「半分、青い」第150回~そよ風ファンお披露目プレゼンの日・・・の巻 | 日々のダダ漏れ

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「半分、青い」 第150
第25週 「君といたい!

そよ風ファンお披露目プレゼンの日・・・の巻

 

 

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<スパロウリズム・入り口>

(「緊急会議中 Don't disturb」

 と書かれた貼紙)

恵子) せっかくグリーンパン2号の

 試食してもらおうと思ったのにな…。

(廊下を引き返す恵子)

鈴愛) 待って! パン食べます!

恵子) 何で分かったの?

 

**********

 

<そよ風ファン 資金調達計画 作戦会議>

津曲) うんうん。まああれだね。

 来月の10日前後に、投資家集めて

 お披露目会やりましょう。

 ねっ、これ目玉。

律) 意外にうまい。でも津曲さん、

 投資家たちも、生産する工場が

 決まってないと、投資してくれな

 いんじゃないですか?

津曲) チッチッチッチッチッ。

 私を見くびんないで下さいよ。

 昔からのつきあいの、埼玉の、

 岩堀製作所、押さえてあります。

鈴愛) えっ!? そこ、私が行って

 けんもほろろだったとこでは?

津曲) 金さえ集まれば彼はやります。

律) でも投資家ってそんな簡単に

 集まるもんなんですか?

津曲) チッチッチッチッチッ。

 私を誰だと思ってんですか? あの、

 電博堂の課長まで行った男ですよ。

 律君、知らないでしょ? ねえ。

 業界人っていうのはね、ほとんど、

 人脈で出来上がってるもんなんで

 すよ。人脈が命。

律) ああ、俺の一番弱いところ。

津曲) ゴルフもしないで、ナイスパーも

 言わないで、人脈を作ろうたってそり

 ゃ無理ですよ。ハハハハハハッ。

 まあまあまあ、そうそうたるメンバーを、

 呼びますよ。プレゼン用に書類もしっ

 かりと。あとは、動画とスライドショーも

 あった方がいいな。うん。

恵子) あっ、私もしゃべっていい?

律) どうぞどうぞ。

恵子) 私、思うんですけど、このグリーン

 パンみたいに、おいしいもの用意したら

 どうでしょう? プレゼン始まる前に、薄

 く音楽流したりして。おしゃれな空間で、

 一杯だけシャンパンとか、用意してもい

 いんじゃない?

(ギフサンバランドが頭をよぎる律と鈴愛)

恵子) あっ、今君たちが想像してるものは

 違うから。間違ってるから。それでね、思

 うんだけど、ホテルの会場借りたりとかよ

 り、いっそこの、なんでも作るよオフィス

 の、憩いの場カフェでやったらいいと思う

 の。学校っていうものへの郷愁と、扇風

 機というものへの郷愁が、うまく重なる気

 がするし。

津曲) 何だよ、パン焼いて持ってきた

 だけの、割には、冴えてるな、お前。

鈴愛) それいい。

恵子) それにつけてもプレゼンの

 時の、いい動画、は必要ね。

 イメージで魅せる。いわば、

 短編映画みたいなかっこいいやつ。

律) あ~誰か適当な人いるかな?

鈴愛) あ…あの。

 涼ちゃんに、頼むのは、どうかな?

律) えっ?

津曲) 涼ちゃんって?

恵子) 鈴愛ちゃん?

律) 鈴愛の元旦那です。

 

**********

 

<藤村家>

涼次) どうして、

 いきなり会ってくれるなんて。

光江) うん、ほやでな、そのそよ風の

 扇風機のな、映像を、あんたに撮っ

 てほしいっていう事なんや、なあ。

めあり) でも、それは口実で…。

 鈴愛ちゃんなりに、涼ちゃん、もう許し

 てやろうって、思ったんじゃないの?

 2人別れたっきりでしょ?

 カンちゃんの事もあるし。このまま

 音信不通で生きていくのはって、

 事なんじゃないの?

光江) 鈴愛ちゃんの、温情や。

麦) そうだろうか。

光江) ん?

麦) その、そよ風の扇風機とやらを

 撮ってもらうのに、安くて腕のいい

 映画監督が必要だったのではない

 だろうか?

