「べっぴんさん」第150回~時をかける少女すみれはたった一つの光る星 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「べっぴんさん」 第150回
第26週 「エバーグリーン」
時をかける少女すみれはたった一つの光る星


すみれ) あっ、来た。明美さん。
明美) 待っとってくれたの?
すみれ) うん。もちろんよ。
明美) 良性の、ポリープやって。
   薬でなんとかなるって。
すみれ) あ~よかった!
良子) ほんまに!
君枝) よかった~。


**********

栄輔) 今回、覚悟をしました。
   今後の事を考えました。なあ。
明美) 何?
栄輔) 結婚せぇへんか?
明美) え…?

(明美の左手の薬指に指輪をはめる栄輔)
すみれ) 素敵よ、明美さん。
明美) ありがとう。
君枝) おめでとう。
すみれ) おめでとう。
良子) おめでとう。
明美) ありがとう。


**********

紀夫) こんにちは。
龍一) いらっしゃい。あら藍ちゃん。
   おばあちゃんら来とるで。
君枝) おじいちゃんと
   いろいろ撮ってきたの?
藍) うん! 楽しかったな。
すみれ) そしたら藍!
    明美さんと栄輔さんの写真撮って。
君枝) 記念の日やもの。
良子) 幸せいっぱいの2人を、
   藍ちゃんに撮ってもらってよ。
明美) そやね。
藍) 撮る! 

(撮影の準備をする一同)
藍) 眼鏡、外して。
すみれ) 明美さん…うん!
良子) うん!
藍) もうちょっと、近寄って。

(シャッター音)
藍) 今までで一番、幸せな時の事、
  考えて下さい。
明美) はい。

(シャッター音)
藍) めっちゃいい写真。
すみれ) あ~よかった~。
紀夫) いっぱしのカメラマンやな。
すみれ) うん。
良子) 藍ちゃん、今度は、私たち
   4人の写真を撮ってもらえる?
藍) うん! 撮りたい。
すみれ) うん。ありがとう。
紀夫) 明美さん、指輪…?
すみれ) そしたら…どうする?
紀夫) もしかして…えっ?
すみれ) あっ、そうなのよ~。
紀夫) 何で言わないんや!


**********

藍) みんな、にっこり笑って。笑って~。
すみれ) 緊張するわ…。

(シャッター音)
藍) もう一枚。
龍一) もっと、もっと笑わな。
   もっと…もっと笑わな。
藍) ニコニコニコニコ…。

(シャッター音)

**********

すみれ) これ。

(現像した写真を見るすみれたち)
良子) うわぁ~ありがとう。
君枝) うちにも昨日、
   藍が持ってきてくれて…。
すみれ) 明美さんにはもう一枚。はい。
良子) いい顔。最高やね、明美さん。
明美) ありがとう。
良子) 藍ちゃんにお礼がしたいわ。
すみれ) そんな、お礼なんて…。
良子) 例えば、写真入れ。
   明美さんがよう持ち歩いてた…。
明美) これは、すみれちゃんにもろうたの。
すみれ) 何十年も前…。
明美) うん。
良子) そしたら作ろう。おばあちゃん達
   4人で、いっぱいの愛情込めて。
すみれ) あ…うん!
明美) そしたら、君ちゃんがデザイン?
君枝) あ…そやね。
龍一) はい。
良子) ありがとう。はい、君ちゃん。
君枝) ありがとう。刺繡はする?
3人) する!
すみれ) フフッ…。
君枝) 何がいいかな?
すみれ) クローバーと…。
良子) カメラ。
明美) それやね。
すみれ) そうねぇ。


**********

(布を選ぶ4人)
すみれ) これ?
良子) ああ…。
   これも、藍ちゃんらしいなぁ。
君枝) そうねぇ。
   藍…これ好きそうやない?
すみれ) そうねぇ。
明美) それやったら、
   こっちがええんやない?
すみれ) うん。これにしよか。
良子) 型紙作ってきた。
すみれ) あ~ありがとう。


