「ひよっこ」第46回~三男の里帰り、そして業績悪化する向島電機 | 日々のダダ漏れ

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「ひよっこ」 第46回
第8週 「夏の思い出はメロン色」

三男の里帰り、

そして業績悪化する向島電機

 

 

お米屋さんで働く三男君には、

どんなお盆休みが訪れたのでしょうか?

 

三男) ♪お店の仕事は辛いけど   

    胸にゃ でっかい 夢がある~と。

    ただいま戻りました。

さおり) 辛いんだ? お店の仕事が。

三男) あっ、いや、あれは、歌ですから。

    あの、つい、その鼻歌が…。

さおり) 思わず歌いたくなるぐらい嬉しい

    んだ? お盆に帰るのが。

三男) いや、そんなこと…。

善三) お盆休みか。

    いいよな、帰れるところがあって。

三男) えっ…あ…。

善三) 死んだ、女房な。お盆だからあれ

    だろ、魂がうちに帰ってくるだろ。

三男) はい。

善三) でもな、いねえんだよな、おめえは。

    帰るんだよな。

    会ってやってほしかったな…。

三男) あの…奥様には、

    改めてお墓参りに…。

善三) (舌打ち)ダメか。

さおり) 最低。

善三) 何がだよ? 

    おめえだって嫌だろうが。三男がい

    なくなって3日間も2人になるのは。

さおり) それとこれとは別。お母ちゃんをだ

    しに使うとか許せない。顔も見たくな

    いわ。三男君と一緒に、茨城行けば?

善三) あぁ、そうするよ。

三男) いやいやいや!

さおり) あっ、じゃ、私が行く。

三男) いやいやいや!

さおり) 嫌なんだ? 私じゃ

三男) いや、何でそうなんですか?

    もう無理ですから。

    切符が取れませんから!

    絶対取れません!

(そっぽを向き仕事をするさおりと善三)

 

まっ、そんなこんなでやっとの思いで、

奥茨城村に帰った三男君ですが…。

 

**********

 

きよ) 何で帰ってくんだ、おめえだけ。

三男) あ?

きよ) みね子も時子もいろいろ忙しいし、

   金もかがっから正月まで我慢するっ

   つうじゃねえが。何で帰ってくんだよ、

   おめえだけ。母ちゃん立場ねえわ。

   奥茨城母の会の会長としての立場、

   どうしてくれんだ!

三男) 何だよ。

    せっかぐ帰ってきたのによ…。

3人) ハハハハハ!

征雄) 元気そうだなや。

三男) えっ? 父ちゃん…。

太郎) 顔が、ちっとは、

    男っぽぐなったんじゃねえのが。

三男) あんちゃん…そう?

太郎) そうでもねえが。

3人) ハハハハハ!

三男) 何だよ、もう…。

きよ) あどで、美代子と君子が来る。

   みね子と時子のこど、話してやれ。

 

**********

 

美代子) 元気そうだね、三男君。

君子) 頑張ってんの?

三男) はい、おがげさんで…。

    あっ、みね子と時子ですけど…。

美代子・君子) うん。

三男) 工場は日曜休みで、俺が日曜休み

    じゃねえもんだがら、そんなに会った

    りはでぎねえんですけど。元気で頑

    張ってます、2人とも。

君子) うん。

三男) 心配してっかもしんねえけど、東京

    さ行って、変なふうに変わったりとが、

    浮がれたりとが、全ぐしてねえです。

    ちゃんと俺たぢ、地に足つけで頑張っ

    てます。

君子) そう。

三男) みね子は、最初仕事あんましうまく

    でぎなくて、苦労したみたいです。

    詳しくはわがんねえけど。なんか寮

    の仲間がすごぐいいみたいで、みん

    なに応援されで、ちゃんと自力でで

    ぎるようになったみたいです。

美代子) あ~そう…。

三男) あっ! お母ちゃんにもらったっつう

    服、大事に着てましたよ。

    で、時子は聞いてっかどうか…。

君子) 何にも言ってこねえのよ、あの子は!

