「まれ」第147回~「おはよう」再び、希の元カレ大輔来たる!巻 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「まれ」 第147回
第25週 「秒読みコンクールケーキ
「おはよう」再び、希の元カレ大輔来たる!巻


大輔) おはよう。おはよう。



希) なして!?
大輔) いや、外で起きるの待ってたらさ、開けてくれて。
沙耶) シェフの元カレですか?
大輔) 本当、一瞬ね。
    本当、すぐ取られちゃったからね。
希) ちょ…。
大輔) あっ、でも、
    希ちゃんのファーストキスの相手は…。
希) ちょちょちょ…! なしてここにおるんけって!
大輔) こないだおやじ来たでしょ。何か話聞いてたら
    俺も来たくなっちゃってさ。新幹線も通ったしね。
    観光のついでに寄ってみた。
圭太) おい、店泊まるがなら泊まるって連絡せえ…。
大輔) お~久しぶり。
圭太) なしてここにおるげ!
大輔) もう一回? もう一回説明ですか。
    だからね、希ちゃんの話をおやじから聞いてた
    ら、来たくなっちゃって来てみたら希ちゃん寝て
    たから俺も添い寝して「おはよう」っつって、優し
    く起こし…。
圭太) あん!?
希) 余計な事言わんでいいさけ!
大輔) それで、今晩泊めてもらいたいです!
圭太) だら! 無理やわい!
大輔) 何で?
圭太) 布団や足らん。
大輔) うそでしょ。
沙耶) 修羅場?


**********

藍子) こんにちは~!
はる) いらっしゃい!
久美) あれ、藍子さん、塗師屋は?
藍子) 博之さんの講演会のポスター、
    ここ貼ってもいいけ。
はる) いいよ。
文) なしたん、浩一。風邪でもひいたんけ。
浩一) いや、別に…。
慎一郎) ゆうべ、夢枕に、
     徹ちゃんや立ったっちゅうて。
真人) ちょ、シンちゃん…。
藍子) 夢枕?
久美) 藍子さん、気にせんとくま。
文) ほこまで言うたがなら、全部言わんかいね。
浩一) いや、ゆうべ、暑うて夜中に目や覚めて。
    ほしたら、こう、頭のこの辺に、ヒヤ~ッと
    風や吹いて。見たら徹ちゃんや立っとって。
    何か言いたそうに、俺をちゃ、じっと見とっ
    てんわいね。
はる) 夢やろ。大袈裟な言い方せんとくまま。
真人) ほうやわいえ。
    寝る前に、変なテレビでも見とってんろ。
浩一) もしかしたら、徹ちゃんの身に悪い事が、
    起こったんじゃないかって…。
はる) 起こらん起こらん。もう起こらんから。
浩一) おとろして!
藍子) まさか~。


**********

(離婚届の紙のしわを伸ばしている藍子)
文) ほれを出しとらん限り、徹は死なんわいね。
  あの男の事やさけ、出されとらんかどうか、
  しょっちゅう、チェックしとるに決まっとる。
藍子) ほうですよね。


**********

藍子) ゴン太さん久しぶりやねえ。
    相変わらず男前やわ~。
大輔) お母さんも相変わらず本当お若いですね。
希) 歩実、匠、てっちゃん。ご飯やよ。
大輔) ご飯だよ~。
希) 大輔さんも来て。
大輔) ご飯行くよ~歩実。ご飯ご飯。
    ここ、椅子? 歩実ちゃん。
文) まるで本当の親子やな。アハハハ!
みのり) さあ、食べて下さい。
希) せ~の…。
一同) 頂きます!
大輔) うまそ~!
藍子) こないだ、大悟さんも来て下さってんよ。
大輔) そうなんですよ。
    それ聞いたら僕も顔見たくなっちゃって。

(新聞で希の顔を隠す圭太)
大輔) お母さんの顔。
藍子) あら~!
希) 輪子さん元気け。
大輔) 元気。
希) 美南ちゃんは?
大輔) 元気。
希) 珍さんは?
大輔) 元気。今度子供たち連れておいで。
文) ゴン太は、まだ希に未練やあるがけ?
大輔) 10年も前の話ですから。希ちゃん好きだった
    の。改めて好きになるって事もありますけどね。
一徹) 完全に遊ばれとるな。
元治) 希と圭太はいい夫婦やがいえ。
圭太) 元治さん…。
藍子) ゴン太さんは今…。
大輔) 独身です。やっぱりあれですよね。若い時に
    強烈な失恋しちゃうと、なかなか次に行けない
    って言いますよね。あら、冗談ですよ!
文) 冗談に聞こえんわいね。
大輔) いやいや…。
元治) たまには飯でもつきおうてやれいえ。
大輔) そうですね。
藍子) ほうやね。減るもんじゃなし…。
一子) こんばんは~! 差し入れ持ってきました~。
    お~! 本当に来とったわ!
洋一郎) 昔の恋のライバルや来たっちゅうさけ、
     見に来てん!
圭太) 何面白がっとるがいえ!
一子) ねえねえ…。希、希! どうやった。
希) あん?
一子) また「おはよう」って言われてんろ。
    ドキッとしたけ。
希) せんわいね。びっくりしただけや。
一子) ちょちょちょ…私にも言うてみてま。
    ほの威力をちゃ試してみてえげ!
みのり) あっ、私も聞きたい!
洋一郎) だら! やめとけ!
一子) 早よ、早よ、早よ!
洋一郎) だら! 本当にやめとけ!



