「トットちゃん!」第33話(11/15)~絵本を上手に読めるお母さんになりたい | 日々のダダ漏れ

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「トットちゃん!」

 

 

 

第7週 第33話(11/15)

絵本を上手に読めるお母さんになりたい

 

黒柳家の前で、若い女性が立ち尽くして

いた。近所の人々は“ワケありの女”だと

思い込んで口々にウワサするが、彼女は

黒柳家に住み込みの“お手伝い”として

やってきた赤田市子(野村麻純)だった。

幼い弟妹のため親元を離れて働く覚悟を

した市子に、ただただ感心する徹子。さら

に、伊藤華子(高岡早紀)から「本気でオ

ペラをやるなら留学しないとダメよ」とい

われ、卒業後の進路について深く考えて

いなかった徹子はがく然とする…。

 

**********

 

守綱) 何を見てるんだ?

朝) エミーさんと徹子が、

 お月様を見上げてるわ。

守綱) 女というものは不可解だな。

朝) エミーさんの事?

守綱) エミーも叔母さんもだよ。

朝) どちらの気持ちも、

 私にはわかるけどな…。

守綱) じゃあ、叔母さんはなぜ、叔父さん

 との歴史を、簡単に忘れられるんだ?

朝) 忘れたわけではないわよ。

守綱) そうかな…。じゃあ、エミーは

 なぜ、ダニーの好きな自分になろう

 としないんだ?

朝) それは無理よ。

守綱) そうなのか…?

 みんな、すぐ気持ちを変えるけど、僕は

 ずーっとママが好きだし、出会った頃よ

 り今のほうが、ずっと深く愛してるよ。

朝) 私もよ。

守綱) …だろ?

朝) でも…今のほうが愛してるって

 事は、出会った頃とは変わったって

 事じゃなあい?

守綱) そういう理屈をこねるママ、

 あんまり好きじゃないな。

朝) でも前より愛してる?

守綱) ああ。

 

それきり、ダニーの消息は、

しれませんでした。

 

**********

 

ダニーと別れたあと、

エミーは社交ダンスだけでなく、

踊ることすべてを捨てました。

そしてシイナさんのカレー屋で

働き始めたのです。

 

**********

 

(黒柳家の前に、風呂敷包みを

 持った女性が佇んでいる)

 

**********

 

米屋) おいおいおい…!

 大変だ、大変だ、大変だ!

魚屋) どうしたんだ?

塗装屋) 今よ、黒柳さんちの前

 通ったらさ、若い女が思い詰め

 た顔して立っててさ。

魚屋) だからそれが何?

塗装屋) いや、だから、旦那の女か、

 外の子じゃないかなあ。

魚屋) そりゃねえよ!  黒柳の旦那

 は、演奏旅行にかあちゃん連れて 

 行くんだから。外に女子供作ってる

 間はねえよ。 

塗装屋) いや、わかんないよ~。事実

 は小説よりも奇なりって言うからなあ。

 

**********

 

(日が暮れても家の前に佇んでいる女性)

 

**********

 

魚屋) そりゃあやっぱり普通じゃねえな。

米屋) だろ? 半日も家の前に立ってる

 なんて、訳ありに決まってるよ。

女性) 私も見たわ。田舎くさい女の子

 だったわよ。あんな美人の奥さんが

 いるのに、黒柳さん、どうしてまた…。

魚屋) 男はかあちゃんにないものを、

 外に求めんだよ。

塗装屋) ああ~そういうもんかねえ?

魚屋) おう、そうだよ!

女性) ええっ!?

塗装屋) 独りもんだからよ。

 

**********

 

市子) あっ、あの…奥様でしょうか?

 奥様じゃないんですか?

華子) あなたはどなた?

市子) あっ、私は、赤田市子と申します。

 赤い田んぼに、市場の市、それに子供

 の子で、赤田市子です。どうぞよろしく

 お願い致します!

華子) 私はここのうちの奥様ではないわ。

市子) あっ、そうなんですか…。

 失礼しました。

華子) あなた、ここの家の前で

 何をしているの?

