「トットちゃん!」第14話(10/19)~10年ぶりの里帰りとお国言葉 | 日々のダダ漏れ

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「トットちゃん!」

 

 

 

第3週 第14話(10/19)

10年ぶりの里帰りとお国言葉

 

昭和15年・春。朝(松下奈緒)は、夫・守綱

(山本耕史)のすすめもあって、徹子(豊嶋

花)と明児(伊藤駿太)を連れ、10年ぶりに

北海道の実家を訪れた。久々に母・門山

三好(古村比呂)と対面し、万感の思いが

こみ上げる。だが、朝に勘当を言い渡した

父・周通(佐藤B作)は頑として娘にも孫た

ちにも会おうとせず…。

 

**********

 

朝は10年ぶりに、
故郷の原乃に帰りました。


徹子) 桜がない。
朝) 北海道は東京より寒いから、

 桜が咲くのは5月ごろよ。
徹子) へえ~!

明児) あっ、川だ!

朝) この川は、石狩川よ。短い夏

 だけど、この川で泳ぐのがママの

 夏のお楽しみだったの。

徹子) えっ…トット、パパと、海で

 泳いだ事あるけど、川ではない。

朝) 川は流れているから、

 泳ぐの難しいんだから。

伊藤) あれ? もしかしてあんた、門山

 先生んとこの娘さんでないかい?

朝) ああ…。

伊藤) ああ、やっぱし! 

 いやあ、よく帰ってきたね~。ん?

 この男の子が、門山先生んとこの

 跡取りだべか?

徹子) あなたはどなた?

伊藤) あんたんとこのじいちゃんに

 世話になってるんだわ。

 じいちゃん、神様だべさ。

徹子) えっ、おじいちゃんは神様なの?

朝) 神様じゃなくて、お医者様よ。

伊藤) いや~神様だべさ!

 したっけ、みんなさ、知らせてくるべ。

 門山先生んとこの娘さんが、

 帰ってきたべさ。おい! 門山先生ん

 とこの娘さん、帰ってきたべさ~!

徹子) ねえ、なんであの人

 「だべさ~」って言うの?

朝) お国言葉よ。ママも子供の頃は、

 「雪だべさ~。今日はしばれるべさ~」

 って言ってたのよ。

徹子) フフフ…。

 えっ「今日は雪だべさ~」って?

朝) うん、そうよ。

 今日はいい天気だべさ~。

 

**********

 

三好) チョッちゃん…。

朝) 長いご無沙汰、お許しください。

徹子) えっ、チョッちゃんって誰?

朝) ママの事よ。

 この子が、長女の徹子です。

徹子) こんにちは。

三好) トットちゃんね。

徹子) えっ…なんで知ってるの?

朝) この子は、長男の明児です。

三好) 遠いところよく来てくれました。

 私はね、あなたたちのお母さんの

 お母さん。おばあちゃまよ。

徹子) じいちゃんは神様だべさ~。

朝) さっき、村の人に会ったんです。

三好) おじい様はね、今お仕事中

 なのよ。さあ、お入りなさい。

 

**********

 

<座敷>

徹子) わあ、すごい!

明児) わあ、すごい!

徹子) わあ、すご~い!

朝) あっ…。

茂子) お帰りなさいませ。

朝) 河合さん、お久しぶりです。

茂子) 院長先生から、

 お嬢様にご伝言でございます。

朝) えっ…。

茂子) 「この町に宿屋はないゆえ、今夜

 一泊に限り、この家に泊まる事を許す。

 しかし、自分との対面は、生涯ない」。

三好) 茂子さん、ご苦労さま。

 

**********

 

徹子) おばあちゃま、

 トモエ学園ではね、お弁当の前に、

 「よくかめよ」の歌を歌うの。

 ♪よくかめよ たべものを かめよ

 かめよかめよかめよ たべものを 

 いただきます。

明児) いただきます。

三好) とてもわかりやすいお歌ね。

徹子) うん。

朝) いただきます。

三好) たくさん食べなさいね。

明児) はい。

三好) 一緒にお食事なんてするの、

 何年ぶりだかわかる?

朝) 学生の時以来ですから、

 10年ぶりです。

三好) ちゃんと分かってるのね。

朝) 去年の秋、お母様が、ジャガ

 イモと昆布を送ってくださったでし

 ょ。それを守綱さんが見て、一度

 北海道に行って来たらどうだって

 言ってくれたんです。

三好) いい旦那様ね。

 幸せそうでよかったわ。

朝) お母様こそ、お元気そうで、

 ホッとしました。

三好) 私はただ生きているだけ。

 悪いところもないから、元気なの

 かもしれないけど…。

朝) そんな…お元気でいてくださっ

 たから、徹子や明児の顔も、見て

 頂けたんですよ。

三好) そうね。

茂子) ご診察、終りました。

三好) はい、今。

徹子) おじいちゃまはどこで

 ご飯を食べるの?

朝) あちらのお部屋で、

 召し上がるのよ。

徹子) ふ~ん。あの看護婦さんと?

朝) ううん。看護婦さんは、あとで

 ここで食べるの。

徹子) へえ~。北海道ではみんな

 一緒にご飯を食べないんだ。

朝) ほら、ホッケ。

 生まれて初めて頂いたでしょう。

 トットちゃんも明ちゃんも。

徹子) ホッケって? これ?