三男) あっ、そうですか…。俺が言っていい

    のがどうがわがんねえけど。何か、一

    度テレビ局とがのオーディション? と

    がっつうのに行ったけど、緊張しちま

    って全然ダメだったみたいで、落ちて。

君子) そう…。

三男) あっ、でも、劇団とがいうとごろで芝居

    の稽古に仕事終わってから行ってるみ

    たいで。大丈夫ですよ、時子は。

君子) そうけ。そうけ…そうけ…。

    これからも、よろしくお願いします。

    三男君。

美代子) よろしくね、三男君。

三男) いや、とんでもねえです…。

美代子) ありがとう、会長!

きよ) 何言ってんだ、副会長!

君子) ありがとね、会長。

きよ) だから何言ってんだ、副会長。

美代子) 会長のおかげだよ。

三男) 何だそれ!

きよ) 何言ってんだ、

    副会長いればこそだよ。

 

会長と副会長しかいないんですね。

 

**********

 

そして三男君は大忙し。

なぜだかこの人まで。

 

三男) あっ、どうしたんですか? 宗男さん。

宗男) いや、おめえが、

    帰ってるって聞いたがらよ。

三男) あっ、みね子のこどが心配で?

宗男) いや、あいづは大丈夫なんだっぺ?

三男) あ…まぁ…。

    あっ、じゃ、実さんのこど?

宗男) いや、そんなこどお前に聞いでも

    しゃんめえ。

三男) まぁ、そうですけど。

宗男) どうだ? 東京。

三男) どうって?

宗男) おめえよ、ビートルズ、聴いでっか?

三男) ビートルズ? 何ですか? それ。

宗男) はぁ!? もうやんなっちゃうな~。

    奥茨城の若者は!

    何でそんなに遅れてんだ?

    音楽だ、音楽! ロックンロール!

    「抱きしめたい」とが聴いてねえのが?

三男) すみません…。あっ、わがった!

    アメリカだが、イギリスだが、

    フランスだがの音楽?

    テレビのニュースで見ましたよ、一度。

宗男) おう、おう、おう! すばらしかっぺ? 

    かっこいがっぺ? しびれだっぺ?

三男) いや、とぐには何も。

宗男) (舌打ち)

三男) あれでしょ? 

    あの…髪の毛女みだいに伸ばして、

    軟弱な感じの、いげ好かない…。

宗男) 俺のこどが? それ!

三男) おっ!? いや!

宗男) まっ、いいわ。あのな、みね子がな、

    東京行ぐとぎによ、ビートルズに関す

    る情報とがあったら教えてくれって。

    手に入るもんがあったら、金は払うが

    ら買っててくれって言ったんだげどよ。

    あいづよ、忘れてんじゃねえがと思う

    んだ。「元気です」って手紙は時々来

    んだけどよ。ビートルズの「ビ」の字も

    ねえんだわ。

三男) はぁ。

宗男) 東京の、若者の間では、ビートルズ

    旋風が吹き荒れでんじゃねえのが?

    俺よ、それを読んでよ、居でも立って

    も居られなぐなってんだよ。

三男) いや、とぐには吹き荒れではいない

    ような…。

宗男) はぁ? おがしいなぁ。何だっぺ…。

    (ため息)

三男) すみません、お役に立でなくて。

宗男) まっ、いいんだげどな…。

    …で、どうよ? 仕事の方は。

三男) いや、今さら聞かれでも。

宗男) ハハハハハ!

三男) うわっ! いや、ちょっと! 東京来

    ても、俺んとこ来ないで下さいよ。

宗男) 何言ってんだよ! 

    寄るよ、寄るに決まってっぺ!

三男) いや、いいですよ! だってそれに、

    毎朝、パンに、納豆ですよ。

宗男) あぁ、俺それ好きだ。毎朝それだ。

三男) えっ!?

宗男) おう! おう! 頑張れよ、お前、

    三男、俺が行くまで。

三男) いいですよ、来なくて!

宗男) 何言ってんだよ!

三男) いたたたた! いたたたた! 

    いだい! 何で!?

 

というわけで、

三男君の里帰り編でした。

ちょっと長かったですかね。

 

**********

 

そして季節は秋から冬へ。

 

1965(昭和40)年11月

 

(銭湯帰りのみね子たち)

みね子) 寒ぐなってきたねえ。

時子) んだねぇ。

みね子) 幸子さん、山形じゃないですか。

     寒いのには強いんですか? 