大輔) おはよう。
洋一郎) あん…。


**********

(縁側で一人ビールを飲む圭太)
圭太) 何しに来てん。

**********

藍子) ゴン太さん、何か足りんもんあったら言うてね。
大輔) 大丈夫です。
藍子) おやすみなさい。
大輔) おやすみなさい。

(徹の紙芝居を見つけ、じっと見ている大輔)

**********

希) 作戦会議や!
沙耶) はい!
希) コンクールで作るがは、4品。
沙耶) はい。
希) アントルメは…あっ、アントルメっちゅうがは…。
沙耶) ホールケーキですよね。切り分ける前の、
    大きな生菓子。調べましたよ。プティガトー
    は、小さな生菓子。焼き菓子は、焼いたお
    菓子。飴のピエスモンテは、飴細工!
希) はあ~勉強熱心やねえ、本当に!
沙耶) 絶対世界一になりましょね!
希) うん。ありがとう!
一子) 希! 取材さしてま。


**********

(シャッター音)
一子) ほして、どんなケーキ作るか決まったんけ。
希) まだまだや。ルセット決める前に、
  まず、テーマをちゃ考えな。
一子) テーマっちゃ…。
希) まずは、全体の世界観をちゃ
  決めようと思とるげんよ。
一子) 世界観…。
希) うん。
希) 私の中だけの、テーマねんけどね。この4つの
  ケーキ全体で、何を、表現してえがかなって。
一子) なるほど。
希) 一子なら何にする?
一子) ん? 私なら…世界征服。なんてね。
希) いいね、ほれ。
一子) はっ?
希) 強そうで。
一子) ちゅか、大輔さん来とらんげんね。
    入り浸っとるかと思とったがに。
希) せっかくやさけ、久しぶりにあちこち回るげんて。
一子) へえ~ほんなら、本当に観光のついでに寄っ
    たんけ。希に会いに来たんかと思とったわ。
希) ほんなはずねえやろ、今さら。
一子) 分からんよ。男は未練や深いさけね。
希) ほんでもゴン太っちゃ、あんないい男やったっけ。
一子) 私も思た! まだ、独身ねんろ。
    ねろうてみようかな。
沙耶 え~!
希) ほんでもほれ、いいわいね!
一子) 今いくつやったけ?
希) 38?
一子) サンパチか。一子いける。


**********

大輔) 希ちゃん。
希) あれは冗談やよ。
大輔) 何が?
希) いや…。
大輔) 世界征服?
希) テーマ考えとるげん。
大輔) おやじ喜んでたよ。希ちゃんがコンクール決
    めて。あんなうれしそうな顔久しぶりに見たも
    ん。いやさ、あの店も、順調っていうか安定は
    してるんだよね。でもさ、いまひとつ元気がな
    いんだよね、おやじ。それがこないだ能登か
    ら戻ってきたらすごい訳。パッションが。
希) パッション?
大輔) うん。
大輔) あれ相当希ちゃんに刺激受けたよ。帰ってく
    るなり猛然とケーキ作りだして。徹夜してんだ
    からね、あの年でね。やっぱおやじには希ちゃ
    んが、必要なんだなって痛感した。
希) 本当け。
大輔) うん。
希) はい。
大輔) ありがとう。希ちゃん幸せそうだね。
希) うん。
大輔) 頑張ってね、世界一。
希) うん。


**********

圭太) ちょっといいけ。
大輔) びっくりした~!
圭太) 話してえ事やあるげ。
大輔) 奇遇だね。俺もだよ。塗師屋に押しかけたら
    悪いと思って昼間時間潰してたけどさ。
圭太) 何け。
大輔) そっちは?
圭太) ここに来たがは、観光のついでじゃねえげろ。
一徹) ちょ、待つまま!
    気持ちは分かるけど、ここはでんと構えて!
圭太) あん? 何の話や。
一徹) 姉ちゃんに手ぇ出すなっちゅうて、
    文句言うつもりやろ?
圭太) 違うわいえ。
大輔) 違うの?
圭太) 何か、ほかに理由やあって、
    ここに来たんじゃねえがけ。
大輔) 気付いてたんだ。成長したね、君も。
圭太) 何を言いに来たん。
大輔) 一徹君なら大丈夫だよね。
一徹) 何が?
大輔) 窓閉めて。