市子) へっ? あっ…私は…。

徹子) 華子さん!

華子) ああ、びっくりした。

徹子) 赤田市子さんですか?

市子) はい! 黒柳守綱様と、朝様のお

 嬢様、徹子様ですね? 早めに着いて

 しまったので、待たせてもらってました。

徹子) お待たせしちゃってごめんなさい。

 今日もブタプリンに居残り稽古させら

 れちゃって…。

華子) 何プリン?

徹子) ブタプリン。オペラの先生。

 ブタみたいなお顔で、プリンの香り

 がするの。だからブタプリン。

 略してブタプー。どうぞ。

華子) そうだ。中華まん買ってきたの。

 一緒に食べよう。

 

**********

 

<居間>

(鍋でふかした中華まん)

徹子) わあ…。いいにおーい!

華子) フフフ…。

 さあ食べましょう。いらっしゃい。

市子) 私は台所で頂きます。

華子) この家はね、

 そういう家ではないのよ。

市子) はあ…。

徹子) いっただきまーす!

華子) いただきまーす!

(市子に中華まんを渡す徹子)

市子) あっ、ありがとうございます。

 …熱っ!

華子) 口の中やけどしないようにね~。

徹子) はーい。

市子) こんなうまいもん…あっ!

 おいしいもの食べた事ないです!

華子) あなたの分は、もう1つあるわよ。

市子) そんな…もったいない。

華子) フフフフ…。

 たまにはチャイニーズもいいわね。

徹子) フフフ…。華子さんは、普段は、

 フランスパンにスープとか召し上がっ

 ているのよ。フランス人みたいに。

華子) フフフ…。

市子) 黒柳様のお宅は、

 何事も西洋式だと聞いております。

華子) 親元を離れて、

 住み込みで働くなんて偉いわね。

市子) 両親は喜んでおります。

 食扶持が減って。

華子) お父様は?

 何をしてらっしゃるの?

市子) 三浦で漁師をしております。

 兄弟は9人です。

徹子) すごい!

市子) 上の兄が2人戦争で死にました。

 3番目の姉が嫁にいって、次が私で、

 私の下に5人の弟と妹がいますから…。

華子) じゃあここで頑張らないと

 いけないわね。

市子) はい! もう帰るところは

 ないと思っております。

徹子) 私は、パパとママと離れて暮らす

 なんて、出来ないかも…。

市子) お嬢様は私らとは違いますから!

華子) それで、トットちゃんは、

 来年の春、音楽学校を出てから

 どうするつもりなの?

徹子) えっ? あっ…一応、オペラ歌手

 として、全国津々浦々に名前が広まる

 予定なんだけど…。

華子) 本気でオペラをやるなら、

 海外に留学しないと駄目ね。

 パパとママと別れて。

徹子) えっ…?

華子) オペラならやっぱり、

 イタリアかな。

徹子) えっ!?

華子) 私もね、あなたの年には、パリ

 に留学した夫を追いかけて、日本を

 旅立っていたわよ。

徹子) ええっ!?

華子) トットちゃんは、パパとママより

 好きな人が出来たことがないから、

 私の気持ちはわからないわね。

徹子) 好きな人…?

 今までにも好きな人はいたけど、

 パパとママより好きだったかどう

 かはわからない。

華子) イッちゃんより子供よね。

市子) 私は好きな人なんかおりません!

華子) フフッ…。

 

**********

 

働き者の市子は

すぐに黒柳家に馴染みました。

 

(市子に料理を教えている朝)

 

**********

 

(守綱のマッサージをする朝)

市子) 奥様、代わりましょうか?

朝) ありがとう。大丈夫よ。

市子) あっ…はい。

 

**********

 

<甘味屋>

徹子) うーん、おいしい!

えみ) チャックって本当に毎日

 楽しそうね。私なんか真っ青よ。

徹子) 真っ青? どうして真っ青なの?

えみ) テイチクの三次試験の結果が、

 なかなか出ないんですもの。

徹子) テイチク?

咲子) あなた、卒業したらどうするの?