光江) 麦ちゃん?

めあり) 麦姉ちゃん! 何でそんな、

 本当かもしれない事言う?

光江) めあちゃん。

めあり) あ…。

涼次) でも…どっちが本当でもいいから、

 僕は鈴愛ちゃんに会えるのがうれしい。

 カンちゃんに会えるのが…。

光江) あっ。

 今日はカンちゃん来まへんのや。

涼次) えっ?

光江) 親がガタガタしとるうちはまだ

 会わせやらしまへんやろ、そりゃ。

涼次) そりゃそうだ…です。

光江) うん。

 まずは、あんたと、鈴愛ちゃんが、

 仲直りして…それからや。

 

**********

 

<藤村家・和室>

(正座し、うつむいている涼次)

めあり) 鈴愛ちゃん、こっちこっち。

鈴愛) はい。

めあり) どうぞ。

鈴愛) お久しぶりです。

(座布団を外し、ひれ伏す涼次) 

涼次) あの時は、

 本当に、申し訳なかった。

 僕は、勝手で許してもらえない。でも、

 今回は声をかけてくれてうれしかった。

 僕にできる事は何でもする。

 鈴愛ちゃんには、詫びる気持ちと、

 感謝の気持ちしか、ない。

(鈴愛を見る三姉妹)

鈴愛) 涼ちゃん…。

 売れてよかったね。

(顔を上げる涼次)

(潤んだ瞳で微笑む鈴愛)

 

そうして、涼ちゃんは、

鈴愛のそよ風ファンの

プレゼン用映像を、撮る事になり…。

 

**********

 

<シェアオフィス>

涼次) へえ~本当に学校を

 オフィスにしちゃってるんだね。

鈴愛) うん。

 

**********

 

<カフェ>

(撮影の準備をする涼次とスタッフ)

(扇風機のスイッチを入れる鈴愛)

涼次) あっ、本当だ。やわらかい。

鈴愛) うん。

涼次) すごい。

鈴愛) そう、そよ風。

(戸が開く音)

鈴愛) あっ、涼ちゃん。

律) 初めまして。

涼次) 初めまして。

 

**********

 

涼ちゃんは、

そよ風ファンの映像を、

撮り始めました。

 

**********

 

<スパロウリズム>

(草原に立つ少女の長い髪が風にたな

 びいている。少女の頬に涙…の映像)

律) さすがだね、涼ちゃんさん。

鈴愛) 才能あったんだなあって思って。

 うれしいような、ちょっと悔しいような。

律) えっ、悔しいなんて感じてたの?

鈴愛) 私も一応、漫画家の端くれだっ

 たからさ。涼ちゃんには才能があって、

 私にはなかった。でも得したよね。

 有名敏腕監督に、ほぼ実費だけで

 撮ってもらったんだよ。持つべきもの

 は、才能のある別れた亭主。

 経費節減成功。立ってるものは親でも

 使う。使えるものは、私を捨てた旦那

 でも使う。私っぽいでしょ。

 転んでもタダでは起きない。

律) そうなの?

鈴愛) え…?

律) 涼次さん許してあげるきっかけ、

 欲しかったように俺には思えるけど。

 カンちゃん、涼次さんに会わせてあげる

 きっかけ作らなきゃって思ってたように、

 俺には思えるけど。

 俺は鈴愛が悲しい。

 鈴愛はどんどん悲しい。

鈴愛) 鈴愛は悲しくない。

 マグマ大使の笛があるから。

 あれがいつだってあるから。

 吹けば律が来るから。(涙)

 違う?

律) 違わん。合っとる。

 

(回想)

鈴愛) 律~!

