「まれ」第120回~俺には家族そのものが夢だった・・・の巻 | 日々のダダ漏れ

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「まれ」 第120回
第20週 「男たちのウィークエンド
俺には家族そのものが夢だった・・・の巻


手紙・徹) 「バカな俺は、こうなるまで、自分がたくさ
     んの人から、家族を奪い、人生を壊してきた
     ことに、気付けませんでした。お前たちは、こ
     んな俺をかばってくれると思うから、黙って行
     きます。藍子。この間の夜、言えなかったこと
     を言います。離れた3年間で、俺が気付いた
     ことです。俺はずっと、家族のために、夢を追
     ってたと思ってたけど、そうじゃなかった。
     俺には、家族そのものが、夢だった。
     だから、お前たちとは一緒にいられない。
     それがお父さんの、家族の幸せの形です」。

希) バカ…。
手紙・徹) 「さようなら。元気でな」。

**********

真人) ほして、警察には届けたんけ。
希) 一応、行ってみてんけど。大人が、本人の意思
  で失踪しとるげさけ、警察も積極的には動かれん
  って…。
浩一) こんにちは! 徹ちゃんがおらんがに
    なったって、本当かいえ!
はる) 手がかりはないがけ。東京の知り合いとか!
希) 分かるとこには、電話してみてんけど…。
慎一郎) 駄目け。
一子) うちのせいじゃないけ。
    あんなインタビューしたさけ…。
希) 違うわいね!
真人) ほうや!
    悪いがは、山口とかいう元社員やわいえ!
    そいつに脅されたさけ。
みのり) ほやけど、山口さんのせいじゃないって、
    お父さん手紙に書いとるよ。
    悪いがは自分やって。
    一人になるがやみいなへの償いやって。
浩一) ほんでもどうするつもりやろ。
    金も持っとらんがにな。
藍子) まあ、何とかするわいね。
    お騒がせしてしもてすいません。
    みいなも仕事やがにね。
    まあ、徹さんの事やさけ、明日にでも、
    ひょっこり帰ってくるかもしれんさけ。
    お茶でも飲んでって。
希) ほうやね。大騒ぎする事ないわいね。
  前にも6年も失踪して、帰ってきてんし。
はる) おらんがになるがは、
    徹さんの得意技やさけね。
一子) ほうやね。
真人) だらやなあ。
    なして相談してくれんかってん。

**********

元治) 希。これ、お前に徹からや。
希) あん?

**********

希) 迷惑やわいね。ごみ出すがも大変やがに。
圭太) 読まんがか。
希) なあも分かっとらんげんね、お父さんは。
  うちの腕を眠らせとくがはもったいないとか、
  人の夢も商売にしか考えられん人間ねんよ。
圭太) ほこまで言わんでも…。
希) もう帰ってこんでいいわいね。
  勝手におらんがになってんさけ。
  なしてうちらの気持ちも聞かんと、
  自分だけで決めてしもうげ。
  自分のことばあかしや。お父さんが一人になる
  っちゅうことは、うちらもお父さんと会えんがに
  なるっちゅうことやがに。なしてほういうことも考
  えんと、一人で突っ走って…(泣)。

(希を抱きしめる圭太)

**********

元治) 茶くれんけ。お茶くれんけ。なしてん…。
文) 私はね、結婚して今まで、お父さんに本気で、
  怒ったんは2回だけや。いっぺんは、大事に嫁
  入りに持ってきた着物をちゃ、祭りのハッピに
  するちゅうて、切り刻まれた時。
元治) 要らんやつやと思て。
文) もういっぺんは、ほのハッピをちゃ、隣組の
  若奥さんにくれてやった時。ほして新たに、3
  回目や加わったわいね。
元治) 何や?
文) 希に企画書渡してくれちゅうていつ、
  徹に頼まれたん。なしてほん時止めん
  かったがいね。出ていくがをちゃ!
  ほんなだらみてえな企画書ほっといて、
  柱に縛りつけとかんかいね!
元治) なあも…あの企画書には、徹の思いや…。