徹子) えっ…?

咲子) 私は先週、

 藤原歌劇団に決まったわ。

徹子) 藤原歌劇団の募集なんかあったの?

咲子) 宮城先生のご推薦よ。綾瀬さんは

 テイチクの三次試験の結果待ち。

葉子) 私はコロムビアと

 契約する事になったわ。

えみ) もしテイチクに落ちたら、小学校

 の音楽の先生にでもなろうかな…。

咲子) 駄目よ。落ちた時の事なんか

 考えたら! 思い描いたほうに運命

 は流れてしまうから。

えみ) そうね…そうよね!

徹子) どうしてみんな、

 私に教えてくれなかったの?

咲子) チャックこそ、仕事が天から

 降ってくるとでも思ってたの?

 馬鹿ね! フフッ…。

葉子) ところてんも食べちゃおっかな~。

えみ・咲子) 私も~!

咲子) すみませーん! 

 ところてん…食べる? 4つくださーい!

 

**********

 

一人取り残された徹子は、

自分の甘さに愕然とし、

足元から崩れ落ちるような

不安な気分になりました。

 

徹子) あっ…。

(ドブに落ちる徹子)

(激突した電信柱に人形劇のポスター)

 

**********

 

<人形劇の劇場>

 

(子供達と一緒に劇を見ている徹子)

 

**********

 

徹子) ただいま! ママ!

朝) ん?

市子) お帰りなさいませ。

徹子) ママ、私…。子供に物語を語っ

 て聞かせたり、絵本を上手に読んだり、

 人形劇も出来ちゃったりするお母さん

 になりたいの。

朝) まあ、素敵じゃないの。

徹子) 誰だってお母さんになったら、お

 料理をしたり、お掃除をしたり、お洗濯

 をするでしょ? でも、絵本を読んであ

 げたり、お話が上手に出来るお母さん

 はそうはいないと思うのよ。

朝) そうね。

徹子) だから私、

 そういうお母さんになろうと思って。

朝) いいと思うわ。

徹子) どこか絵本を上手に読む事を、

 教えてくれるとこないかしら?

朝) さあ…? 新聞を見てみたら?

徹子) 新聞?

(テーブルの上の新聞を広げる徹子)

朝) 市子さん、お野菜の準備できた?

市子) はい。

(熱心に紙面を見て、何か見つける徹子)

(「NHKは、テレビジョンの放送を始める

 にあたり、専属の俳優を募集します…」

 と書かれた広告)

徹子) テレビジョン…。

 

(回想)

郁夫) アメリカでは、テレビジョンという

 ものがもうすぐ出来るんだって。テレビ

 ジョンが、世界を変えるよ、きっと。

 

徹子) テレビジョン…。NHK…。

 

徹子の輝かしい人生の、

扉が開いた瞬間でした。

 

**********

 

昨日に引き続き、男たちがメンドクサイ!

昔の男は大体そういうものだとわかって

はいても、守綱の言い分にイライラする。

とはいえ、愛情表現がストレートなところ

は昔の人らしからぬ長所ではあるし、朝

さんに上手く転がされる可愛げもある分、

ダニーより許せる人ではあるんだけどw

 

そういう理屈をこねるママ、
あんまり好きじゃないな。

 

この「…なママ、あんまり好きじゃないな」

って言い方が本当に嫌いなんだけど!

 

朝) でも前より愛してる?
守綱) ああ。

 

ブラボー! 朝さんエラし! 理屈をこねる

ようになっても、そんな妻を、「でも前より

愛してる」と、夫に認めさせてしまう朝さん

のスゴ技は、ぜひとも見習いたいところ!

 

子供に物語を語って聞かせたり、

絵本を上手に読んだり、

人形劇も出来ちゃったりする

お母さんになりたいの。

 

絵本を上手に読めるお母さんになりたい

トットちゃんがいよいよ、「テレビジョン」

の世界へ一歩踏み出すところに来たよ。

テレビジョンの世界には、かなり豪華なゲ

ストキャストがでてきそうなので、期待大。

 

 

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