**********

「まれ」を楽しくご覧になっている皆様は、
この先は華麗にスルーでお願いします。

これほどセリフに説得力のないドラマというのも、まれ。
いっそ静止画の紙芝居にでもしてくれれば、まだ写真
の方が、母親らしく、パティシエらしく見えるように撮る
事も出来ただろうに。いかんせん、動いてしまったら、
どうしても演技力のなさはわかってしまう。それ以上
に、役作りをしてこなかったツケを支払わない訳には
いかなくなる。まだ若く、それでなくても引き出しがな
いところを、精一杯の努力で補おうとする向上心もな
い役者なんだと思われても仕方がない。どんなにセリ
フで説明しようとも、残念ながら見えるようにしか見え
ない。30代にも、母親にも、パティシエにも、見えない。

いくら大悟が、大輔が、希上げのセリフを上手に言っ
ても、いや、上手な人が言えば言うほど嘘っぽく感じ
てしまう。脚本が酷いのはもう言うまでもないけれど、
実際に作れるようにならなくてもいいから、それらしく、
有能なパティシエらしく見えるよう努力してくれていた
ら…もう少し、セリフの嘘にもつきあえたんじゃないか
と。大悟のように性格に難があっても、圧倒的な才能
を持ったパティシエとして描かれていれば、どんなに
性格が悪いヒロインでも、ケーキにかける情熱だけは
人並み外れている、才能も飛びぬけているとなれば、
それはそれで納得できたんじゃないかと思ってしまう。
ヒロインが、そう見えるように演じてくれてさえいたら。

希が、大悟や陶子が刺激を受けるようなパティシエに
はどうやっても見えない。数少ないケーキに関わるシ
ーンでの所作が下手すぎて、想像の翼が…開かない。
こんなものでヨシとした本人も、演出も、視聴者をなめ
すぎ。最低の脚本ではあるけれど、セリフのリアリティ
ーをヒロインがことごとく破壊していったのもまた事実
だったような気がしてなりません。全てが…ミスマッチ。
全体のバランスを考えた、クールな判断ができなかっ
たプロデューサーの責任は大きいと思う。飛びぬけた
実力ある俳優さんが逆に浮いてしまうんだもの…。何
の役作りも役の解釈も出来ていないヒロインを相手に
お芝居する苦痛はどれほどかと…。柳楽優弥さんの
登場に、そんなことをしみじみと感じてしまいました…。
主役のプレミアムトークなのに、応援メッセージが芸人
しか出てこなかった異常事態の背景が目に見える…。
関わりたくないんだろうなあ、みんな。一刻も忘れてし
まいたい黒歴史になってるかもね、ベテラン俳優陣は。

とはいえ、ヒロイン夫婦以外は、若手も頑張っているし、
ヒロインを反面教師にしてこれからも頑張ってほしいw
どんどんゲスいキャラにされつつある沙耶ちゃんも…
負けるな、爽やかな笑顔で乗り切って~! 大輔の「お
はよう」の威力にやられた洋一郎の「あん…」にだけは、
花まるをあげたい♪ 洋一郎君も負けずに頑張れ~!

もし、ヒロインがパティシエに見えていたなら…大悟の
セリフ、大輔のセリフが、ちゃんと心に響いたんだろう
なあと、そんな事を思ってしまったら、つらつらと愚痴
を書いてしまいました。本当に…いろいろと残念です。
それにしても…。飴のピエスモンテ、どうするんだろ?
横浜時代はもちろん、能登でも飴細工をしてるところ
を見た覚えがないのだけれど…。やっぱり魔法のよう
に出来る事になってしまうんだろうか。どんな飴細工
が登場するのか、怖いもの見たさで見てみたいけど。
心配なのはコンクール丸ごとすっ飛ばされてしまう事。
最後ぐらいまともに見せてくれなきゃ、暴れるからっ!

【追記】
読者の方のコメントにより、見逃していた「いいところ」。
桶作夫妻ファンにはたまらない瞬間だったので、唯一
の良かったところとして、残しておかなければと~!!



いやん、元治さんったら。大輔の「おはよう」の威力を
心配して文さんの耳をふさぐ元治さんが可愛すぎる!
Psyche<プシュケ>さん、教えてくれて、ありがとう(*^。^*)


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