「なつぞら」第142回~ソラとレイ・・・生み出される新しい物語 | 日々のダダ漏れ

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「なつぞら」 第142
第24週 「なつよ、この十勝をアニメに」
ソラとレイ・・・生み出される新しい物語

 

 

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なつがデザインした、

テレビアニメの主人公、ソラが、

ついに、出来上がりました。

 

(描かれたソラを見つめる一同)

神地) お~かわいいじゃない!

桃代) これなら、かわいいだけじゃなくて

 野性味も感じられるわよ。女の子らしい

 けど、決して弱い子には見えないと思う。

麻子) ちゃんと中身のかわいさと

 たくましさを捉えているからよね。

桃代) ほっぺが赤いの? これ。

なつ) そう。寒いから、リンゴみたいに赤

 くなるのよ。それに合わせて、服の色も、

 赤にしてみました。

桃代) いいと思う!

なつ) 本当? どう?

坂場) うん。

 この子の日常なら、見たくなります。

 主人公の活躍よりも、生きる力

 そのものを描きたいんだから。

陽平) そういう精神がこの作品全体に

 必要なんだろうな。

なつ) ねえ、神っちも本当にいいと思う?

神地) うん。いいキャラクターだよこれは。

 そして新しい!

なつ) よかった…。

 あっ…私そろそろ迎えに行かなきゃ。

麻子) あ…もう今日は帰っていいわよ。

なつ) あっ、いえ、もう少し描きたいんで

 また戻ってきてもいいですか?

麻子) それは構わないけど。

なつ) すいません。じゃちょっと行ってきます。

 

**********

 

<夜>

 

優は、保育園が終わったあと、

マコプロで、過ごすことになりました。

 

**********

 

そして、ある日曜日。

 

<坂場家>

(ブザー)

なつ) は~い。

 信さん、明美ちゃんいらっしゃい!

 

**********

 

<坂場家>

信哉) それじゃ、家族で会社にいるんだ?

なつ) そうなの。

信哉) 大変だろうけど、いい会社だね。

坂場) 小さいからなんとかやっていけ

 るんです。経営者も同僚も、気心が

 知れた人ばかりですから。

明美) 何だか羨ましい。

 結婚しても好きな仕事を続けられる

 環境って、作るのが本当に難しそう

 だもん。よかったね、優ちゃん。

優) うん。

 優ちゃんも、絵を描いて働いてるの。

明美) ハハ…そうなんだ。

なつ) 明美ちゃんは?

 やっぱり、東京の放送局は大変?

明美) うん…人の数も扱うニュースも

 全然違うから。でも信さんがデスクで

 助かってる。

信哉) 明美ちゃんは何だか、

 本当の妹のように思えてね。

明美) それは、なつ姉ちゃんのおかげだわ。

信哉) だから、甘やかさずにビシビシ鍛えな

 きゃと思ってるんだよ。早く一人前の、女性

 ディレクターになってもらわないとね。

明美) 何だ…。

なつ) 何だじゃないでしょ。

 その方が明美ちゃんのためなんだから。

 信さん、ビシビシ鍛えてやってね。

信哉) 分かった。

明美) 頑張ります。あ…なつ姉ちゃん

 たちは十勝に行ったんだって?

なつ) 取材。

坂場) 開拓者の話を、

 テレビ漫画にしようとしてるんです。

信哉) 柴田家の話?

なつ) いや、そういうわけじゃないけど…

 じいちゃんが今まで、どうやってここまで

 歩いてきたか、そんなことを思いながら

 作りたいと思ってる。まああくまで、架空

 の話だけどね。

明美) でも、なつ姉ちゃんのことを知ってる人

 は、みんなうちの話だって思うんでないの?

なつ) うん…そうかな?

坂場) 僕は、そう思われてもいいと思ってるよ。

 それでも恥ずかしくないような、リアリティーの

 あるものにしたいと思ってるんです。もともと

 原案にしてるのも、作者の、実体験ですし。

信哉) その方が面白いかもしれない。

 そういうのが見たいな。

坂場) あ…はい。

明美) そしたら、うん…千遥ちゃんが見ても、

 なつ姉ちゃんの話だって思うかもしれない

 しね。うちの家族のことも知ってるわけだし。

なつ) そうだね…。

明美) うん。

坂場) 是非見てほしいよ…どこかで。

なつ) どこかで見てるって、私は信じてるから。

優) ちはるちゃんって、ママの妹でしょ?

 写真の人でしょ?

なつ) そうだよ。

(千遥の写真を見る一同)

 

**********

 

<夕方>

坂場) 今度の物語だけど…。

なつ) ソラの話?

坂場) そう…。

 本当に僕は、君の実体験と重ねるように

 描いても、いいと思ってるんだ。

なつ) えっ…。

坂場) いや、そうしなければ、

 君と作る、意味がないとも思ってる。

 十勝に行って、泰樹さんの話を聞いて、

 開拓者精神の底には、悲しみがあること

 を感じられた。人との結び付きを、何より

 も大切にする。他人を家族のように受け

 入れる。その優しさが生まれることも知っ

 たんだ。それこそが、僕らの描くべき物語

 だと思う。

なつ) 具体的に、どうするの?

坂場) うん。新しい登場人物を作る。

なつ) どんな?

