「アンナチュラル」第9話~敵の姿 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「アンナチュラル」

 

 

第9話 敵の姿

連続殺人犯は近くにいた!

8年越しに掴む真実

 

 

東海林) 何か調子狂う。

ミコト) うん?

東海林) 傍若無人で、ムカつくオラオラ男

 が、恋人殺されてずっと一途に犯人を追

 ってたなんて。どんな目で見たらいいの?

ミコト) いいんじゃない? 今まで通りで。

 中堂さんは、そういう過去がなかった

 としても、傍若無人でオラオラ男だよ。

六郎) 言いますね。

東海林) そっか。

ミコト) それに、同情なんかしてたら

 必要なこと言えなくなるし。何かあっ

 た時に止めることができない。

東海林) 何か?

六郎) 中堂さん、犯人見つけたら 

 殺すつもりなんです。

東海林) えっ?

六郎) それをしたくなる気持ちは

 分かるんですけど。でも俺やっぱ、

 人殺す中堂さんは見たくないな。

東海林) でもそれが、中堂さんの

 唯一の望みだったとしても?

ミコト) その望みは聞けないよ。

 殴ってでも阻止する。

東海林) 殴んの?

ミコト) ぶん殴るよ。六郎がね。

東海林) 六郎が?

ミコト) そん時はよろしくね。

六郎) 頑張ります、はい。

ミコト) でも、本当にぶん殴りたいの

 は犯人だよ。何人もの人生を奪って、

 社会に紛れて、何食わぬ顔して生き

 てる。ホントに、どこにいるんだろう?

 

**********

 

(回想)

 

絵本「茶色い小鳥」

 

鳥たちがくらす、

大きな木がありました。

宝石のような鳥たちは、

うつくしい声で鳴きました。

 

そのなかに一羽だけ、

茶色い羽の小鳥がいました。

 

茶色い小鳥はどこまでも、

ぐんぐんぐんぐん飛びつづけ、

のはらをこえて海をこえ、

見たことのない遠くまで。

 

そうしてだれかに出会うたび、

茶色い羽をあげました。

 

茶色い小鳥は夢を見ました。

 

これまで出会ったたくさんの、

いろんな場所の動物たちが、

茶色い羽を手にもって、

おきろおきろと呼んでいます。

 

中堂) こいつは死んだのか?

夕希子) そう。そして…

 

(絵本)

茶色い小鳥は、

大きな花になっていました。

 

夕希子) きれいな花になる。

中堂) どういう理屈だ?

夕希子) 理屈じゃないの。

 

**********

 

(回想)

夕希子) 寂しい人生でも、最後ぐらい

 花になったっていいじゃない?

 あったかくて、

 いい匂いがする場所で…。

 きれいな花になれたら、

 幸せだと思わない?

中堂) 生きてるうちに、

 幸せになれないもんか。

夕希子) 幸せにしてくれる?

 逆プロポーズ。

 

**********

 

中堂) 夢で見るのはいつも、寂れた

 通りだ。スクラップ置き場の近く。

 何度も何度も、何度も見るのに、

 犯人の顔が見えない。

 何だ? 不細工だな。

ミコト) もし犯人が見つかったとしても、

 絶対に一人で行かないでくださいね。

 私たちは法医学者です。

 法で落とし前をつける。

中堂) 理屈はそうだ。犯人を見つ

 け出して殺しても何も変わらない。

 死んだ者は生き返らない。

 きれいな花になることもない。

 理屈ではな。

 

**********

 

(回想

夕希子) 次の話はね、ピンクのカバ。

中堂) ピンクのカバ?

夕希子) そう。

 ピンクのカバ。出来たら見せるね。

 

**********

 

高瀬) 高瀬と申しますが、

 殺されそうなので保護して

 もらいたいんですけど。

 

**********


こう来たか~~~~~!! 本当に凄い。

なんてすんばらしい脚本なんだーーーっ。

そして、「Lemon」の歌詞に震える~。

 

今でもあなたはわたしの光

 

知りたいような…知りたくないような…

残酷な真実が辛くて、あまりに切なくて。

最終回が来なければいいのに…と思う。

 

 

 

夢ならばどれほどよかったでしょう
未だにあなたのことを夢にみる
忘れた物を取りに帰るように
古びた思い出の埃を払う

戻らない幸せがあることを
最後にあなたが教えてくれた
言えずに隠してた昏い過去も
あなたがいなきゃ永遠に昏いまま

きっともうこれ以上 傷つくことなど
ありはしないとわかっている

あの日の悲しみさえ あの日の苦しみさえ
そのすべてを愛してた あなたとともに
胸に残り離れない 苦いレモンの匂い
雨が降り止むまでは帰れない
今でもあなたはわたしの光

暗闇であなたの背をなぞった
その輪郭を鮮明に覚えている
受け止めきれないものと出会うたび
溢れてやまないのは涙だけ

何をしていたの 何を見ていたの
わたしの知らない横顔で

どこかであなたが今 わたしと同じ様な
涙にくれ 淋しさの中にいるなら
わたしのことなどどうか 忘れてください
そんなことを心から願うほどに
今でもあなたはわたしの光

自分が思うより
恋をしていたあなたに
あれから思うように
息ができない
あんなに側にいたのに
まるで嘘みたい
とても忘れられない
それだけが確か

あの日の悲しみさえ あの日の苦しみさえ
そのすべてを愛してた あなたとともに
胸に残り離れない 苦いレモンの匂い
雨が降り止むまでは帰れない
切り分けた果実の片方の様に
今でもあなたはわたしの光

 

 

●「アンナチュラル」HP

 

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第10話~旅の終わり

 

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