(笛の音)

 

**********

 

<朝・鈴愛のアパート>

(ワンピースに着替えた鈴愛)

 

**********

 

<シェアオフィスのカフェ>

 

そして、そよ風の扇風機の

お披露目プレゼンの日は、

やって来た。

 

恵子さんが、

そよ風の扇風機を意識して、

カフェを飾ってくれた。

律もスーツを着ている。

そして、

たくさんの人たちが来てくれた。

 

(拍手)

鈴愛) 皆様、本日は、お忙しい中、

 お越し頂きありがとうございます。

 私たちスパロウリズムは、この度、

 そよ風の扇風機を開発しました。

(拍手)

鈴愛) この扇風機は、

 自然の風を再現します。

(会場の中をひらひら舞う青い蝶々)

男性) 蝶々だ。

鈴愛) そよ風の扇風機に惹かれて、

 蝶々まで来てくれました。

(笑い声)

(モニターに映し出される映像)

 

それは、涼ちゃんが撮ってくれた、

そよ風ファンの短編映画

みたいなすてきな映像が、

流れてた時の事だった。

 

(天井の照明が揺れる)

 

次の瞬間、

涼ちゃんの撮ってくれた風の映像が、

大きく揺れた。

2011年3月11日、午後2時46分。

青いきれいな蝶々が、

空に飛んでいった。

 

**********
 

「半分、青い」を楽しくご覧になってる皆様は、
というよりも…脚本家さんのファンの方は…
この先は「華麗にスルー!」でお願いします。

 

 

昨日、脚本家が語った最終週の見どころ↓

 

北川) 鈴愛と律がどうなるかと思って見てい

 らっしゃる方多いと思うんですけど、ちゃん

 とそれにはお応えできる、あの、ラストにな

 っていると思うので、ぜひ見て頂きたいっ

 ていうのと。あとはあの、しっぽまであんこ

 が入った、鯛焼きのように、ずっとみっちり、

 みっちりしてます。見応えがあるんではな

 いかと思ってます。
アナ) この週末に視聴者の方が思い出して

 おいた方がいい画面とか…
北川) 明日絶対見てね。
アナ) 土曜日?
北川) って事ですかね。まずは。あの、最終

 話で、すごく展開があったり、いろいろある

 ので、その、前兆としての、土曜日、あした

 を必ず、見て下さいっていう、ことですかね。

 はい。何かね、人が試される最終週です。
アナ) 人が試される?
北川) はい。どう生きるかっていうことを、突

 きつける最終週になって。そういう意味では、

 朝のドラマにしては、結構シビアなことを、

 あえて書いてきたっていう自覚があって。鈴

 愛ちゃんが漫画家を目指すじゃないですか。
 普通だったらあれ、成功して漫画家になりま

 すよね。それが、神様に駄目って言われた。

 ノーだって分かってやめるとか。そういうこと

 を、あえて私は多分逃げないで書いた、と思

 うんですよね。綿々とそういうことを書き続け

 てきて、最終週も、その集大成というか。で

 も鈴愛が鈴愛なりの、ゴールを見つけ、でも、

 鈴愛のセリフを、まだ言っちゃいけないのか

 な? あの、私は、ゴールよりスタートを切っ

 てたいっていう、セリフがあるんですけど。

 それがもう鈴愛を表していると思うし、この

 朝ドラを、表したセリフだなと、思ってます。

 

で、絶対見てほしいというのが今日な訳で…。

震災を持ってきて、鈴愛と律に決着をつけて、

最終週には、人が試されるんだってよ~!?

試されているのは脚本家自身だと思うけどね。

どこまで視聴者がひどいドラマの視聴を続け

られるか、耐えられるか試されるのだろうけど。

もちろん、どれだけひどいか見届けるけど…。

 

鈴愛と律のことはもうどうでもいい。マグマ大使

の笛もどうでもいい。むしろなくなった方がいい。

笛なんてなくてもつながってるのが運命でしょ?

死をもてあそび、泣かせるアイテムとしか思って

いない脚本家が心底怖い。キャハハって笑いな

がら、見て見て~! 泣くよね? 感動するよね? 

ウフフ。キャハハ。私すご~い。褒めて褒めて!

気持ち悪い。「脚本家が、ホラー」。怖すぎる…。

 

せっかく朝ドラのモデルになった扇風機が、気

の毒でならない。扇風機よりホームベーカリー

の方が売れそうだもん。脚本家は選ばないと。

 

モデルになった扇風機の真実の物語はこちら↓

The GreenFan ストーリー

 

 


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●「半分、青い」HP

 

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