坂場) それは、子どもの頃の君であり、

 泰樹さんでもある。それに…千遥ちゃん

 でもあるかもしれない。

なつ) 千遥も?

坂場) うん。

坂場) いつかは、君と千遥ちゃんが、また

 家族として結ばれることを信じて…。家族

 であるかどうかは、本当の家族かどうか

 ではなく、それを望む、意志があるかどう

 かなんだ。それを描きたい。そういう、自

 分のことのように、物語を描くことに、抵抗

 はある?

なつ) 私にとっては、自分の魂を、

 絵に吹き込むことが全てだから…。

 信じて、ついていくだけです。

坂場) 分かった。

なつ) いい作品にしましょう。

坂場) それじゃ、

 一緒に絵コンテ作ってくれる?

なつ) もちろん。

 

**********

 

原作の、「大草原の小さな家」に、

なつ自身の経験も織り交ぜた、

新しい物語が、なつたちの手から、

生まれようとしていました。

 

なつ) たき火の場所から、少年は耐えきれず、

 飛び出してくるのはどう? 少年は初めて、涙

 を見せる。ソラは、追いかける。

 

そして、2人が生み出す物語は、

ようやく、形になり始めたのです。

 

**********

 

<マコプロダクション>

麻子) 今回、制作進行で入ってもらう、

 石沢さんと町田君です。

石沢) 石沢裕也です。よろしくお願いします。

一同) お願いします。

町田) 町田義一です。よろしくお願いします。

一同) お願いします。

麻子) それから動画チェックをしてもらう、

 立山久子さん。

立山) 立山です。よろしくお願いいたします。

一同) お願いします。

麻子) 立山さんだけじゃ大変だと思うので、

 できるだけ、動画チェックは私も手伝います。

 ここにいるのはメインスタッフだけで、

 仕上げはもちろん、原画や動画も、背景の

 作画も、外注に頼らざるをえません。外注

 先と、みんなとの間を、この、石沢さんと町

 田君が、行ったり来たりしてくれることで何

 とか、製作は成り立ちます。しっかり締め

 切りは守りましょう。

一同) はい!

麻子) 返事だけはすばらしい。

 それじゃ、第1話の絵コンテが

 上がったので、配って下さい。

石沢) はい。

(絵コンテを配る石沢)

坂場) それでは、ざっと1話目のストーリー

 を説明します。まず、一家が旅をしていま

 す。荷物を荷馬車に積み、荒野を走るのは、

 父さんと母さんと妹、そして、主人公のソラ。

 住んでいた場所を洪水で流され、新天地を

 求めていました。その旅の途中、川に流さ

 れている少年を発見します。その時、少年

 の友達のリスが、助けを呼ぶように鳴くん

 です。それに気付くのがソラ。ソラは、父さ

 んに助けを求める。少年は、ソラの機転と、

 その家族によって救われるんです。少年

 の名は、レイです。レイの家族は、洪水に

 よって流されていました。孤児となったレ

 イは、ソラたち家族と一緒に、新天地へ向

 かって旅をすることになる。

陽平) その少年も、主人公の家族として

 育っていくという話?

なつ) そうです。

 ソラとレイ、この2人の成長を通して、

 開拓者家族の物語を描きたいんです。

 

**********

 

物語に登場する、キャラクターも固まり、

なつたちの、作画作業が、

いよいよ進み始めました。

 

(なつが描いた絵をパラパラめくる坂場)

なつ) どう?

坂場) うん…。

 家族の表情はいいと思います。

 だけど、荷馬車が…これではまるで、

 競馬場を走ってるみたいですね。

なつ) 競馬場?

坂場) 荒れた大地を走ってるような、

 振動が感じられません。

 一定のリズムで、揺れるわけがないと

 思うんです。いろんな大きさの石を、踏

 むことだってあるでしょう。そのほうが、

 この、ワクワクとした旅を楽しむ、ソラ

 の表情ももっと生きると思います。そう

 いうリアリティーを、おろそかにしない

 で下さい。

なつ) そこまで追求しだすと…。

坂場) 子どもが見ても、大人が見ても、本

 当だと思える表現をしたいだけなんです。

 君の記憶と想像力なら、それができると

 信じています。

なつ) 分かりました…やってみます。

坂場) お願いします。

(机に向かい、紙を用意し、目を閉じるなつ)

(泰樹の荷馬車に揺られた子どもの頃の記憶)

 

なつ) よし…。

 

なつよ、さあ、

どんなものができるのか、

私も楽しみだ。

 

**********
 

壽賀子…恐ろしい子! 鬼展開に目が離せない。

鬼ような地獄展開ゆえに、ヒロインを応援したく

なる気持ちが半端ない。あれは米だの食料だの

送りたくなるわ…。感情移入しまくっちゃうよね~。

 

…って、ついつい「おしん」の感想に。だってもう、

あまりにツライ展開、ヒロインの演技力に引き込

まれてしまって…。壽賀子も裕子も恐ろしい子!

 

というわけで、「なつぞら」に戻ると…うん、まあ、

キャラクターが決まってよかったね。そして信さ

ん、明美ちゃんが呼び戻されてよかったね~と。

ほっといても都合良く話が進むので、特に感想

もないというか…。頑張れなつたち~(棒読み)。

 

 

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