「わろてんか」第41回~甘いカレーで文鳥師匠が風鳥亭に! | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「わろてんか」 第41
第7週 「風鳥亭、羽ばたく」
甘いカレーで文鳥師匠が風鳥亭に!

 

 

キース) この裏切りもんが!

 おてんちゃんに謝れ!

アサリ) 謝るか!

 あんたには悪いけど、わいも食うてい

 かなアカンねん。あんたらの夢に、い

 つまでもつきおうてはおれんのや! 

 お前もさっさと見切りつけた方が

 ええで。ここはもう…終わりや。

てん) 終わりやありまへん。うちが…

 うちがこの寄席を守ってみせます!

 

**********

 

(「改装の為、近日開席」の貼り紙)

 

**********

 

藤吉) てん! どないした?

てん) アサリさんは神戸の新開地の

 寄席に行かはりました。

藤吉) 何やて?

てん) 残ったみんなも、もう限界です。

藤吉) そやけど、休んだら余計に…。

てん) 一緒にもう一度、文鳥師匠の

 とこお願いに行きましょ。

藤吉) いや、何言うてんねん。

 伝統派の噺家を出してもらう事は、

 はっきり断られた。

てん) 普通の噺家さんを出して

 もらうんやありまへん。

藤吉) え?

てん) 文鳥師匠ご本人に、

 出て頂くんです。

藤吉) ああ、文鳥師匠…。はあぁ!?

 

**********

 

藤吉) てん、買うてきたで。

てん) 難波ネギ手に入りましたか?

藤吉) ああ。お母ちゃんに教えて

 もうた、青もん市場にあったわ。

てん) おおきに。洗といておくれやす。

藤吉) ああ。しかし、ホンマにこんな

 カレー作ったくらいで、文鳥師匠が

 会うてくれんのか?

てん) 伊能さんがお口添えしてくれ

 はったから大丈夫ですやろ。それ 

 に、ただのカレーやありまへん。

藤吉) え?

てん) ちょっとお味見を。

藤吉) ん? 甘っ! 何やこれ?

 

**********

 

文鳥) う~ん。

(てんが作ったカレーうどんを食べる文鳥)

文鳥) うん。こら…。うまいなぁ。だしも

 しっかりきいてるし、しかも…辛いわ。

 わてが辛いもん好きて、よう知ってたな。

てん) フフフフ。はい。

文鳥) そやけど、このうどんでコロッとい

 くほど、わては、甘うないで。うちの噺家

 を出すのは、諦めたんやないんか?

藤吉) はい、諦めました。今日は、文鳥

 師匠に出てもらえないかと、お願いに

 あがったんです。

弟子) あんた何たわけた事を!

文鳥) こら。わてか?

藤吉) はい。文鳥師匠です。

文鳥) こら、オモロイ事言わはるわ。

藤吉) 俺は、子どもの頃から、文鳥師匠

 の落語が好きで、特に、「時うどん」が

 大好きで大好きで。

文鳥) そらまた、えらい、前座噺でんな。

藤吉) 師匠の十八番が、人情もんなの

 は存じてます。そやけど、俺が一番好

 きなんは、やっぱり子どもん時の、時う

 どんで。あそこがまたたまらんのです。

 「ひっぱりな!」。子どもん頃、ようまね

 しました。(うどんをすする音のまね)

 「ひっぱりな! 今食い始めたとこや。

 ちゃんと半分残しといたる」。「ホンマ

 に半分残しといてや!」。「心配すな」。

 (うどんをすするまね) 「ひっぱりな! 

 そない引っ張ったらだしがこぼれるや

 ないかい!」。そやけど、うちの近所

 の人らは、ほとんど誰も、師匠の「ひ

 っぱりな」を知らんのです。今師匠が

 出てはる寄席は、敷居が高すぎて、

 ホンマに面白い落語を、聴く機会が

 ないんです。

てん) これは、うちに来たお客さんが、

 「金があるなら文鳥師匠見に行くわい」

 言うて、置いていかはったビラです。

 ホンマもんの落語を、よっぽど見たか

 ったんですやろな。

藤吉) お願いします!

 一回でええんです! 俺らの寄席は、

 このままやったら、立ち行かんかも

 しれません。そやから…。たった一回

 でええ、席主として、悔いのない番組

 を作って、天満の町を歩いてる人らに、

 師匠の落語を、その目ぇで見てもらい

 たいんです!