朝) そうよ。おいしいわよね。

 こんなの東京じゃ、

 一生食べられないわよ。

徹子) へえ~。じゃあ、新学期に

 なったら、校長先生に聞いてみる。

 ホッケってお魚知ってるかって。

朝) それはご存じよ。

 校長先生ですもの。

徹子) ホッケーボッケー花ボッケー。

 フフ…。

朝) お食事中は、静かになさい。

 

**********

 

周通) このホッケはうまいな。

三好) 伊藤さんが、

 今日持ってきてくれましたの。

周通) そうか…。今日は疲れた。

 早めに休む。床をのべてくれ。

三好) 旦那様。

周通) なんだ? 

 お前の言いたい事はわかっておる。

 だがわしは朝には会わん。

三好) 孫たちの顔も…。

周通) 勘当した朝の子だ。

 わしの孫ではない!

 

**********

 

(朝が子どもの頃の周通の記憶)

朝) フフフフ…。

周通) コラコラ! 朝は女の子だろう。

 もっとおしとやかに出来ないのか?

 ん? へへへ…おおっ!

 

**********

 

(周通の部屋の前の

 廊下に正座する朝)

朝) お父様…朝でございます。

 お久しゅうございます。

 勘当の身の私と、子供たちが、

 この家に泊まる事をお許しくだ

 さって、ありがとうございました。

 朝は、幸せにやっております。

 明日、汽車で帰ります。(泣)

 どうぞ、いつまでも、お健やかに…。

(深く頭を下げる朝)

 

**********

 

(床の中で声を殺し泣く周通)

周通) 朝…。

 

**********

 

徹子) おばあちゃま、さようなら!

(三好に見送られ、帰っていく朝たち)

徹子) おばあちゃま、さようなら!

明児) おばあちゃま。さようなら~!

徹子) おばあちゃま、さようなら!

 さようなら~!

明児) さようなら~!

(振り返らずに歩いていく朝)

 

**********

 

<汽車の中>

徹子) ママ、あの畑は何?

朝) ゴボウかしら?

徹子) あっ、かかしだ!

 かかしにカラスが止まってる!

 ママ、見て!

男性) 「ママ」はやめろ!

 非国民め!

(急ブレーキの音)

徹子) あの白い畑は何?

佐々木) じぃ~っと続いでらあの畑は、

 リンゴ畑だ。白~ぐ見えでだのは、   

 リンゴの、花っこだねぇ。

徹子) 何言ってるか分からない。

佐々木) リンゴの花っこ。

 おめぇリンゴ食った事ねずが?

徹子) ある…。

佐々木) 青森のリンゴでねば、

 本当のリンゴでねんだど。

徹子) 青森のリンゴは食べた事ねえ。

佐々木) せばだば今度、青森のリンゴ

 ば、送ってやんねばめねな。奥さん、

 住所ば、こごさけえでけ。

 送ってやるはんで。

朝) 送ってくださるって

 おっしゃったんですか?

 あっ、東京なんですけど。

佐々木) なぁにゃ、東京でも九州でも、

 男に二言はねえ。

朝) では、お言葉に甘えて…。

 助かります。

佐々木) わぃ、おめだのかっちゃは、

 つらっこもいいばって、書ぐ字も

 なんぼきれがだだんだばぁ~。

 ここで出会わさったのも、

 何がの、縁だでばさ。

徹子) このおじさんの言ってる事、

  全然わからない。

朝) お国言葉だからよ。

徹子) 「いい天気だべさ~」と同じ?

朝) そうよ。

佐々木) ハハ…おめぇ、

 おもしぇえわらすこだのぉ。

徹子) うん! いい天気だべさ~!

佐々木) ハハハハハ…。

朝) ありがとうございます。

佐々木) うん。

 

**********

 

徹子) ただいま!

朝・明児) ただいま!

守綱) おかえりママ。

 おかえり、トット助、明児。

徹子) パパはいつもママが一番なのね。

守綱) 当たり前だろう。ママがいなきゃ、

 お前たちはいないんだから。

 

**********

 

朝) 里帰りさせて頂き、

 本当にありがとうございました。

守綱) お義母さんは、喜んだ?

朝) はい、とても。

守綱) お義父さんは?

朝) 元気にしておりました。

守綱) そうか…。

朝) 4日間、ご不自由だったでしょう?

 今日は、北海道のジャガイモで、

 おいしいシチュー作りますわ。

 

**********

 

この春徹子は2年生になりました。

でも相変わらず

幸ちゃんはつれなく…

郁夫君を木に登らせる事は

出来ませんでした。

 

**********

 

朝のお母さん、三好役を演じているのは、

朝ドラ「チョッちゃん」のヒロイン、黒柳徹

子の母親役を演じた古村比呂さん! チョ

ッちゃんがチョッちゃんの母親役だなんて。

ますます朝ドラらしさが増してくる昼ドラw

 

昔の男の人は頑固というか、やせ我慢と

いうか、何だかちょっと、可哀想になった。

本当は娘にも孫にも会いたかったろうに。

 

周通さんが、このあと娘に会えたのか…

トットちゃんに会えたのか…気になる~。

段々、トットちゃんだけじゃなく、チョッち

ゃんのことももっと知りたくなってきたよ!

 

 

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