**********

圭太) 希。
    これ読んでみれま。
希) はっ? や~わいね。
圭太) お父さんは、商売だけでお前に店やれ
    っちゅうとった訳じゃねえわいえ。

**********

元治) もうじき、失踪するっちゅう男や、止まらんげ。
    希の、ケーキの話をしだしたら。


(回想)
徹) うれしかったんだよね、俺。希がパティシエにな
  るって聞いた時さ。言っとくけどね、希のケーキの
  ファン第1号は俺だからね。まだ、東京にいた時さ、
  こんなちっちゃかったあいつが、作ってくれたのよ、
  ケーキ。その時さ、仕事どんどん駄目になってて、
  もう死んじゃおうかなってぐらい弱っててね。でも、
  うちに帰ったら、希がケーキ作ってくれててさ。食
  べたらもう何だか、体の中から勇気が湧いてきて
  さ。もういっぺんだけ頑張ろうかなって、思えてね。
  救われたなあ…希のケーキに。あいつのケーキっ
  てさ、そういう力があんのよ。横浜でもずっとそうだ
  ったから。すごいのよ、あいつは。
  ねえ、おいしいでしょ? 希のケーキ。


**********

圭太) 眠らせとくがはもったいねえっちゅうとったんは、
    商売じゃなくて、お前のケーキの力をっちゃ信じ
    とったさけじゃねえげ。希っちゅう名前、お前あん
    まし好きじゃねえって言うとったやろ。夢を持てっ
    て決めつけられたって。ほんでも…希自身や、
    お父さんの夢なんじゃねえげ。ぜってえに邪魔
    しとないさけ、消えたんじゃねえがか。

(「希! 世界一のパティシエになれよ!!」と書かれた紙)

**********

「まれ」を楽しくご覧になっている皆様は、
この先は華麗にスルーでお願いします。

俺には、家族そのものが、夢だった。

脚本家さんにとっても、家族っていうものが、「夢」…
幻のようなものなんだろうね~きっと。家族は夢なん
かじゃないけどね。家族が「夢」だなんて、ちゃんちゃ
らおかしい。バカじゃないの?ってそりゃ言っちゃうよ。
夢だなんて思ってるのなら、そりゃ消えても仕方がな
い。夢ならいつか、覚めるしかないよね。そうかそうか。
つまらないファンタジーオチにしちゃうわけね、徹君を。

希のケーキのファン第1号って…あまちゃんのパクリ
は止めてほしかった。意味が軽すぎて腹が立つ~!
娘のケーキのファンになるのは、親なんだから当た
り前。どんなケーキだって、娘が作ってくれたケーキ
なら、美味しいと感じるだろうし、元気だって出る。そ
れこそが親の欲目、親バカのなせるわざ。希のケー
キには力があるって、親バカ根拠で言われてもね…。

徹が一人になるのはいいとして、山口君が約束を守
るとも限らないのにね。彼とのやりとりを録音もして
いないだろうし、彼が何かしようとしたらどうするかも、
何も考えていないし、対策もせずにただ消えただけ。
それでも、自分が考えた企画書だけは、ちゃっかり
希に残していくっていうのもね~。一徹も元治も、黙
って見送るのみ。やっぱり、徹が邪魔だったんだね
~としか思えない。みんな本気で心配してないし~。

希が能登でケーキ屋を始める、ドラマチックな動機
が欲しかったんだよね。はいはい、わかってますよ。
徹がいなくなれば、高志も藍子に接近しやすいしね。
…って、本気でそっちのネタは、勘弁してほしいんだ
けど~。もうどんなにとんでもない話になっても驚か
ないし、好きにすればいいと思うのだけれど~。せめ
てツッコミができるお話にしてほしいと…願いますw


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