てん) うちが初めてわろた芸は、お祭

 りで見た落語でした。 そん時、おな

 か抱えて笑うお客さんらに驚いて、笑

 いってええな、芸人さんてすごいなぁ

 思て…。フフフ…フフフ…。あっ、すん

 まへん。そやからうちは、面白い落語

 をぎょうさんの人に見てもろて、わろ

 てもらいたいんです。男の人だけやの

 うて、おなごはんらにも、お子たちにも、

 みんなにわろてもらいたいんです。

文鳥) う~ん…。あんたんとこの小屋

 が、目指す色は、そういう事か?

藤吉) はい。

文鳥) 伝統派でも、オチャラケでもない。

 落語のためやと言わはるんやったら、

 一回きりやで。カレーうどんの、礼や。

てん) はい!

藤吉) あ…ありがとうございます!

てん) ありがとうございます!

(頭を下げる藤吉とてん)

 

**********

 

キース) 文鳥師匠が、風鳥亭に!?

万丈目) 嘘や。

てん) ホンマです!

万丈目) 嘘や! 嘘や! 嘘や嘘や!

藤吉) 俺も、腰抜かしたわ。

キース) すごいわ…天下の、

 文鳥の落語、あんな端席で…。

 ありえへん。

藤吉) 「あんな端席」言うな。

 

**********

 

てん) ありがとうございました。伊能さん

 から聞いた、カレーの話のおかげです。

藤吉) おおきに。

栞) いや、こっちこそ。

 まさか本当に出てくれるとは。

 しかし、師匠に出てもらって、客席を

 埋めたところで、1回こっきりでは仕

 方がない。その後はどうする?

てん) さ…さあ。どないしたら…。

藤吉) ああ…。

栞) これを利用しよう。

てん) 新聞?

栞) 伝統派の大看板文鳥が、名もなき

 小さな寄席の席主の情熱に打たれて

 その高座に上がる。夢のような話じゃ

 ないか。その夢物語を、新聞で、大々

 的に書いてもらうんだ。

 どうなるか見ものだろ。

 

**********

 

キース) うわ~っ、ハッハッハッ!

 大入り満員や。

万丈目) 夢やないなぁ。いや夢や。

キース) いや夢やないて。

 はよ楽屋行こか。

万丈目) アカンやろ、今は。

 反対側の袖から見さしてもらおう。

キース) そうか。

 それも特等席に変わりないか。

万丈目) うん。

キース) 行くで。

 

**********

 

<楽屋>

弟子) 師匠、ホンマにこんな端席で、

 しかも前座噺やりはるんですか?

 どうか我ら伝統派150名の噺家の

 ためにも、お考え直しを!

弟子) お願いします!

弟子) 師匠!

 

**********

 

楓) 文鳥師匠が出ても出んでも、

 こんな端席にこんなに人が集まっ

 たいうだけで、ええ記事になるん

 とちゃいますか?

 

**********

 

てん) お願いします。

(楽屋のふすまを開ける藤吉)

藤吉) 師匠。お時間です。

文鳥) はい。

 ほな、お客さんとこ行こか。

弟子たち) はい。


**********

栞様のカレーの話が唐突で変だな~とは

思っていたけど、甘いカレーで文鳥師匠

を釣り上げる話に持っていくためとはね。

なんだかなぁ…萌えないわぁ…スッキリし

ないわぁ…。文鳥師匠の前でたいそうな

事を語り始めたてんが、途中で思い出し

笑いをするところが、申し訳ないけど感じ

が悪いとしか見えなかった。笑顔は可愛

いけど、気持ちが伴った笑いに見えない

んだよね~残念ながらヒロインの笑顔は。

 

そして相変わらず、藤吉にしろ、てんにし

ろ、言ってることに説得力がないというか、

映像で見せてもらっていないので、ご立

派な台詞も、むなしく聞こえてしまって…。

 

藤吉が落語を好きだったというなら、もう

少し落語との接点を描いておけばよかっ

たのに…。悪いけど、藤吉が好きなのも、

なりたいのも、いろもの芸人かと思ってい

たよ。子どもの頃から文鳥師匠が好きだ

ったなら、子どもの頃にもチラッと見せて

おいてくれないと~。もったいないなぁ…。

 

ドラマの中でも、ドラマを作っている人に

とっても、まるでドラえもんのような栞様。

藤吉がのび太で、てんがしずかちゃんと

思えば、都合のいい棚ぼた物語として見

れない事もないかも…なわけあるかー!

 

早く寄席が軌道にのって、売れっ子芸人

の姿が見られるようになりますように~。



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