**********

(型紙を置き、布を切る良子)
(クローバーの、一枚目の葉っぱ
 の刺繍をするすみれ)
すみれ) はい、明美さん。
    これかな…はい。

(2枚目の葉っぱの刺繡をする明美)
明美) はい、良子ちゃん。
良子) はい。

(3枚目の葉っぱの刺繍をする良子)
良子) はい、君ちゃん。
君枝) はい。

(4枚目の葉っぱの刺繍をする君枝)
君枝) 出来たよ。
すみれ) はい。ああ…。

(仕上げの刺繍をするすみれ)
すみれ) 出来た…。
    何か…何かな…。
君枝) 何?
良子) 何? 何?
すみれ) 青春やねぇ。
4人) フフフッ…。


**********

(商店街を歩くすみれ)
(振り返ると、店先に座って
 いる花売りの少女)
(ボールを投げて遊ぶ少年)
(5歳の頃のさくら、健太郎、龍一)
(キャッチボールをして遊ぶ子供達)

**********

(高台に立つすみれを見つめる紀夫)
紀夫) すみれ、お帰り。
すみれ) 紀夫さん。
紀夫) どうした?
すみれ) ううん…。何やろねぇ…。
    少し前までは、
    先しか見てへんかったけど、
    近頃は、これまでの事を、
    いろいろ思い出すのよ。
紀夫) うん…。僕もや。
すみれ) 紀夫さんも?
紀夫) うん。だんだんなぁ。
   空が、近う感じるんや。
すみれ) うん…。私たちが、育った街ねぇ。
紀夫) ああ。

(街を眺める2人)
すみれ) 私にとって紀夫さんは…
    たった一つの、光る星やわ。
紀夫) 僕にとっても…すみれは…
   たった一つの、光る星や。


**********

「べっぴんさん」を楽しくご覧になっている皆様
は、この先は、華麗にスルーでお願いします。


明美さん、結婚おめでとう…と思うのだけれど…。
何か…何かな…とってつけ感がね、何だかね…。
明美さんの笑顔、4人の笑顔が見られただけでい
いけどね。数少ないいいところを探さないとね…。

最後の最後に、4人で刺繍をしたのもよかった!
とりあえず、「べっぴん」らしきものづくりをしてく
れてよかった。一応それっぽくなってよかったw

脚本家の人は、本当に、頭に浮かんだシーンを、
そのまま並べるだけの人なんだなあと。いいな
と思う場面だけを並べる。でも、それをつなげる
ことができない。セリフも、背景も、考えられない。

そういえば…脚本家のインタビュー記事より↓

「シナリオの学校に通ったり、きちんと書き方を
学んだことはありませんでしたけれど、自分が
好きだったドラマをレンタルビデオ店から借りて
きて。それを見ながらワンシーン、ワンシーン一
時停止して、台詞やト書き(俳優の動きや出入
り、演出など)をすべて書き起こしました」

『べっぴんさん』脚本家、OL時代に訪れたデビューの転機

ワンシーンを並べていくしかできないはずだよ。
それでも今までやってこられたんだろうけれど、
朝ドラ、「連続」ドラマは無理だよね、さすがに。

最後のすみれと紀夫のシーンも、積み重ねてき
たものがあれば、素直に泣けたはずなんだけど。
ヒロインとヒロイン夫の、最大の見せ場シーンな
のに、泣いてあげられない事に泣けてきたよ…。

「時をかける少女」をBGMにした後で、すみれが
時をかける少女になった体で、現れるまぼろし。
いやいや…。亡くなった人やら、まぼろしやら…
頭がおかしくなっちゃったのかしら?って心配に
なってしまうけど、それが、べっぴんワールドだ。
(忠さん&喜代さんこそ、出してほしかったよ…)

あさイチのプレミアムトークは、時をかける少女
ならぬ、餃子をつくる少女、芳根ちゃんだった。
一生懸命な彼女が、本当に痛々しくて。健気な
芳根ちゃんが可哀想で、何だか泣けてしまった。

頑張れ芳根ちゃん! 若さを取り戻して頑張れ!

せっかくなので、「時をかける少女」でお口直し♪
時をかける少女 原田知世



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