     やっぱし。

幸子) そんなごどないよ。北の方の人間で

    も寒いの平気なわけじゃないがらね。

    私あんまり好きじゃないし。

豊子) 私んところはすごいですよ、雪。

    私より高いぐらい。

    時子さんよりも高ぐ積もりますよ。

澄子) え~! んだか?

豊子) んだ。

澄子) すげぇな!

豊子) んだべ?

時子) そういう例に私使うのやめて。

    しかもそれで驚くのやめて。

澄子・豊子) すいません…。

みね子) でもすごいんだね、雪。

時子) ね! そんな雪見たこどねえよ。

みね子) んだねえ。

(焼き芋を食べながら歩くみね子たち)

みね子) フフフ! フフフ!

     給料日だね、明日は。

澄子) んだねえ。

優子) そうだった。

幸子) 松下さん?

松下) おっ! 銭湯?

幸子) はい。

優子) こんな時間まで

    お仕事だったんですか?

松下) えっ? あ…。あうん、まぁね。

    あっ、銭湯?

澄子) はい。

松下) そう。じゃ、気を付けて帰って。

澄子) はい。

みね子) ご苦労さまでした。

一同) ご苦労さまでした。

みね子) 何か疲れてるっつうが、

     元気ないよね、松下さん。

幸子) うん…。工場で何かあっだのがな?

みね子) えっ?

豊子) 何か難しい顔とか多いですよね。

みね子) そうそう!

澄子) そうなのがぁ?

みね子) あんた、ぼんやりしてんねえ。

     のんきだねえ。

(焼き芋を食べながら寮に帰るみね子たち)

 

**********

 

松下) ちょっとすいません。皆さん注目。

    え~今月から、皆さんのお給料が、

    1割程度、減額となりました。

(どよめき)

松下) 申し訳ありません! 原因は、アポロン

    社が、生産台数の調整に出たことです。

    それに伴い、我が社の売り上げも、落

    ちてしまいました。みなさんに落ち度は

    ありません。

(どよめき)

 

お父さん…。

お給料が今月から、下がりました。

 

**********

 

豊子) 何かさ、納得できねですよね。

時子) んだよね…。

    仕事はちゃんとやってるもんね。

豊子) そんですよ。

みね子) 幸子さん、大丈夫なんですかね?

幸子) うん、困ったね…。

(ノック)

幸子) はい。

愛子) いいかな?

幸子) はい。愛子さん、今、わだし

    伺おうと思っでたんです。

愛子) うん、分かってる。

優子) はい…。

愛子) 松下さんの説明のとおり、業績が今、

    落ちてしまったみたいでね。苦しいん

    だね…。あなたたちのせいじゃないの

    にね。ごめんね。でもね、何度もあっ

    た、こういうこと。経験してきた。でも、

    向島電機は、持ち直した。そんだけ

    の力がある会社だと私は思ってる。

    だから、ここは我慢して、頑張ろうね。

    大丈夫! 向島電機はね、そんなや

    わな会社じゃないよ。私はそう信じて

    る。ね!

幸子) はい。

優子) はい。

みね子) はい。

時子) はい。

澄子) はい。

豊子) はい。

愛子) じゃ、ちょっと、

    隣の部屋に行ってきます。

(畳に正座したままのみね子たち)


**********

三男が歌っていた歌は何だろうとググったら…

 

 

♪お店の仕事は 辛いけど
 胸にゃでっかい 夢がある

 

米屋の親子、本気で三男と一緒に奥茨城まで

行きそうで怖いよ~! いつか、店を辞めるか、

さおりと結婚するか、二者択一を迫られそうだ。

悪い人たちじゃないけれど、三男、逃げて~!

 

奥茨城女子会は、いつのまにか奥茨城母の会

に昇格!? 会長と副会長しかいないけど…w

 

美代子と時子にみね子と時子の東京での様子

を報告し、宗男のオタ話につき合わされ…本当、

三男はいい奴だ~。幸多かれと、心から願うよ。

 

季節は夏から秋へ。向島電機は業績悪化のた

め、従業員のお給料は減給に。減給はきつい

けど、人員削減させないためにはそうするしか

ないのだろうと思う。向島電機には頑張ってほ

しいけど…嫌な予感しかしないよね、やっぱり。

 

工場の仕事は辛いけど、胸にゃでっかい夢が

…あればいい。夢ができたらいいね、みね子。

乙女たちが頑張れる、夢があれば…いいなぁ。


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