ドラマ10 「さよなら私」第3回~秘密 | 日々のダダ漏れ

日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

ドラマ10 「さよなら私」

さよなら私

第3回 秘密

入れ替わりの生活に慣れてきた友美(永作博美)と
(石田ゆり子)。夫・光雄(尾美としのり)に家庭の
有難さを伝えたい春子(佐藤仁美)が、2人にホー
パーティーを提案。光雄は冬子(谷村美月)との
約束
をドタキャンしてしぶしぶ参加するが、そこはこ
れま
で誰だか知らずに浮気話を相談していた洋介
(藤木直
人)の自宅だった。波乱の予感に満ちたパ
ーティーで、
薫を演じる友美は息子・健人(髙橋來)
と久々の再会
を果たすが…。

**********

(名前の表記は中身の役名です)

洋介) 何かあった?
友美) ないよ。何にも。
洋介) そう? ならいいけど。
友美) 帰らないでって言ったから?
洋介) うん。だって言ってたでしょ。
    できるだけ、体の関係だけにしたいって。
    いないと寂しくなるような、
    男に依存する生き方は嫌だって。
友美) そんな事言ったんだ。
洋介) えっ?
友美) あっ…私。
洋介) ああ…
    だから、俺はちょうどよかったんでしょ?
    結婚して子供もいるし。妻を愛してるし?
    家族は捨てない男だから。それに、自分も
    絶対、俺の家庭を壊そうとは思わないって。
    親友なんでしょ? 知美は。
友美) そんな事、言ったっけ?
洋介) 違うの?
友美) そうじゃないけど。
洋介) けど?
友美) ずいぶん自分勝手な話だよね。
    腹が立つ…あっ、自分に。

**********

友美) 薫、楽しんでるでしょ、今の生活。
    分かるよ。家を見たら。
薫) そうだね。楽しい。ずっとこのままでも
  いいかって、私は思ってるかもね。
友美) はっ? 何よそれ、冗談じゃないわ。
    私の家族なのよ。
薫) 分かってるわよ。そんなの。
友美) 分かってない!
薫) 分かってるわよっ! 楽しいよ、毎日。健人君の
  こと、愛してるってすら思うようになった。なったわ
  よ! でもね…でも! そういう気持ちになったって、
  あの子は私の子じゃないし。そのうち…そのうち、
  私のものじゃなくなるんだって、そう思って毎日過
  ごしてるわよ。そういう気持ち…私の気持ち、あん
  たには分かるの?
友美) あなたとなんかね、友達にならなきゃよかった。
    ろくなことがないのよ! あなたと一緒にいると。
    友達になんかならなきゃよかった。
    もう、大っ嫌い!
薫) こっちのセリフだよ、それは。
  そうやって、自分ばっかり可哀想な顔して。
  そういうとこ、ホント大嫌い!
  本当に嫌だ! ムカツク!
友美) 帰る!

**********

春子) これは、ずいぶん後になって友美から聞いた
    んだけど、優等生だった友美は、家の事で悩
    んでいたの。友美が第一志望の高校に入れな
    かった事で、家の中はひどく嫌な空気になって
    しまったって。毎日、死ぬ事ばかり考えていた
    って。


**********

(回想)
薫) 死ぬの? 別に止めないよ。最低だとは思うけ
  ど、それって。何? 悲劇のヒロインですか?
友美) あなたに何が分かるのよ?
薫) 分かるわけない。どうぞ。ほら、早く。
友美) ふざけないでよ! 来ないで! 来ないで!
    来るな! (泣)

(知美を抱きしめる薫)
薫) 今まで、いたことないんだけどさ、友達になら
  ない? 友達がいれば、乗り越えられるでしょ。
  大抵のことは。
友美) いいよ。


**********

やられた…!2人が、これだけは見られたくないと言
った秘密の箱に入っていたものは…あの日の、友情
の証。回想のシーンだけで、もう2人の気持ちが伝わ
ってきて、もう泣けて泣けて…。ずっと大切にしてきた
一番大切な宝物。変わらない思い。大切で、大切で。

友達がいれば、乗り越えられるでしょ。
大抵のことは。

うんうん。乗り越えてきたんだね。大人じゃない時代、
友達が何よりも大切だった。恋には憧れるばかりで、
友達がすべてだった、あの切なくも純粋だった日々。
それは恋に似た、もしかしたら恋以上の想いだった。
そんな少女の頃を思い出して、泣けてしまったよ…。

ところで、正宗さん…じゃなかった、光雄さんを演じ
ている、尾美としのりさんの妻の名が…またしても、
「春子」だった事に今頃気づいた私。これって、もし
かして、「あまちゃん」を意識してる~? フフフフ♪
不倫のシーンで、「春子さんに怒られるよ~」とあま
ちゃんを思い出しながらツッコンでいたら、このドラ
マでの妻の名前も春子だった事に気づいて、一人
テレビの前でニヤニヤしてしまった。まあ、あの春子
さんだったら、今頃ボコボコにされてるだろうけどw

女同士の友情ものに弱い私。あ~もう切なくて困る。
さすがだわ、岡田脚本。今回も泣かされそうです…。


「さよなら私」関連ブログ↓
第1回~彼だけはやめて
第2回~認めたくない喜び
第3回~秘密
第4回~別れの予感
第5回~罪と罰
第6回~ママになりたい
第7回~女と男
第8回~誰のための命
第9回~幸せな家族

●「さよなら私」HP


ランキングに参加しています。
ポチっとしていただけると、嬉しいです♪


にほんブログ村