第24週 「常子、小さな幸せを大事にする」
おみおつけとポテサラからの・・・鉄郎叔父さんの巻
照代） 継いでくれるかしらね？
宗吉） 俺らの思いは伝えたよ。
あとはあいつ次第だ。
人生何があるか、分かんねえもんだな。
照代） ええ。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
大昭） なあ、美子。
美子） うん？
大昭） 俺のためにおみおつけを
作ってくれないかな？
美子） いいけど…私が作るより大昭さん
が作った方がおいしいと思うわ。
大昭） そういう事じゃねえんだ。
美子） えっ？
大昭） だから、おみおつけを作ってくれっ
ていうのは、その…毎日俺のため
に作ってくれって事で…。
美子） それって…。
大昭） 結婚しよう。
美子） （頷く）
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
大昭） お母さん。常子さん。
美子さんを、僕に下さい。
（頭を下げる大昭と美子）
常子） ふつつかな妹ですが、
よろしくお願い致します。
君子） よろしくお願い致します。
大昭） よろしくお願い致します。
常子） おめでとう、よっちゃん。
君子） おめでとう、美子。南さん。
美子） ありがとう。かか。とと姉ちゃん。
大昭） ありがとうございます。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
次の休日、二人を祝うための、
ささやかな宴が開かれました。
水田） そうそう。２人が、おつきあいする
きっかけって、何だったんですか？
美子） きっかけは…ポテトサラダ。
水田） ポテトサラダ？
美子） 森田屋さんには何度も行ってて、で、
大昭さんの事も知ってたんですけど、
話した事はなくて。その日私、お腹が
すいてて、取材終わりにごはんを頂い
たんです。そのごはんの付け合せに
あったポテトサラダが、今までにない
くらいおいしくて。感動して宗吉さんに
聞いたら、大昭さんが作ったって。
大昭） 付け合せは作らせてもらってたんです。
美子） その時大昭さんと初めて話したんです。
私がポテトサラダおいしかったって言っ
たら、大昭さん、「研究の甲斐があった」
って、うれしそうにしてて。何か、そういう
料理の腕にも、惚れたけど…フフフ…。
君子） 付け合せとはいえ、熱心に研究してる
姿に引かれたって訳ね。
美子） そうはっきり言われると
恥ずかしいけど…。
水田） 南さんは、美子さんの、どこに？
大昭） 俺は、ただ…美子が、料理を食べて
いる時の顔が、幸せそうで、いいなあ
って…。
君子） アハハハハ！
水田） く～っ、やけるねえ！
常子） 熱い！ フフフ。
君子） ごちそうさま。
たまき） たまきもお料理が上手な人と
結婚したい。
鞠子） うん。
水田） まだ早いよ、結婚なんて。
鞠子） 当たり前よ！ 何ムキになってるの？
水田） あっ、ご…ごめん！ つい…。
常子） 水田さん、顔が、怖かったです。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
水田） あの…。
以前、常子さん言ってましたよね？
以前、常子さん言ってましたよね？
常子） えっ？
水田） いや、あの…いずれ、
大きな家を建てたいって。
大きな家を建てたいって。
常子） ああ、はい。
水田） その日が来たら、その家に、
僕たち家族も、一緒に住まわ
してもらえませんか？
僕たち家族も、一緒に住まわ
してもらえませんか？
常子） えっ？
水田） 鞠子、ずっと言ってたんです。
お母さんが心配だって。常子さんも、
お仕事で家を空けることもあります
から、その間、一緒にいられればと。
お母さんが心配だって。常子さんも、
お仕事で家を空けることもあります
から、その間、一緒にいられればと。
君子） そんな、気を遣わないで、私に。
水田） あっ、いえいえ、あの…僕としても、
仕事で遅くなって、たまきと鞠子が家
で２人でいるより、お母さんと一緒に
いて頂いた方が、安心ですし。
で２人でいるより、お母さんと一緒に
いて頂いた方が、安心ですし。
