新春ドラマスペシャル「大使閣下の料理人」 | 日々のダダ漏れ

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新春ドラマスペシャル
「大使閣下の料理人」



公邸料理人。それは外交の最前線である大使館の
専属シェフ。
その料理は各国の要人、果ては首相な
どにも出され、一筋縄
でいかない外交問題に、時に
多大な影響を与える。そんなユニークで魅力的な料
理人の世界を日本初のドラマ化。そして自身初の料
理人役となる桜井翔が挑む。

●登場人物



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公) 僭越ですが、この一品にはホー・チ・ミン主席の
  お言葉を、素材にしました。
マン書記長) (ベトナム語)
江口) どういうことですか?
公) 1945年9月、ベトナムの大飢饉を前に、ホー・チ
  ・ミン主席はこんな事を仰ったそうですね。
「愛す
  る同胞の皆さん、飢饉は、日に日に悪化の一途
  を
たどっています。そこで私は、全国の同胞の皆
  さんに
提案があります。10日に一度、1回の食事
  を抜きましょう。
ひと月に三度の食事を抜きましょ
  う。そして、その米を、
貧しい人を助ける為に持っ
  ていきましょう。
皆で助け合えば、餓死は免れる」。
マン書記長) (ベトナム語)
江口) これは、10日に一度の食事という事ですか?
倉木) はい。
マン書記長) (ベトナム語)
江口) しかしもとはといえば、あなた方日本人が
    餓死の原因ではありませんか?
倉木) お叱りは、甘んじて、お受け致します。しかし、
    ホー・チ・ミン主席の、お言葉と精神は、
我々
    の中にも、確実に、息づいております。
決して、
    貴国を、ないがしろにしているものではござい
    ません。
今夜は、そのことを、何としても、分か
    っていただきたいと思いました。
マン書記長) (ため息)
倉木) では、大沢シェフ。次の料理、お願いします。
公) はい。かしこまりました。

**********

江口) これもおいしいですが、ここには何か意味が
    あるんじゃないですか?
マン書記長) (ベトナム語)
倉木) 日本も、ベトナムと同じように、箸を使って
    をいただく国です。しかし、1本では、おいしく
    フォーをいただ
くことはできません。2本あって
    初めて、おいしくいただくことができます。
ベト
    ナムと日本、同じ箸を使う国の友人だと、
我々
    は心から、そう思っております。
マン書記長) (ベトナム語)
江口) 正直、あなたが首脳会談の話を一言でも
    ち出したら、私は席を立つつもりでいました。
マン書記長) (ベトナム語)
江口) ですが、どうやら、席を立つ前に、まんまと
    あなた方の術中にはまってしまったようです。
倉木) マン書記長。
マン書記長) (ベトナム語)
江口) シェフ、パーキンはまだですか?
公) はい。今お持ちします。

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「信長のシェフ」の現代版、信長が大使閣下になった
って感じ~というのが正直な感想。と思ったら、漫画
原作なんですね、これも。料理で人の心を動かす、と
いうのはいいのだけれど、イマイチパンチが足りない
という印象。もっと桜井君らしさが欲しかった。主役が
桜井翔である必要性といいますか。主役は西田さん
じゃない?って感じになってしまっていたような…。話
の展開に驚きはなく、可もなく不可もなくだったので、
せめて桜井君の魅力が引き出されていればと、つい。
出てくる料理が食べてみたいと思うような魅力も感じ
られなかったのも残念なところ。話の流れに必要なメ
ニューとはいえ、食べたいと思うような、お腹が空くよ
うな料理が見たかったなあと。デザートも地味なもの
ばかりだし~。ちょっと期待が大きすぎたみたいです。

「大使閣下の料理人」HP