んで…なるほどと腑に落ちた。

ヒロイン、喜美子の生き様、辛くても見守るよ~!

 

 

「スカーレット」関連ブログはこちらから↓

「スカーレット」関連ブログリスト

「朝ドラ」関連ブログリスト

●「スカーレット」HP
 

 

ランキングに参加しています。
ポチっとしていただけると、嬉しいです♪
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村
にほんブログ村 テレビブログへ
にほんブログ村