君子） ありがとう。
常子） ありがとうございます。
そんなふうにおっしゃって頂いて。
水田） じゃあ…いずれは、一緒に？
常子） ええ。こちらこそ、是非、
よろしくお願い致します。
水田） ありがとうございます。
鞠子） ありがとう、とと姉。かか。
君子） フフフフ。
大昭） 俺たちもいいですか？
常子） えっ？
大昭） 美子と、お義兄さんが言ってた
ような事、話してたんです。
ような事、話してたんです。
美子） うん。
常子） だけど、いいの？ ２人きりで
いたいと思うかもしれないわよ。
いたいと思うかもしれないわよ。
美子） いいのいいの。そうなったらその
時に決めればいいんだし。ねっ？
時に決めればいいんだし。ねっ？
大昭） うん。
君子） 何だか夢みたいな話ね。
常子） そうですね。でも、そうなったら、
楽しいでしょうね。フフフ。
美子） まずは、大きいおうちね。
鞠子） そうそう。とと姉。お願いしますよ。
一同） お願いします。
常子） 承りました。働き続ける。頑張る。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
常子） あぁ～！
鉄郎） おう、久しぶりだなあ。
常子） え～！
美子） うそ…。
常子） えっ…。
鉄郎） 何だよ、冷てえなあ。久しぶりに
会った叔父さんだぞ。もっと温か
～く出迎えられないもんかね。
常子） いや、だって…ず…ずっと音信
不通で、こんなふうに突然現れ
たら、みんなこうなりますよ。
鞠子） もう…心配してたんですよ！
美子） 今までどこにいたの？
鉄郎） まあまあ、まあまあ。んな事よりよ、
お前ら、びっくりさせてやる。
あ～こっちこっちこっち。
嫁の幸子だ。
一同） えっ…。
鞠子） 奥さん…？
幸子） はじめまして。小橋幸子です。
君子） はじめまして。
鞠子） はじめまして。
君子） いつ、結婚なさったの？
鉄郎） もう、７年も前かな。美子） うそ…。
常子） えっ…。
鉄郎） 何だよ、冷てえなあ。久しぶりに
会った叔父さんだぞ。もっと温か
～く出迎えられないもんかね。
常子） いや、だって…ず…ずっと音信
不通で、こんなふうに突然現れ
たら、みんなこうなりますよ。
鞠子） もう…心配してたんですよ！
美子） 今までどこにいたの？
鉄郎） まあまあ、まあまあ。んな事よりよ、
お前ら、びっくりさせてやる。
あ～こっちこっちこっち。
嫁の幸子だ。
一同） えっ…。
鞠子） 奥さん…？
幸子） はじめまして。小橋幸子です。
君子） はじめまして。
鞠子） はじめまして。
君子） いつ、結婚なさったの？
幸子） ええ。
君子） あ～そうだったの。
美子） 叔父さんが結婚…。
鉄郎） 何だよ。そんな驚く事でもねえだろ。
いいから上げてくれよ。長旅で疲れ
ちまったよ。ほら、上がろうぜ。
幸子） はい。お邪魔致します。
鉄郎） よいしょ。
幸子） すみません。お邪魔致します。
鉄郎） これ、土産な。
…ってもう飯食ってんのか。
常子） そんな事より、
聞きたい事がいろいろと。
鉄郎） ああ、この米か。
うちの田んぼで作ったんだ。
盗んだんじゃねえぞ。
常子） うちの田んぼ？
美子） 叔父さん、農家なの？
鉄郎） おう、新潟の魚沼ってとこでな。
君子） 新潟なら…。
鞠子） 私が結婚する時も新潟の住所に
招待状を送ったわ。
鉄郎） お～鞠子も結婚したのか。
おめでとう。
鞠子） ありがとう。…いいから。
どうして返事くれなかったのよ。
鉄郎） 何年前の話だよ？
鞠子） ８年前。
鉄郎） あ～…だったら、無理だな。その頃
は、ハタハタ漁で失敗してそれどころ
じゃなかったからなあ。うん。
君子） 相変わらずだったのね。
常子） でも、だからって、10年以上
音信不通にしなくたって…。
美子） そうよ。清さんだって戦後落ち着い
てから手紙くれるようになって、今で
は年賀状も…。
鉄郎） だったら俺も言わせてもらうけどな。
こっちだってお前らの事気になってた
んだぞ。あんなに張り切って雑誌を
出すだの言ったのに、全然本屋で見
かけねえしな。
常子） 何を、おっしゃってるんですか？
美子） 雑誌はずっと出してましたけど。
鉄郎） 俺が待ってたのは「スタアの装ひ」だ
よ。この前、新聞に常子が出るまで、
まるで気付かなかったんだからな。
常子） ああ…あの新聞見て
来て下さったんですか？
鉄郎） まあ、みんな元気そうで何よりだ。
いやはやどうなるのでしょう。
美子と南を祝う会は…。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
「とと姉ちゃん」を楽しくご覧になっている皆様
は、この先は、華麗にスルーでお願いします。
お味噌汁プロポーズといえば昭和の定番…だ
ったかもしれないけど…なぜに、おみおつけ？
今まで普通にみんな「みそ汁」と言っていたは
ずなのに、ここにきて丁寧語の「おみおつけ」
って…。「美子」と呼び捨てしている男なのに？
定番プロポーズの変化球のつもりなのか…？
ゲスニック美子の役割は、水田が引き継ぐこと
となったようで、美子と大昭のなれそめが今更
のように語られた訳だけど…。こういうエピこそ
映像で見せておくべき話なのにね…。そういう
エピを積み重ねて見せてこそ、二人のプロポー
ズシーンにも萌えられる訳で…。ホント、何にも
考えてこなかった脚本だってことがまるわかり。
伏線が作れないから、後付けセリフでゴリ押し。
本当に、セリフだけで「なかったこと」を「あった
こと」にするしかできない脚本に、呆れてしまう。
小橋家が、鉄郎のことを心配してたって？ え？
そんな場面、一度も見たことないんですけど～
今更、今頃、清の生存報告されてもね…しかも
何も考えてないのがバレバレの曖昧な報告で。
鉄郎との音信不通の理由も、無理やりすぎて笑
えたし、何もかもが夏休み最後の日にヘロヘロ
になりながら終わらせた宿題のような仕事ぶり。
常子の最後の野望、家を建てる企画にちゃかり
乗っかる流れもホント気持ちが悪かった。「働き
続ける。頑張る」 とやけくそのような常子のセリ
フを聞いて、そこだけは…常子に同情したけど。
モチーフとなった関係者全員を、よくもまあ、こ
れほどひどく描けるもんだと、感心してしまう…。
いくら、モチーフだフィクションだ、高視聴率を言
い訳しても、関係者に「ＮＧ！」と言われた時点
で、アウトだと思う。スピンオフの代わりに、名誉
回復の番組を早急に作って、お詫びしてほしい。
お味噌汁プロポーズといえば昭和の定番…だ
ったかもしれないけど…なぜに、おみおつけ？
今まで普通にみんな「みそ汁」と言っていたは
ずなのに、ここにきて丁寧語の「おみおつけ」
って…。「美子」と呼び捨てしている男なのに？
定番プロポーズの変化球のつもりなのか…？
ゲスニック美子の役割は、水田が引き継ぐこと
となったようで、美子と大昭のなれそめが今更
のように語られた訳だけど…。こういうエピこそ
映像で見せておくべき話なのにね…。そういう
エピを積み重ねて見せてこそ、二人のプロポー
ズシーンにも萌えられる訳で…。ホント、何にも
考えてこなかった脚本だってことがまるわかり。
伏線が作れないから、後付けセリフでゴリ押し。
本当に、セリフだけで「なかったこと」を「あった
こと」にするしかできない脚本に、呆れてしまう。
小橋家が、鉄郎のことを心配してたって？ え？
そんな場面、一度も見たことないんですけど～
今更、今頃、清の生存報告されてもね…しかも
何も考えてないのがバレバレの曖昧な報告で。
鉄郎との音信不通の理由も、無理やりすぎて笑
えたし、何もかもが夏休み最後の日にヘロヘロ
になりながら終わらせた宿題のような仕事ぶり。
常子の最後の野望、家を建てる企画にちゃかり
乗っかる流れもホント気持ちが悪かった。「働き
続ける。頑張る」 とやけくそのような常子のセリ
フを聞いて、そこだけは…常子に同情したけど。
モチーフとなった関係者全員を、よくもまあ、こ
れほどひどく描けるもんだと、感心してしまう…。
いくら、モチーフだフィクションだ、高視聴率を言
い訳しても、関係者に「ＮＧ！」と言われた時点
で、アウトだと思う。スピンオフの代わりに、名誉
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